ホームシアター - 音響系(サラウンドシステム)
9.1chサラウンドシステム
9.1chサラウンドシステムを構成しています。
※ 7.1chシステムに対して、9.2chシステムは、SL+SRが、それぞれ(SLA+SLB)+(SRA+SRB)と2ch追加、SWがLFE(L)+LFE(R)と0.1ch追加したシステムとなります。
世間では、このサラウンドシステムでもって、ホームシアターシステムと呼ぶこともあるようです。私としては、大画面TV(あるいは、プロジェクター+スクリーン)とサラウンドシステムでもって、ホームシアターと呼ぶと思うのですが。
さて、それではサラウンドシステムについて。
私は、映画鑑賞用のサラウンド・サウンドとピュアオーディオとは、音質に、求める音に違いがあるように思っています。
映画を見るときは、映像があるために視覚が五感の多くを占め、音質よりも(どちらかと言えば)音量、または絵と音のつながりが重要になってくると思われます。音に囲まれていたい、効果音が心地よくサラウンドする、というような感覚が求められる(というより求めている)と思います。
一方、ピュアオーディオでは、個々の音やリズム、ハーモニーの美しさ、低音から高音まで滑らかにつながる音場、心地よい音空間、といった要素が多くかかわってくるように思っています。また、ピュアオーディオでは、分析的に音を捉えることもありますが、シアター空間でこのように音を捉えることには、あまり意味はないと思っています。
したがって、サラウンドシステムでは、ピュアオーディオが求める高価なスピーカーでなくとも十分と考えています。
ピュアオーディオのスピーカーをサラウンド用フロントスピーカーと兼用することは可能と思いますが。逆は、ピュアオーディオとしてはかなり不満を感じるのではないでしょうか。
世間では、ピュアオーディオで用いられるような高価なフロア型スピーカーで、全てのチャンネルを揃えるのが理想、とされているようですが、ホームシアター用途のサラウンドシステムでは、このようなスピーカー選択にこだわることはない、と思っています。
正面のスクリーン上に画像があるのですから、フロント側の音がホームシアターでは重要とは思いますが、サラウンドおよびリア側では、人間の耳の指向性、聞分け精度を考えると、それほど大きな音量でなくともよくて、また周波数特性もあまり拘らずに小型スピーカーで十分と考えます。また、映画などでは、センタースピーカーは主として台詞用、サラウンドスピーカーは効果音が主となるはずですので、ピュアオーディオ用のスピーカーでは、オーバースペックと思います。
映画館だって、決して音が良いとは思えないし・・・。そもそも音楽再生用に造られていないと思っています。
まぁ、最終的には、自分が満足であれば、それでよしです(笑)。
また、サラウンドシステムが、なぜ5.1chでなく9.1chなのか、というと。
やってみたかったから(笑)。いえ、本当にやってみたかっただけなんです。アンプが対応していて、スピーカーも格安で入手できたので、ついやってしまいました。
結果は、というと「よく分かりません」(爆)。
これはもう、完全に趣味の世界です。5.1chで十分なことも承知しているのですが、とにかくアンプの上限スペックまで対応したかったのです。それだけです。ですから、特に深い意味はありません。
使用機器
DENON AVC-3808A
サラウンドシステムの中核をなすAVセンターアンプです。
DTS-HDマスターオーディオの再生がしたくて、このアンプを選びました。もちろん価格が手頃であったことも選択理由です。
SONY TA-N220
フロントスピーカーを2組4台で稼動していますので、そのための4chアンプです。音質は、普通・・・かな?よく分かりません。
SONY TA-N110
センタースピーカー用アンプです。センタースピーカーも1組2台で稼動していますので、その駆動用ステレオアンプです。
50W+50Wのステレオアンプ(PA用アンプ)です。サラウンドスピーカーから音が出なくなりましたので、その対処のためアンプを追加しました。音質は・・・やっぱり、分かりません。
DIATONEの珍しい高さを抑えたアンプ内臓サブウーファです。
ただ、サブウーファとしてはパワーが少し足りないように感じましたので、別途もう1台サブウーファを用意し、シリアルに繋いでいます。
YAMAHA YST-SW215
DIATONE DS-W3とシリアルに繋いでいます。アンプ内臓サブウーファです。
サブウーファとして、YAMAHAは人気があるようですが、たまたま寄ったSofmapにて中古で購入しました。
確かに迫力ある低音が出てきます。
階下にも響くようになってしまい、振動対策・遮音に努めましたが、まだまだ効果が出ていません。
映画を見ているときは気持ちいいんだけど。
KENWOOD LS-SG7, SG55, K707
サラウンドスピーカー、リアスピーカー群です。全てKENWOODで揃えています。安かったから(笑)。
LS-K707の代わりにサラウンドスピーカーに設置しました。
最初はすべて天井近くに棚吊りしていたのですが、頭の上でサラウンドするようなので、別途スピーカースタンドを作成し、床から1mくらいの高さに設置しました。
これで、サラウンドの効果は、普通に耳の高さに合わすことができました。
LS-K707は棚から下ろすのが面倒なのでそのまま放置しています(笑)。
Lo-D HS-7000M
30cmスピーカーが上下2つある、低音が出そうなスピーカーです。
でも反面高域が伸びない、まったりとほんわかした音のようです。
フロント下段側に配置しています。
フロアタイプの割に幅が狭く、スクリーンぎりぎりに寄せることで画像がけられないサイズです。
そしてこのスピーカーを選んだ最大の理由は、見た目もそうですが、「安かった」こと。これに尽きます。
Lo-D HS-3000M
同じくフロント上段に設置しています3wayスピーカーです。下段と同じくLo-dに合わせています。
高い位置にスピーカーを置くため、高音部を稼ごうと、3wayスピーカーを使用しています。
これで、HS-7000Mと合わせ、トールボーイ型のような効果がだせるかな、と期待しています。
まぁ、安かったし(こればっかし)。
Sansui S-H7
今はなき、Sansui製スピーカーです。
センタースピーカーとして使用しています。
センタースピーカーは意外と選択肢の幅が狭く、また専用スピーカーは、高価であったため、古いスピーカーを2台(ステレオ)使用することにしました。セリフを聴くには十分なスピーカーだと思っています。