書斎 - Books 2020
平積みになった本の中から最近読んだ小説の数々を、順不同にピックアップしていきます。それと感想をちょっぴり。
※ 簡単な感想を併記していますが、やっぱり表現が難しい。自分でも駄文だとは思いますが、仕方ないですよね。それにしても、ついさっき読み終わったばかりの本だというのに、内容の大半がはっきりと思い出せない・・・。どうしたものか・・・。
※ 一部ネタばれしていますので、未読の方は、ご注意ください。
※ 表紙絵の画像は全て所蔵する現物をスキャンして得ています(帯があるものはそのまま)。従いまして、このイメージの2次使用を禁止いたします。
※ 念のため、画像の解像度及びサイズは、"Thumbnail" 並に落としてあります。ネット通販サイトなどで見られる画像より「確実に」落としてあります。
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2020.12
"The great saint who was incarnated hides being a holy girl" - 「転生した大聖女は、聖女であることをひた隠す 4」
「『フィーアはサザランドに、おとぎ話のような魔法でもかけたというのか?』
薬の効かない黄紋病が流行り、死を待つだけの住民たち。
憎しみと悲しみに閉ざされ、騎士たちとの溝は深まるばかり。
そんなサザランドに、大聖女と認められたフィーアは、優しく劇的な変化をもたらす。
『ああ、私たちは何度、大聖女様に救われるのだろう』
300年前から受け継がれる住民たちの想いと、フィーアの打算のない行動により、頑なだった住民たちが、フィーアとフィーアに連なる騎士たちに心を開き始める。
そして、全ての住民がフィーアに最上位の敬意を捧げた瞬間、王都にいるはずのある騎士が現れて―――!?
書き下ろしは、アルテアガ帝国編、300年前の過去編に加えて、『カーティス団長三番勝負』(VSシリル、VSクェンティン、VSサヴィス)ほかを大ボリュームでお届け!」
- 2020.12.31 EARTH STAR NOVEL「転生した大聖女は、聖女であることをひた隠す 4」より
前世が「大聖女」であり、現世でもその能力を発揮できることを隠そうとしているフィーアと、その能力を隠し切れなくて周囲の人たちが彼女の否定にもかかわらず、「大聖女」であることを信じる様子が、そのギャップが楽しい。
「サザランドはもはやお前のものだ」という文言が光ります。10年前の悲劇により住民と騎士たちとのわだかまりが解消されていくのが、現世では騎士であるフィーアの300年前の大聖女との約束を果たすことであったこと。因果は巡り、ハッピーエンドにつながることにちょっと感動してしまいました。
"Regarding Reincarnated to Slime" - 「転生したらスライムだった件 4 ~ 6」
シズさんの心残りを解消すべく、リムルは、イングラシア王国へランガとともに赴き、5人の召喚された少年・少女を助けるべく奔走します。
一方で、リムルが魔国連邦を留守にしている間に他国からの侵略の手が・・・。
覚醒魔王となってシオンらの復活をなしたリムル。そして、リムルは魔王を宣言するとともに、魔王クレイマンを敵と見定め、彼を「魔王達の宴(ワルプルギス)」にて討伐する。
リムルが魔王となり、仲間たちも進化していきます。異世界にスライムとして転生してから、あっという間に国を興し、異世界屈指の軍事力を持つに至ります。その足跡が爽快ですね。面白くて、第1巻から第6巻まで一気に読み通してしまいました。
"Regarding Reincarnated to Slime" - 「転生したらスライムだった件 1 ~ 3」
「八男って、それはないでしょう!」シリーズにちょっと飽きたので(おい)、つい手にとって読み始めた「転生したらスライムだった件」シリーズでしたが、面白くてあっという間に第3巻まで、読んでしまいました。
第1巻は、スライムとして転生し、シズさんと出会い、その意志を継ぐことを決心するまで、第2巻は、オーガの5人と邂逅し、オークロードを倒し、ジュラの森大同盟を結成するまで、第3巻は、全編ミリムのための巻、でしたね。
改めて読み返してみると、色々と細かな伏線があり、設定がありましたね。
また、第3巻までで、村の建設から町の建設へ、そしてジュラ・テンペスト連邦国の建国まで、あっという間に規模が拡大していく様が爽快でしたね。
そして、リムルは、魔王レオンを倒すことを目標に修行を続けるのでした。リムル自身の進化も見逃せませんね。
第15巻は、ヴェンデリンが幼児化の魔法を受けて初級レベルの魔法使いになってしまった上、教え子の3人と魔族との5人で迷宮を踏破するということになってしまいます。
ヴェンデリンが魔力に頼った魔法使いでないことが証明されたエピソードでありましたね。
第16巻は、クリムト導師が伯爵家の家を出て、冒険者として活躍し始めた頃のエピソードですね。導師が初めからとんでもない魔力を有していたのではなく、本当に少ない魔力から徐々に(本当に徐々に)増えていき、現在に至ったことがよく分かるエピソードでした。
第11巻、第12巻、第13巻とそれぞれの巻で婚約者、側室を得ていくヴェンデリン。また、あっという間にテレーゼを愛人にしたりします。そして第14巻に至っては、教え子の美少女3人が、愛人・側室候補に(?)。
バウマイスター伯爵領の発展とともにヴェンデリンの貴族としての苦労が描かれていますね。まぁ、基本お気楽ライトノベルですので、ストレスレスでさくさくと読み進めることができました。
次巻以降も続けて読んでいこうかな、と。
ブライヒレーダー辺境伯家とブロワ辺境伯家との間の紛争に当初は静観を決め込んでいたヴェンデリンでしたが、ブロワ辺境伯家の娘カルラがバウマイスター伯爵領を単独で訪ねてきたことから、紛争に巻き込まれてしまいます。
その紛争も決着の後、エルの大失恋、大お見合い会を経て、やっと結婚に漕ぎ着けたヴェンデリンでしたが、新婚旅行代わりに訪問したアーカート神聖帝国でクーデターに巻き込まれ・・・。
クーデターの最中にミズホ伯国で和風文化に触れ合ったり、そしてクーデターの行方は・・・。
やっぱり面白くて、一気に第10巻まで読んでしまいました。第11巻は、戦後処理のあれこれが描かれています。続けて読んでいくつもりです。
とりあえず(?)前巻からの続きを第6巻まで読んでしまいました。
ヴェンデリンが、貴族の柵の中、王都で過ごす日々と次々と婚約者が決まっていく様が描かれています。冒険者として最初の依頼がとんでもない迷宮探索であったり、そこでまた莫大な資産を得ることになったヴェンデリンなど。
その莫大な資産を南部の未開地開発に振り向けようと、バウマイスター騎士爵家の没落を図ったり、そして、第6巻にしてカタリーナが登場します。
次巻は、ブライヒレーダー辺境伯家とブロワ辺境伯家との紛争に巻き込まれるヴェンデリンの活躍が描かれます。次巻も続けて読んでいくつもりです。
またまたこのシリーズの第1巻、第2巻を読み返してしまいました。
最近、ネットを色々覗いていると、このライトノベルを元にしたオンラインゲームの広告が目につくようになり、原作が気になって読み返してみようかな、と。
改めて、TVアニメとの差に気が付きましたね。TVアニメでは、かなり脚本が入っていたように感じました。
また、読み返してもこのシリーズの面白さは変わりありませんね。ついついページを捲り、あっという間に第2巻まで読んでしまいました。
若干12歳で、古代骨竜を倒してしまい、貴族社会の柵の中へ放り込まれてしまったヴェンデリンの活躍が気になります。
次巻も続けて読んでいくつもりです。
"The man picked up by the gods" - 「神達に拾われた男 4」
「初めての一人旅には、新たな出会いと発見が満載!
お世話になった公爵家の人々と別れ、管理を任された廃坑で改めて一人暮らしを始めた転生者の少年・竜馬。スライムを使った洗濯屋の経営では、大小問わず様々なトラブルが起こるものの、それを解決するうちに防犯設備が充実したり、お店で働く従業員たちとの絆が深まったりもしていた。そんな中、人材育成も兼ねて別の土地に洗濯屋の二号店を出さないかと提案された竜馬は、店舗の候補地を視察すべく、初めての一人旅へと繰り出すことに!! 優しい人々との繋がりが、竜馬の世界をさらに広げていく異世界スローライフファンタジー、第四幕!」
- 2020.12.6 HJノベルス「神達に拾われた男 4」より
"The man picked up by the gods" - 「神達に拾われた男 3」
「スライムを利用した新事業は――どんな汚れも落とす夢の洗濯屋さん!?
森を出て以来、何かとお世話になりっぱなしの公爵家の優しさに甘えることを善しとせず、改めて自立を決意した転生者の少年・竜馬。安定した生活基盤を得るべく、彼は既に行なっている冒険者業とは別に、クリーナースライムを利用したまったく新しい洗濯屋を開業することに! 自力での店舗建設や、優秀な従業員の確保なども終え、晴れて正式オープンとなったそのお店の評判は、竜馬の予想を遥かに超えるもので――!? どんどん賑やかになる楽しいお店経営の一方で、新たな従魔も登場の異世界スローライフファンタジー、第三幕!」
- 2020.12.6 HJノベルス「神達に拾われた男 3」より
"The man picked up by the gods" - 「神達に拾われた男 2」
「新魔法、錬金術による新商品――そして、スライムたちと魔獣討伐!
三柱の神々に見守られながら、自分なりのペースで異世界生活を営む転生者の少年・竜馬。縁あって優しく温かな公爵一家と共に旅をすることになった彼は、持ち前の戦闘技能を活かせる冒険者となり、初めての大仕事をスライムたちと一緒に無事やり遂げる。その後、竜馬は公爵令嬢エリアリアの魔法訓練に同行し、新たな魔法を獲得! さらには前世の知識や錬金術を駆使した商品が新たなビジネスにも繋がっていき……!? 魔獣討伐ではスライムたちの意外過ぎる戦闘技能も発揮される異世界スローライフファンタジー、第二幕!」
- 2020.12.4 HJノベルス「神達に拾われた男 2」より
神達の祝福を受け、11歳で魔法を次々と開花させていく竜馬でしたが、彼はあくまでも謙虚な姿勢を崩すことはありませんでしたね。魔法を教わるにも素直で、集中する竜馬の姿勢に誰もが感心し、協力的になっていきます。
少し出来すぎのような気もしますが、ラノベとしてはこれもありかな、と。
何らのストレスもなく、竜馬のスローライフにお付き合いできそうですね。
次巻も続けて読んでいくつもりです。
"The man picked up by the gods" - 「神達に拾われた男 1」
「神々の加護の下、スライムをお供にまったり異世界生活スタート!
日本の中年サラリーマン・竹林竜馬の生涯は、病死という形であっけなく幕を閉じた。決して恵まれた人生ではなかった竜馬だが、死後、三柱の神に協力を求められ、剣と魔法の異世界へと子どもの姿で転生することに! 神々から手厚い加護を貰い受け、ひとまずは森で一人、のんびりと暮らし始める竜馬。魔法に狩りにと精を出す中、竜馬が最も熱心に取り組んだのは、使役したスライムたちの研究で!? 多種多様なスライムたち(新種含む)を従えて、優しい人々と触れ合いながら第二の人生を謳歌する異世界スローライフファンタジー、開幕!」
- 2020.12.3 HJノベルス「神達に拾われた男 1」より
神様が最初に言っていました、「テンプレじゃ」と。
ラノベでのテンプレの剣と魔法の世界への異世界転生でのスローライフの有様が描かれています。
竜馬の前世は苦難の連続であり、ブラック企業に務めるサラリーマンでした。ただ、家庭環境が特殊で、本人は、(自覚のない)武闘家でもあり、それが転生した異世界でも生かされることになります。
また、全属性の魔法適性があるにもかかわらず、まずは従魔術師であり、スライムを獣魔に、そしてスライムの研究に取り組む、というのがユニークですね。
前世では対人関係が壊滅的であった彼が、異世界で人と関わることで実現していく様々な事柄が興味深く、あっという間に1巻を読んでしまいました。続けて次巻も読みすすめるつもりです。
「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 16」
「『ベルさんへ。今度の女神祭、デートしてください』
『『『『こっ、恋文だぁぁぁ!!』』』』
『ええええええええええええええっ!?』
街娘からの一通の手紙が波乱を呼ぶ!
挽歌祭とともに『二大祭』に数えられる『女神祭』で、ベルはなし崩し的にシルとの逢瀬に臨むことに。
だが、何も起こらない筈もなく! 豊穣の女主人、剣姫、更には【フレイヤ・ファミリア】を巻き込んだ大騒動に発展してしまう!
『全ては女神のために。――死ね、娘』
そして訪れる凶兆。一人の少女を巡り、都市にかつてない暗雲が立ち込める。
これは少年が歩み、女神が記す、
──【眷族の物語】──」
- 2020.12.3 GA文庫「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 16」より
ついにシルが行動に出ます。そして、ベルは、フレイア・ファミリアと正面から向き合うことに。
訳が分からずにベルは、右往左往することになりますが・・・。
シルとヘルン、そしてフレイヤの想いが錯綜し、巻き込まれていくベルでしたが、物語は意外な方向へと進みます。
シルとフレイヤ・ファミリアとの関係が、徐々に明らかになっていきますが・・・。
次巻も、この物語の続きが気になって仕方がありませんね。
2020.11
「私の手、もぐらになっちゃった!?
冒険者である14歳の少女エミカ・キングモールは、二人の妹を養うため、ダンジョンで採掘される『魔石クズ』を集めて生計を立てている。
エミカはかつて、ダンジョン最弱と言われているモンスターのミニゴブリンに襲われてけちょんけちょんにされたことがあるため、モンスターを避けて、ダンジョンの安全な区画だけで細々と採掘を続けていたが、ダンジョン探索のさ中に、伝説の『暗黒土竜』のスキル(と『モグラの手』)を手に入れてしまう。掘るだけでなく、戦闘でも強大な必殺技を繰り出す『暗黒土竜』のスキル。このスキルがあれば、これまでよりもたくさん稼いで妹たちに満足な暮らしを与えることが出来るかもしれない! 最強のスキルを手に入れたエミカの冒険が、幕を開ける!」
- 2020.12.2 レジェンドノベルス「もぐら少女のダンジョン攻略記」より
楽しいお話でした。最後までさくさくとあっという間に読んでしまいました。
「暗黒土竜」に憑依(?)されたエミカでしたが、悲壮感とは無縁で、すぐにこの「モグラの爪」の利用を思いつきます。ちょっと斜め上の発想でしたが。
それが原因で、街は大騒動になるのですが。
どうやら、物語は続きそうです。次巻の発刊が楽しみですね。
"The story of Alicia, the fighting princess" - 「戦姫アリシア物語 婚約破棄してきた王太子に渾身の右ストレート叩き込んだ公爵令嬢のはなし」
「『アリシア・ランズデール! 貴様との婚約を破棄し、反逆罪で……へぶぅぅぅぅぅぅぅぅぅう!』
王太子に会心の右ストレートを放つとともに国外へ脱出した公爵令嬢アリシア。元帥号をもつ将校かつ、戦の天才でもある彼女を助けたのは、敵国の第一王子で、しかも理由は『嫁にしたいから』だった!? 帝国軍にアリシアを迎えることで、長く続いた王国 VS 帝国の戦は、最終局面に突入。反逆罪ものの大事件の行く末は? ほのぼの優しくてくすくす笑える、ドタバタ戦乱コメディ。」
- 2020.12.1 EARTH STAR NOVEL「戦姫アリシア物語」より
「 ドタバタ戦乱コメディ」とあるように本当に楽しい話でした。
アリシアが王太子に冤罪をかけられ、それを右ストレートで粉砕するところから物語はスタートしますが、アリシアの周りには彼女を慕う少女たちで一杯で、またその彼女たちも戦闘狂という。
親衛隊を罠にかけ、まんまと王都脱出に成功するアリシアとメアリだったが、なんとそのまま帝国へと亡命を果たします。
いくつかの戦闘シーンが描かれていますが、敵・味方のどちらもがカラッと陽天気(?)。実際には何人もの犠牲が出ているのですが。戦争を描いたライトノベルで、コメディが成立するのが新鮮な驚きでした。
"Death Marching to the Parallel World Rhapsody" - 「デスマーチからはじまる異世界狂想曲 15~21」
ついに最新刊の第21巻まで、夜を徹して読んでしまいました。
パリオン神国での騒動までが描かれています。
サトゥーの仲間も全員奴隷の身分から解放されて、叙爵するまでになりましたね。特にルルとアリサを強制(ギアス)から解放する時は、ちょっと感動してしまいましたね。
次巻からはまた西方諸国漫遊の旅が始まるようです。今から次巻の発刊が楽しみですね。
"Death Marching to the Parallel World Rhapsody" - 「デスマーチからはじまる異世界狂想曲 8~14」
次々と続巻に手を出して、あっという間に第14巻まで読んでしまいました。
サトゥー一行のボルエナンの森での修行の様子から、海洋を渡る旅での海賊退治や、ララキエの解放や、筆槍竜商会を立ち上げたりしながら迷宮都市へ。
迷宮での仲間たちのレベルアップや、エチゴヤ商会を立ち上げたり、勇者ナナシやクロでの活躍が展開されていきます。
サトゥーも錬金術のレベルがアップして、様々な魔法道具を開発したりしています。
次々と起こる難題を次々と解決していく様が爽快です。
次巻以降も続けて読んでいくつもりです。
"Death Marching to the Parallel World Rhapsody" - 「デスマーチからはじまる異世界狂想曲 4~7」
最新刊を読んだあと、つい以前からのストーリーを確かめたくて、TVアニメ放映後の巻から読み始めてしまいました。
多分、このまま飽きるまで読んでしまいそうです・・・。
ミーアをボルエナンの森に送り届ける旅が続いています。カリナ嬢とも出会い、リーングランデとも旅先で出会います。そして、その旅先でサトゥーのチートさに更に磨きがかかっていきます。勇者ナナシも登場しますね。王からは王祖ヤマトと勘違いされるほどであり、聖剣クラウソラスも借り受けることになりました。
ボルエナンの森では、ハイエルフの友となり、世界樹の危機を救ったりします。
やっぱり、面白くてハマってしまいますね。
"Death Marching to the Parallel World Rhapsody" - 「デスマーチからはじまる異世界狂想曲 21」
「『才ある者』の里で忍術修行! その水面下で蠢く陰謀とは……?
勇者を見送ったサトゥー達は、生徒&客員教師としてパリオン神国の賢者が運営する『才ある者』の里を訪れる。だが程なく、生徒の失踪事件が発生。『聖女』による謎の儀式が関係しているようで……。」
- 2020.11.12 KADOKAWA BOOKS「デスマーチからはじまる異世界狂想曲 21」より
今読んでいる [Web] 小説をちょっと置いておいて、先に本書をちょっとさわりだけ読んでしまおうかな、と思ったのが運の尽き(?)。夜を徹して最後まで一気に読んでしまいました。
この本の魅力の一つは、主人公のチート能力で無双する、というのもありますが、主人公のペンドラゴン子爵が、勇者ナナシ、勇者の従者クロと一人三役をこなす、というのもあるかと。
昔からのヒーローものがそうであるように、勇者の正体がペンドラゴン子爵であり、その正体を如何に隠して活躍するか、というのが定番だったりするのでは、と思ったりしています。
次巻のサトゥー一行の活躍が楽しみですね。
「未来から娘が襲来!?
結婚式や新婚旅行も済み、異世界へと帰還した冬夜たち。そんな折、リーフリース皇王からとある相談を持ち掛けられる。 問題解決のために仮面舞踏会が開かれることに。そして、さらに未来から冬夜の子供たちが飛ばされていることを知り――!? 大人気異世界ほのぼのファンタジー第22巻!」
- 2020.11.5 HJノベルス「異世界はスマートフォンとともに。 22」より
いつものように(?)あっという間に最後まで読んでしまいました。
まずは表紙絵からですが、ハロウィーンですね。ちょうどこの巻が発刊された時期に合わせているようです。ただし、本書の内容とは全く関係ありませんでした。
そして本編ですが、仮面舞踏会のゴタゴタが前半のエピソードで、「未来から娘が襲来」が後半のエピソードになります。
相変わらず、のんびりほのぼのとしたエピソードばかりでした。
何人の娘が、未来から飛ばされてきたのかはまだ不明ですが、次巻以降、次々と姿を現すものと思われます。ちょっと気になりますね。
"The man picked up bu the gods" - 「神達に拾われた男 (改訂版) [Web版] 第三章 ゴミ処理場とウィストの初恋」
NetFlix で放映されていたのを見つけて第1話を鑑賞したのがきっかけで、まずは、[Web版] で試し読みしてみました。
TVアニメはいまいちな感じでしたが、小説の方が、これがけっこう面白くて、最新話(第238話)まで退屈することなく読んでしまいました。
主人公の前世の秘密(?)が明らかになって初めて彼の行動原理が理解できました。
書籍の最新刊は第9巻(2020/8/22)のようです。実は、第1巻~第4巻までを古本でネット通販に注文したりしています。
書籍でも読むのが楽しみですね。
2020.10
"The Summonor aim to only fight the way" - 「サモナーさんが行く VI」
「召喚術師(サモナー)、全プレイヤー最速で上位職に!?
『風霊の村復興プロジェクト』に協力しながら、新フィールドを驚くべき早さで攻略する召喚術師(サモナー)のキース。そんな折、イベントモンスター・金剛力士が変性岩塩という見慣れないアイテムをドロップする。ただの岩塩かと思いきや、それは料理に使うとMP回復効果が得られる希少なアイテムだった。キースは目の色を変えた料理人のミオに迫られることになり……!?
――結果、さらなる塩の入手を依頼されたキースは強敵だった金剛力士との再戦に挑むが、その最中にインフォメーションが鳴り響いた。
《プレイヤーがクラスチェンジ条件をクリアしました!》
これまで未確認だった上位職へのクラスチェンジが可能となったキース。四つの候補から、キースは迷わず一つの職業を選択するのだが……!?
Web未公開の書き下ろしエピソード収録。『小説家になろう』で4億PV突破――最大級の戦闘録(プレイレポート)、スタート!!」
- 2020.10.31 オーバーラップノベルズ「サモナーさんが行く VI」より
長い間を開けたせいなのか、読み続けるのに苦労しました。主人公の名前はおろか、主人公を取り巻きく女たちの名前も思い出せない(!)。また、名前だけで、その人の背景とか、どのような人であったのか、まるっきり思い出せない、という。
それにキースは、基本的にソロでの冒険であり、戦闘シーンでも個人の心の声(?)が延々と垂れ流されるだけ・・・、しかも感嘆符がなんと多いことか(!)。読んでいて(何故か)疲れてしまいました。
10頁読めば一休み、ある程度時間が経ってから、また10頁を繰り返して、とてつもなく時間を費やして、やっと読み終えました。総じてつまらなかった・・・。
「失格紋の最強賢者 6 ~世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました~」
「魔族に支配された街で、マティアスが最悪の魔族と激突!! シリーズ累計80万部突破!! 超人気異世界『紋章』ファンタジー、第6弾!!
かつてその世界で【賢者】とまで称されながらも、『魔法戦闘に最適な紋章』を求め未来へと転生したマティアス。
幸運にも一度目の転生で最強の紋章を手に入れられたが、なぜか未来でその紋章は『失格紋』と呼ばれ、蔑みの対象になっていた。
魔法戦闘に最適な紋章が『失格紋』扱いされ、魔法理論さえ退化させられていた陰に魔族の陰謀を感じ取ったマティアス。
果たして彼の危惧――魔族による王都襲撃は現実となった。
それを退け、さらに上位の魔族に迫るべく隣国に足を踏み入れた彼らは、街の一つフォルキアが、すでに魔族によって支配されていることを知る。
そしてそこでは、今まさに最悪の魔族ザリディアスの封印が解かれようとしていた。
マティアスを凌ぐ力を持つザリディアスの目的はただひとつ――《人類滅亡》。
一刻を争う事態に、マティアスはルリイとアルマに『ある任務』を託すと、ついにザリディアスと激突する……!!」
- 2020.10.29 SBクリエイティブ「失格紋の最強賢者 6 ~世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました~」より
今読んでいるライトノベルがあまりにも退屈であったため、もっと軽いものをと手にとった本書。期待を裏切らずに(?)、あっという間に1冊を読了してしまいました。
いえ、内容はほとんど覚えていません(きっぱり)。単に内容がすかすかで、読みやすかった、というだけです。
あらすじにあるのがほとんどといっていいほどで、文章量もいつも読んでいるライトノベルの 1/3 くらいしかありません。
暇つぶしにはなるかもしれませんが、総じて読んだのを後悔するほど、読み応えがありませんでした。
"Regarding Reincarnated to Slime" - 「転生したらスライムだった件 17」
「『転スラ』の世界を別角度から切り取った珠玉の短編集。
本編では見られないあのキャラたちの活躍が詰まった『転スラ』初の短編集!
魔国連邦の幹部では珍しくも人間であるミョルマイルが西方諸国で暗躍する
――『ミョルマイルの野望』
愛する人の残滓を求め世界を旅するヴェルグリンドが関わった、とある国の物語
――『遠い記憶』
帝国再建に向けて動き出すカリギュリオは、己の過去とも向き合い始める
――『激動の日々』
魔王ギィ・クリムゾンのメイドにして原初の青レイン。そんな彼女も周りが異常ならボヤキたくもなるよね
――『青い悪魔のひとり言』
他、特別収録の1本を加えた『転スラ』本編とは違った視点で描かれる珠玉のSS集!」
- 2020.10.25 GC NOVELS「転生したらスライムだった件 17」より
特別収録というのは、『ベスターの相談』というタイトルのものです。
"Conqueror of the dying kingdom." - 「亡びの国の征服者 2 ~魔王は世界を征服するようです~」
「少年は歩む。亡びを見据え、生きる道を――
家族の愛を知らぬまま死に、“もう一つの人類” の侵略に脅かされる王国で新たな生を受けた少年ユーリ。彼は騎士家の名家であるホウ家の跡取り息子として、王女であるキャロルや魔女家の生まれであるミャロらと共に、騎士院での生活を送っていた。そしてユーリは生まれて初めて、“もう一つの人類” ――クラ人と出会う。亡命してきた宗教者であり、クラ語講師であるイーサ。ユーリは彼女からクラ語を学びながら、『敵国』への理解を深めていくのだった。
数年の時が流れ、ある目的から学業の傍ら事業を興すことを決めたユーリ。前世の知識を元に植物紙の製品化を目指す彼は、協力者を得ながら試行錯誤を繰り返していく。しかし事業が成功した矢先、王都を裏で牛耳る魔女家の魔の手が迫り……!?
のちに『魔王』と呼ばれる男は、静かに、しかし確実に覇道を歩む――。『小説家になろう』で話題の超本格戦記譚、待望の第2幕!」
- 2020.10.24 オーバーラップノベルス「亡びの国の征服者 2」より
"THE JOURNEY OF ELAINA" - 「魔女の旅々」
「あるところに旅の魔女がいました。彼女の名はイレイナ。
旅人として、色々な国や人と出逢いながら、長い長い旅を続けています。
魔法使いしか受け入れない国、筋肉が大好きな巨漢、死の淵で恋人の帰りを待つ青年、滅んでしまった国に独り取り残された王女、そして魔女自身のこれまでとこれからのこと。
わけのわからない可笑しな人や、誰かの美しい日常に触れながら、今日も今日とて魔女は出逢いと別れの物語を紡いでいきます。」
『構わないでください。私、旅人なものですから。先を急がなければならないのです』」
- 2020.10.22 GAノベル「魔女の旅々」より
「転生少女はまず一歩からはじめたい ~魔物がいるとか聞いてない!~ [Web版] 二人暮らし 魔の山に行けるか行けないか」
カヤ著の「転生少女」ですね。著者、タイトルとも初見となります。「魔導具師ダリアはうつむかない」の巻末に本書の予告がありましたので、まず [Web版] で試し読みしてみました。
けっこう楽しくて、現時点での話数(48話)を一気に最後まで読んでしまいました。
虚弱体質の一ノ蔵更紗は、ある日突然に異世界に「招かれ人」として、10歳の幼女となって、転生してしまいます。
いきなり魔の山の管理小屋に転生させられた更紗は、そこの管理人であったネリーの保護の元、サラとして異世界生活をスタートさせることに。
ネリーが規格外であることを知らないサラは、常識が一般とかけ離れたまま過ごすことになるのですが、12歳になったとき、突然に一人で管理小屋に放り出され、ネリーを探しにローザの町を目指すことになるのですが・・・。
本も機会があれば、読んでみたくなりました。
「魔導具師ダリヤはうつむかない ~今日から自由な職人ライフ~ 5」
「弟子入りに商会支援。“人との繋がり” がダリヤを次のステージへ!
友人、商会、騎士団。仕事を通じて “人との繋がり” を広げていく女性魔導具師のダリヤ。
彼女は、新たにオズヴァルドから魔導具師としての教えを受け、素材となるスライムの養殖場では研究主任イデアと意気投合する。そしてヴォルフの兄・グイードや彼の従者ヨナスとの出会いによって、ダリヤの縁はますます広がっていき――。
『スライムの養殖成功と、これからの魔導具開発を祈って、乾杯』
微風布や泡ポンプボトルの流行に制作の下請け拡大と、ダリヤの自由気ままな魔導具開発は、彼女の想像を超えて王都の人々の暮らしを豊かにしていて!?
魔導具師ダリヤのものづくりストーリー、成長と発展の第五弾、開幕!」
- 2020.10.16 KADOKAWA BOOKS「魔導具師ダリヤはうつむかない 5」より
面白くて、読み始めるとそのまま夜を徹して最後まで読んでしまいました。[Web版] よりかなり加筆されているようで、ストーリーの流れがなめらかで、丁寧な感じがしました。
それにしても、ダリヤがヴォルフと出会ってから、100日くらいして経っていないのですね。それから、ダリヤの活躍(?)がものすごいことになったものですね。
何気ないちょっとした発想から、魔導具師のスキルを生かして、ぱっと作製してしまえたり、じっくりと地道に研究を重ね、実現に至った魔導具という製品たち。
異世界での「ものづくり」にロマンを感じます。
「勝利は誰の手に!? ダンジョンを舞台にした『異常種討伐』サドンデス!
迷宮都市で、デートがてら毎日ダンジョン探索を続けるレイとエレーナ。二人は徐々に、急増するモンスターの異常性に気づき始める。そしてついに、その討伐を賭けて、凄腕冒険者が集いレースが行われることになり……」
- 2020.10.14 KADOKAWA BOOKS「レジェンド 11」より
優秀なシーフの必要を感じつつ、ダンジョンに潜るレイとエレーナ。まさに求めるシーフであるビューネとの出会いが、ヴィヘラと関わることで実現します。
一方で、レイたちの前には常に厄介事が着いてくるようで・・・。
今回のダンジョン編では、「異常種」の登場と討伐がメインとなりました。
これまで迷宮都市で闇の中で起こっている色々な出来事が姿を現し、レイたちがそれにどのように関わり、解決するのか、ダンジョン編のいよいよ佳境へと、というところで本書は終わり。
次巻の物語の展開が気になりますね。なるべく早くに機会を設けて続きが読みたくなってきました。
「悪役令嬢レベル99 ~私は裏ボスですが魔王ではありません~ [Web版] 第三章 番外編06 茶碗蒸しはそこまで恋しくない」
今読んでいる小説に少し飽きてきたので(?)、ちょっと寄り道、と手にとった [Web小説]。面白くって、(現時点で)アップされている話数の全てを一気に読んでしまいました。
リアルな本にすると3冊分くらい(らしいです)。
おバカで、天然な主人公に振り回されて、退屈すること無くあっという間に最後まで読んでしまいました。コメディです。
主人公のユミエラ・ドルクネスは、転生者で乙女ゲームの世界に転生して、配役が悪役令嬢。ラスボスの魔王ではなくて、より強力な裏ボスという設定です。まぁ、ありきたり・・・。
でも、ユミエラの性格が、乙女ゲームとはまるで異なり、唯我独尊、レベル上げに邁進する天然キャラとなっています。
本来の乙女ゲームの主人公である勇者と聖女の方が性格が悪く、ラスボス戦でもあっさりと亡くなってしまうのですが・・・。
一応、物語は第三章でも完結しているのですが、著者いわく「第四章」もあるみたいです。
機会があれば、リアルな単行本も読んでみたくなりました(第3巻まで発刊されているようです)。
「我が道を突っ走るレイに、貴族を満足させる護衛が出来るのか――!?
賞金首モンスターを討伐しギルムに凱旋したレイを待っていたのは、ランクB冒険者への昇格試験だった。その内容は、国王派の公爵令嬢の護衛。しかし護衛だけに終わらず、貴族の口に合う料理を作れと言われ……!?」
- 2020.10.8 KADOKAWA BOOKS「レジェンド 10」より
直ぐに迷宮都市編に突入、かと思えば、迷宮都市に向かうまでの間のレイが、ギルムで過ごす日々が(本書の)大半を占めていました。
そのような中、レイは、ギルムを訪れていた国王派に属する公爵令嬢マルカ・クエントと友誼を結ぶことになります。
そして、レイのランクB昇格試験。
迷宮都市編もまだまだ始まったばかりです。今後の物語の展開が楽しみですね。次巻から本格的に迷宮都市編が展開するようです。
「バトルにグルメに大忙し!? 海の街で謎の賞金首モンスターを大討伐!
正体不明のモンスターが暴れているという情報を聞き、レイとセトは魔石を目当てに貿易の街・エモシオンへ向かった。海の中に潜むモンスターを引きずり出し、海産物に舌鼓を打ち、心ゆくまで海の街を満喫する!」
- 2020.10.5 KADOKAWA BOOKS「レジェンド 9」より
ベスティア帝国との戦争も勝利に終わり、ギルムへ凱旋したレイたち。エレーナとダンジョン探索を約束していたレイですが、それまで間の幕間劇というようなエピソードでしたね。
ところで、海のモンスター、レムレースを陸上へ引っ張り出すのに助力を依頼したグリムて、誰でしたっけ(?)。数千年を生きる(?)アンデッドということで、かすかな記憶があるのですが・・・。最後まで思い出すことはありませんでした(汗)。
何とかモンスターも討伐して、ギルムへ帰還したレイでしたが。次巻の物語の展開が楽しみですね。続けて読んでいく予定です。
「戦場を舞う悪魔――『深紅』、帝国軍の秘密兵器を切り刻む!?
ベスティア帝国との戦争が始まり、特別任務を与えられたレイとセト。圧倒的な力をもつレイたちに加え、覚醒したエレーナが帝国軍をねじ伏せ勝利は確実に思われたが、形勢を一気に覆す改造兵が投入されて……!?」
- 2020.10.1 KADOKAWA BOOKS「レジェンド 8」より
第6巻より続いたベスティア帝国とのいざこざも、この戦争を持って、一応の完結を見ます(この巻より3巻で完結するのかと勘違いしていました)。
レイは、冒険者として中立派の傭兵として参戦します。すでにミスティリングを活用して、ラルクス辺境軍に多大な貢献をしているのですが、戦闘でも、先陣を務め、広域範囲魔王によりベスティア帝国軍の先陣に壊滅的な被害をもたらすことに・・・。付いた二つ名が、「深紅」。
魔獣兵によるミレアーナ王国の本陣が奇襲されるという危機もありましたが、レイとエレーナの活躍により、からくもこれを撃退。逆にレイたちによる奇襲部隊によりベスティア帝国本陣を突き、将軍を討つことに成功します。
レイとセトの活躍だけが目立った戦争でしたね。また、戦争であるにもかかわらず、ミレアーナ王国の派閥争いにより、戦術が左右される、というのも何だかリアリティがある描写でしたね。
2020.9
"The power of the saint is all around." - 「聖女の魔力は万能です 6」
「海の向こうからやってきたのは、研究好きのガリ勉皇子!?
念願の日本食材と出会えたセイは、取引先のザイデラという国への興味を強めていた。そんな折、ザイデラから留学生として皇子がやってくる。名目は『勉学のための留学』と言うが、本当の目的はセイにあるようで……?」
- 2020.9.28 KADOKAWA BOOKS「聖女の魔力は万能です 6」より
なんと [Web版] に追いついてしまいました。というよりも追い越して [Web版] が追いついた、ようですね。
ザイデラからの留学生、テンユウ皇子との交友をきっかけに、セイは状態異常回復ポーション(しかも上級)の作成を決意します。
そして、最終的にセイがたどり着いたポーションとは・・・。テンユウ皇子の母の病を癒すことはできるのでしょうか・・・。
セイは前代未聞のポーションの作成に成功しますが、実際に病に効くかどうかは、まだ分かりませんが、病気が治るといいですね。
次巻は、物語の展開がどのようになるのでしょうか。楽しみですね。
"The power of the saint is all around." - 「聖女の魔力は万能です 5」
「港町をお忍び視察! 新食材との出会いでセイの料理欲が大爆発!!
自作の商品を取り扱う店がオープンし、視察のために向かった港町で、セイは探し求めていた食材と出会ってしまう! 懐かしい味に舌鼓を打ち、貿易船のために保存食づくり。お料理スキルを存分に発揮しちゃいます!」
- 2020.9.26 KADOKAWA BOOKS「聖女の魔力は万能です 5」より
セイが、HP上級ポーションを渡した相手がザイデラ国のセイランですが、これがその後の物語の展開に大きく関わってきます。ザイデラ国の調味料や食料を見るとどうも中華風な雰囲気ですね。
セイが入手した調味料や食糧によって、王宮の食糧事情も大きく変わりそうな・・・。
本編は相変わらず(?)緊迫感もなく、ほのぼのとしたストーリーが続きます。何のストレスもなく、さくさくと読み進めることができました。
次巻は、あの留学生がやってくるようです。続けて読んでいく予定です。
"The power of the saint is all around." - 「聖女の魔力は万能です 4」
「物理攻撃無効の敵はおまかせあれ! 聖女の魔力で奇跡を巻き起こす!
セイは騎士団や傭兵団をお供に、貴重な薬草が群生する森の浄化に向かっていた。力自慢が揃っているし楽勝……のはずが、物理攻撃に強い『あの』魔物が大量発生!? 枯れゆく森を救うため、聖女パワー大解放します!」
- 2020.9.24 KADOKAWA BOOKS「聖女の魔力は万能です 4」より
物理攻撃に強い「あの」魔物に対して、魔法攻撃が有効ということで、宮廷魔導師団師団長のあの人が大活躍でした。そのせいでしょうか、肝心の団長との恋の進展はさっぱり、でしたが。
本編は魔物との対決以外には緊張感もなく、物語がさくさくと進み、クラウスナー領編があっという間に終わりました。
そして、魔物退治の後、森の復活を祈って、「聖女の魔力」を振るうセイでしたが。
ショートストーリー集も楽しかったですね。セイの日常が垣間見えるエピソードばかりでした。
「本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第五部 女神の化身 III」
「TVアニメ第3期制作決定!
シリーズ累計350万部突破!(電子書籍を含む)
『おかえりなさいませ、フェルディナンド様』
ビブリア・ファンタジー最新刊!
ダンケルフェルガーとのディッター勝負で倒れたローゼマインが目を覚ます。諸問題は解決したものの、乱入した中央騎士団にトルークを使われた可能性が浮上した。
その対応は大人達に任せつつ、本人は領地対抗戦の準備に取りかかる。様々な領地や王族との社交が次々と始まるのだった。
けれど、ローゼマインの心はどこか落ち着かない。それもそのはず。対抗戦の夜にフェルディナンドがエーレンフェストのお茶会室に宿泊予定なのだ。
『わたくし、フェルディナンド様を全力でお迎えします!』
待ちわびた再会に成人式の奉納舞と、イベント目白押しで相変わらずの大激走!
書き下ろし短編×2本、椎名優描き下ろし『四コマ漫画』収録!」
- 2020.9.22 TOブックス「本好きの下剋上 第五部 女神の化身 III」より
"Skeleton Knight, going out to the parallel universe." - 「骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中 IX」
「帝国の胎動と枢機卿の暗躍――骸骨騎士様の “世直し” リスタート!
『ヒルク教国』教皇タナトスと配下の七枢機卿に勝利した骸骨騎士のアーク。行方を晦ました残る二人の枢機卿の捜索を依頼されたアークは、精霊獣のポンタ、ダークエルフの美女戦士アリアン、獣耳忍者少女チヨメとともに手掛かりを探して聖都中央の教会を目指す。
ゴーストタウンと化した聖都に潜入したアークは――不死者(アンデッド)の残党を一刀両断!? 怪我人を瞬く間に治療! 助けを求める姉妹を街から救出!! と相も変わらず人助けしながら先を急ぐ。
教会へ到着したアークは隠し金庫を発見。そこに保管された未知の魔道具こそ、枢機卿の行方を探る鍵となるアイテムで――!?
一方でアークは余暇を使って拠点の社の修繕を進めていた。大工を探していたら強力な魔獣と戦うことになったり、木材の買い付けで不穏な情報を掴んだり、アークの日常はかなり刺激的!?
最強の骸骨騎士による “無自覚” 世直し異世界ファンタジー第九弾、大団円のその先に参上!」
- 2020.9.21 オーバーラップノベルス「骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中 IX」より
"Skeleton Knight, going out to the parallel universe." - 「骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中 VIII」
「骸骨騎士様(プレイヤー)VS 教皇(プレイヤー)――決戦開始!
龍王(ドラゴンロード)フェルフィヴィスロッテを味方に付けた骸骨騎士のアーク。いよいよ『ヒルク教国』との戦争に臨むアークは、精霊獣のポンタ、ダークエルフの美女戦士アリアン、獣耳忍者少女チヨメ、そしてエルフ族の戦士達とともにカナダ大森林より『ノーザン王国』へと向かう。
人族の部隊と合流したアークは――アリアンを取り合い火花散らす!? 王子と王女の対立で板挟み!! 龍王(ドラゴンロード)に乗り大空へ出発! とマイペースを崩さずに開戦を迎える。
部隊を輸送する転移座標を設けるために、ひと足先に戦場に赴いたアーク。そこで待ち受けていたのはヒルク教国の教皇にしてアークと同じ異世界転移者であるタナトスだった。
『戦士系ユニットに対する魔導士の戦いを教えてあげますよ』
ここに、プレイヤー同士の決戦が始まる――。
最強の骸骨騎士による “無自覚” 世直し異世界ファンタジー第八弾、全身全霊を賭して参上!」
- 2020.9.18 オーバーラップノベルス「骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中 VIII」より
"Skeleton Knight, going out to the parallel universe." - 「骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中 VII」
「最凶の守護龍降臨――骸骨騎士様、最大のピンチ!?
ついに天騎士の力を解き放った骸骨騎士のアーク。『ノーザン王国』の王都を襲う不死者(アンデッド)の大軍勢を葬り、精霊獣のポンタ、ダークエルフの美女戦士アリアン、獣耳忍者少女チヨメ、そしてアークに王都の救援を依頼したノーザン王国第一王女リィルと再び合流する。
残りの不死者を掃討することになったアーク一行は――王都内部へ突入!! 迫り来る化け物を瞬殺!? 国王との邂逅――! と王国にもたらされた未曽有の危機を順調に収拾していく。
そこに現れたのは、王都に滞在していたヒルク教の枢機卿パルルモ。体に纏わりつく死臭と穢れを見抜かれたパルルモは、禍々しい異形に変貌を遂げ、王国を滅ぼすと宣言する。
しかし臨戦態勢に入ったアークは、天騎士の力を行使した反動に苛まれ……!?
最強の骸骨騎士による “無自覚” 世直し異世界ファンタジー第七弾、一虚一実の大陸に波紋を起こすべく参上!!」
- 2020.9.17 オーバーラップノベルス「骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中 VII」より
"Skeleton Knight, going out to the parallel universe." - 「骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中 VI」
「スキル発動――天騎士の本領が王国を揺るがす!
圧倒的な力を人助けに役立ててきた骸骨騎士のアーク。拠点の社からエルフ族の里に戻ったアークは、精霊獣のポンタ、ダークエルフの美女戦士アリアン、獣耳忍者少女チヨメに、疾駆騎竜(ドリフトプス)の紫電を加え、チヨメの兄弟子サスケの真意を探るべく『ヒルク教国』へお出掛けすることになる。
同じ方面に向かうエルフ族の船に便乗したアークであったが――無愛想なエルフと一触即発! 船室で仲間の着替えシーンに遭遇!! 海岸では上陸拒否――!? と、波乱含みの船旅に。
なんとか上陸できたアークは、道中で蜘蛛の化け物に襲われる馬車に遭遇。人外じみた力で化け物を倒し、ノーザン王国第一王女・リィルを助け出す。
そしてアークは、不死者(アンデッド)の軍勢から王都を救ってほしいとリィルに依頼され……!?
『天騎士の本領を見せてやろうぞ!!』
ついにアークの秘められたスキルが発動する――!
最強の骸骨騎士による “無自覚” 世直し異世界ファンタジー第六弾、混迷の世界を股にかけ参上!!」
- 2020.9.17 オーバーラップノベルス「骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中 VI」より
"Skeleton Knight, going out to the parallel universe." - 「骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中 V」
「頼れる仲間と海を越え――いざ、新天地へ!
まだ見ぬ食材を求め、新天地へお出掛けすることになった骸骨騎士のアーク。
精霊獣のポンタ、ダークエルフの美女戦士アリアン、獣耳忍者少女チヨメのお馴染みのメンバーに、さらに筋骨隆々の獣人の戦士ゴエモンも加わり、安穏無事な旅になるはずだった。
しかし――船上で巨大イカを討伐! 恐竜モドキと素手で対決!? 新食材でパスタ作りに挑戦――!! と、今まで以上に、何でもありの珍道中!
希少品のトウガラシを求め、虎人族の里に辿り着いたアーク達。しかしそこは黒い巨人に襲撃され、多くの虎人が命を落とす戦場と化していた。助太刀するアークだが、突如謎の影による奇襲が!?
『……サ、スケ……兄さん……っ!?』
その正体は、なんとチヨメの兄弟子サスケのようで――。
最強の骸骨騎士による “無自覚” 世直し異世界ファンタジー第五弾、書き下ろし番外編『チヨメとサスケ』も収録し、希望と絶望と共に参上!!」
- 2020.9.14 オーバーラップノベルス「骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中 V」より
ローデン王国の王位継承のごたごたが一応の決着をみせつつあるのに、今度はレブラン大帝国と神聖レブラン帝国がなにやらきな臭い状況に・・・。そこで、ヒルク教もなにやら暗躍しているようで。
一方でアークたちは、そのような状況は何も知らずに南大陸へ、トマトを求めて旅します。そこでまた、トウガラシを見つけたアークは、皆とともに虎人族のもとへ。
これまでと同様に様々な騒動に巻き込まれるアークたちですが、それが自身の自覚なしに、この世界の歴史に大きく影響することになる、ちょうど歴史の変換点の目撃者になっているようです。
ちょっと「進撃の巨人」のようなグロい表現もありましたが、楽しく本編を読み終えることができました。
次巻も続けて読んでいく予定です。
"Skeleton Knight, going out to the parallel universe." - 「骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中 IV」
「最強の骸骨騎士様、ついに肉体を取り戻す――!!?
類稀なる強さを誇るが、些か天然な骸骨騎士・アーク。精霊獣のポンタ、ダークエルフの美女戦士アリアン、獣耳忍者少女チヨメの3人+1匹で異世界を “無自覚” に “世直し” してきた彼は、ついに己の肉体を取り戻そうと、解呪の泉への旅を始める。
てっきり楽な道のりになると思いきや――初のダメージを経験! 幽霊船で同族(?)を討伐!? 全長30m超の龍王(ドラゴンロード)と対決――!! と、空前絶後の大冒険!
そして、アークはついに目的地に到着するも、なんとそこは……温泉!? まずは骨休めと、早速ポンタと共に嬉々としてダイブするが――その直後、予想だにしない事態に!!?
一方、エルフ族との交易を目論むローデン王国第二王女・ユリアーナは、策謀を張り巡らせ覇権を狙う第一王子・セクトに相対するーー!
最強の骸骨騎士による “無自覚” 世直し異世界ファンタジー第四弾、疾風怒濤の勢いで参上!!」
- 2020.9.13 オーバーラップノベルス「骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中 IV」より
アークが肉体を取り戻したときの姿がやっと判明しました。それにしても、肉体を取り戻す時に、あのような反動があるとは、意外でしたね。そのおかげか、定期的に温泉水を摂取して、肉体を取り戻さないと、また大変なことになってしまうことが判明します。皮袋に入れた温泉水をストローでもって、兜越しに飲む姿を想像すると、ちょっとかわいい(?)。
またローデン王国の王女を無自覚に蘇生させたことにより、セクトは、強硬な手段(暗殺)を取ることを諦め、王位を狙って雌伏することを選択したようです。
次巻は、南大陸へ向かうようです。続けて読んでいく予定です。
"Skeleton Knight, going out to the parallel universe." - 「骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中 III」
「アリアン(美女)に魔の手が迫る時、最強の “世直し” が炸裂する! 『召喚! 【炎獄魔人(イフリート)】――!!』
気が付くと、2m超の骸骨騎士姿で異世界にお出掛けしていたアーク。彼は道中で出会ったダークエルフの美女アリアン、獣耳忍者少女のチヨメに協力し、人族に囚われたエルフ族や獣人(山野の民)達を解放していく。
ついに全ての囚われたエルフ族の居場所を知ったアークは、早速アリアンと共に目的地へと向かう。しかし、見た目とは裏腹にドジな彼は、うっかり道に迷ってしまい――研究者であるエルフのために魔獣を捕獲! 海賊の魔の手から人々を救出!? 討伐隊と共にオーガの大群を一掃——!! と、横道に逸れつつも、種族を跨っての大活躍!
ようやく最終目的地『神聖レブラン帝国』に到着したアーク達。しかし、魔獣呪術師のフンバがアリアンに迫ってくる上に、なんと五本首の魔獣ヒュドラまで呼び寄せて……!?
『五分で片をつける。召喚! 【炎獄魔人(イフリート)】——!!』
お待ちかね、秘技『召喚魔法』発動! 最強の骸骨騎士による “無自覚” 世直し異世界ファンタジー、第三弾がド派手な召喚魔獣対決と変わらずの人情満載で参上!!」
- 2020.9.11 オーバーラップノベルス「骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中 III」より
「魔獣呪術師」のフンバが登場しますが、偶然、アークらと遭遇した後、後に神聖レブラン帝国で相見えることになります。
そのときフンバが操る魔獣フィドラと対決するアークが召喚したのは、イフリート(!)。
アークとアリアンのコンビが、自身の目的のために神聖レブラン帝国を目指すわけですが、道中様々なエピソードが挟まれます。
これが単なる寄り道かと思えば、後の道中の布石だったりするのですが・・・。また本人たちは気づかずとも、各国の思惑が錯綜する中で、アークたちの行動がジョーカー的な役割を果たしていきます。その過程が面白く思いますね。
次巻も続けて読んでいく予定です。
"Skeleton Knight, going out to the parallel universe." - 「骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中 II」
「最強の骸骨騎士様、次なる “世直し” は奴隷獣人解放!
目覚めると異世界で骸骨騎士になっていたアーク。見事エルフ族奪還作戦を成功させた彼は、引き続き目立たず過ごすつもりであった。しかし――大型魔獣を狩猟! 王女一行を(何者か知りもせずに)救出!? 城門を敵ごと粉砕――!! と、いつも通り天衣無縫の大活躍!
その後王都に移動したアークは、獣耳忍者少女チヨメと再会する。彼女は獣人(山野の民)であり、エルフ族同様多くの仲間が人族の奴隷にされているらしい。
『全員を救う事は出来ません。百を助ける事に十の犠牲を払わなければならないと言うのなら、ボクはそれをするだけです』
少女は自身と同胞を囮にして仲間を助けるという、決死の作戦を遂行しようとしており……!?
『彼女の笑った顔が見たい、理由などただそれだけで充分だ!』
今度は獣人解放のため大奮闘! 最強の骸骨騎士による “無自覚” 世直し異世界ファンタジー、第二弾は陰謀と人情満載で参上!!」
- 2020.9.9 オーバーラップノベルス「骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中 II」より
アークが頭角を現していく様子がリアルです。また、自身の正体を明かしても大丈夫な知己もできたようですね。
アークの行動が、次々と波紋を呼ぶ様が楽しい。本人の自覚なく、王女を蘇生させたことにより、この世界の運命が変わっていくようで、この後の展開が楽しみになりますね。
前巻で助けたラキ一行が、その後の行商の旅で、アークとの縁が繋がっているのが自然と納得できて、彼らの旅の行方を追うのもまた楽しみですね。
次巻も続けて読んでいく予定です。
"Skeleton Knight, going out to the parallel universe." - 「骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中 I」
「目立たず過ごす──はずだったのに!? 最強の骸骨騎士による無自覚 "世直し" 異世界ファンタジー、ここに参上!!
MMORPGプレイ中に寝落ちしてしまい、目覚めるとゲームキャラの姿で見知らぬ異世界に放り出されていた『アーク』。その姿とは、見た目は鎧、中身は全身骨格の骸骨騎士!?
──正体がバレたら、モンスターと勘違いされて討伐対象になりかねない! 目立たず傭兵として過ごすことを決意したアークだが、目の前の悪事は捨て置けなかった。襲撃された貴族の美少女たちを救出! 軍隊出動レベルのモンスターを討伐!! さらには、盗賊たちを殲滅──!? と、ゲームで鍛えたスキルで快刀乱麻の大活躍!
そんなある日、彼はダークエルフの美女アリアンに雇われ、囚われたエルフ族の奪還作戦に協力することに。だが、その裏には王族の策謀が渦巻いており──!?
最強の骸骨騎士による無自覚 "世直し" 異世界ファンタジー、ここに参上!!」
- 2020.9.9 オーバーラップノベルス「骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中 I」より
けっこう楽しくて、あっという間に最後まで読んでしまいました。
主人公のアークがなぜゲーム世界様の異世界に、しかもゲームアバターで転移してしまったのかは謎のままでしたが、本人は意外と同様もせずに現状を受け入れます。また、殺人に対する忌避感も同様で、性格がどうやらゲーム仕様に(?)変容してしまっているようですね。ちょっとグロい表現もあり、耐性のない自分はちょっとひいてしまうこともありましたが・・・。
またファンタジーなゲーム世界でありながら、主人公のステータスとかスキル、HP / MP ポイントなどは可視化できるようなこともなく、新たなスキルを得ることもなくて、レベルアップ等のギミックもありませんでした。ゲーム世界でありながら、ゲームチックな仕様でないのは、(意外と)新鮮でしたね。ファンタジーでありながら、ちょっとリアリスティックな雰囲気な異世界ですね。
物語の展開も主人公の預かり知らぬところで陰謀が蠢いていたり、アークの活躍が思わぬ影響を及ぼしていく様が、楽しかったですね。今後の物語の展開が楽しみです。続けて第2巻も読み進める予定です。
"She professed herself pupil of the wise man" - 「賢者の弟子を名乗る賢者 13」
「わしかわいい! 美少女転生ファンタジー!!
『このまま、可愛いを極めるしかないのじゃろうか』
九賢者の情報を求めるミラは、怪盗ファジーダイスがその一人と関わりがありそうだと予測し、彼が予告状を出した街――ハクストハウゼンまでやってきていた。
ファジーダイスを追う探偵ヴォルフと、その助手であるユリウスと出会い、彼らと協力しファジーダイスを捕縛する算段を立てるミラ。
情報を精査する中で、ファジーダイス自身が九賢者の一人である可能性も浮上し、増々やる気を見せるミラと大怪盗の対決が、今始まる。」
- 2020.9.6 GC NOVELS「賢者の弟子を名乗る賢者 13」より
全編に渡って、ファジーダイスとの駆け引きの様子が描かれており、けっこう読み応えがありました。異世界ファンタジーのはずが、推理小説あるいはサスペンス風のようであり、探偵が怪盗を追い詰める様子がとても楽しかったですね。
ミラは、今回は探偵の助手に徹しており、決して独断専行で怪盗を追いかけたりはしません。
怪盗の正体が判明してからは一転、共闘して悪人を追い詰めるのですが、前半でのサスペンス風でなく、かなり強引なしかも一方的な追い詰め方でかるく流す方が吉、かなとも感じました。
"WORLD OF LEADALE" - 「リアデイルの大地にて 5」
「王都襲撃イベント発生!?
VRゲーム『リアデイル』に酷似した世界で冒険者のハイエルフ "ケーナ" として生きる各務珪奈。
辺境の村に滞在する彼女のもとへかつてのプレイヤー仲間シャイニングセイバーから緊急連絡が入る。
魔物の群れが王都に向かっており、ケーナに救援を求めてきたのだ。
ケーナは魔物の主力部隊に立ち向かうために出立することに。
一方で巨大な亀の姿をした守護者の塔が現れるのだが、魔物と戦闘中のケーナに代わり、エクシズとクオルケが二人で対処せざるをえなくなり――!?
200年後から始まるエルフの伝説、第5弾!!」
- 2020.9.3 KADOKAWA eb! enterbrain「リアデイルの大地にて 5」より
"The power of the saint is all around." - 「聖女の魔力は万能です 3」
「無限大の魔力で薬膳料理作り、薬草栽培、秘伝ポーション大生産!
“聖女の魔力” の発動条件とは? ――試行錯誤にも研究にも行き詰まっていたセイに、薬草の聖地への遠征依頼が舞い込んだ。薬師に弟子入りしたり傭兵団長に気に入られたりしてるうち、セイはある手記を見つけ……。」
- 2020.9.2 KADOKAWA BOOKS「聖女の魔力は万能です 3」より
"聖女の魔力" の発動条件が分からずに試行錯誤するセイでしたが、そのようなとき「薬師の聖地」への遠征依頼があり、セイは騎士団とともに遠征に同行することに。
セイは、上級ポーション以上のポーションを求めて、王国は、聖女の派遣という実績が欲しくて、また遠征先のクラウスナー領では、薬草の栽培に必須な「聖女の魔力」を求めて、という様々な思惑が錯綜する中で、セイは遠征先でもポーション作成に精を出すことに。
「聖女の魔力」の発動条件が、ようやく分かるのですが、それがセイが思わず赤面することであり、口外するのも憚れることであったのは、楽しい(?)。なぜ歴代の聖女がその発動条件を書き残してこなかったかが何となく推察できる内容でしたね。
"Death Marching to the Parallel World Rhapsody" - 「デスマーチからはじまる異世界狂想曲 1~3」
この前は、ホムンクルス8姉妹に再会したくて第16巻を読み直したのですが、今度は、その出会いを読みたくて、第1巻から読み直してしまいました。
サトゥーとして異世界に転移したところからセーリュー市での仲間たちと出会い、そしてクハノウ伯爵領まで旅に出るまでが描かれていました。
けっこう読み飛ばしていた伏線を再発見したりしました。リリオの元恋人について、それが日本人の転生者であるらしいこと、彼の残した日本語の手記を発見したこと、等。
TVアニメ版も第3巻までの内容でしたね。懐かしく思い出しながら読んでしまいました。
2020.8
「魔導具師ダリヤはうつむかない ~今日から自由な職人ライフ~ 3、4」
第3巻はちょっと読むのに手間取りましたが、第4巻は、夜を徹して一気に読んでしまいました。
ダリヤが次々と開発していく魔導具たち。以前から温めてあったものもあり、ひらめきにより改良、画期的な魔導具になったものもあり、更に地道にこつこつと開発してきたものも日の目をみることになっていきます。まさにエンジニアとしてのサクセスストーリーを見るようです。
「私は一魔導具師として、魔物討伐部隊に己の名を刻んだ魔導具を使って頂ける、その誉れを頂きたいです」
ダリヤが、遠征用コンロのプレゼンでの発言ですね。(表現は稚拙ですが)本当にかっこよくてしびれました(!)。
「魔導具師ダリヤはうつむかない ~今日から自由な職人ライフ~ 1、2」
またこのシリーズを読み始めてしまい、第2巻まで、あっという間に読み終わりました。
婚約者からの婚約破棄からこの物語は始まりますが、そのときからのダリヤの活躍が描かれていきます。副題の「今日から自由な職人ライフ」が言い得て妙、ですね。
そして、ダリヤを中心として広がる人々の輪。職人だけでなく、商売人、そして貴族へと1~2ヶ月の間にあっという間に交友関係が広がっていきます。
続けて、第3巻に突入、の予定です。
"Death Marching to the Parallel World Rhapsody" - 「デスマーチからはじまる異世界狂想曲 16」
8人姉妹のホムンクルスたちに会いたくて、第16巻を読み始めたのですが、そのまま一気に最後まで読んでしまいました。
アディーン、イスナーニ、トリア、フィーア、フュンフ、シス、そしてユィットの7人と再会して名付けられました。
彼女らの活躍は、これまでも短編で綴られていましたが、サトゥーに報告する際にそのときの様子に触れられて、とても懐かしく思い出しました。
特にジョンとミトの話が面白かったですね。
「今度の相手は『民に慕われる大義賊』!? お宝を挟んで一触即発!
アイスバードの群れを討伐してランクCに昇級したレイは、さっそく商隊護衛の指名依頼を受ける。行って帰ってくるだけの任務のはずが、巻き込まれ体質のレイとセトがそのまま終われるわけもなく……!?」
- 2020.8.16 KADOKAWA BOOKS「レジェンド 7」より
ベスティア帝国との戦争前夜、という状況が描かれていたましたね。辺境から行軍するのにレイのミスティリング(アイテムボックス)が大活躍。それにしても、アイテムボックスに収納するのはいいとして、行軍中に食事のたびに取り出す、食後に食器を片付ける、野営のためのテントを出す、早朝にはテントを収納する、という手間が意外にかかるというのは盲点でしたね。
そして、ついに決戦の場に到着したレイたち。次巻から3巻に渡り、戦争の状況が描かれるようです。楽しみですね。
「相棒セトの危機に、レイが本気の怒りを見せる!
ギルムに帰還して依頼をこなすレイとセトは、自分たちを監視する何者かの視線に気がつく。町にベスティア帝国の刺客が潜入していると知り捕縛に乗り出したが、レイを庇ったセトが行方不明になってしまい……?」
- 2020.8.13 KADOKAWA BOOKS「レジェンド 6」より
前半は、ベスティア帝国の影たちとの闘いが描かれていました。後半は、ギルムでの冬の季節での冒険活動となるのでしょうか。
エレーナの使い魔であるイエロが可愛かったですね。まだ生まれたばかりで、その幼生体の仕草が可愛い。
レイもランクCに昇格しました。次巻も続けて読んでいくつもりです。
「熱病蔓延る街を救え! レイとセトは救世主となれるのか――!?
ギルムから遠く離れた街――バールで突如発生した熱病。レイとセトは薬を届ける特別任務を受け、急ぎ街へ飛び立つ。そこで熱病の調査を頼まれた彼らは、街で “あるはずのない” ものを発見し……!?」
- 2020.8.11 KADOKAWA BOOKS「レジェンド 5」より
あらすじにあるストーリーの前に、これまで討伐した魔物の解体作業とか、ガメリオン討伐の話とかもあるのですが・・・。
また、レイはこの世界に「うどん」をもたらすのですが・・・。近い将来、これがギルムの名物料理になるようです。
さて本編の方ですが、レイはギルムからバールへ、緊急の薬剤を届けることになるのですが・・・。
薬剤を無事届けたレイに疫病の原因を探るように依頼がギルドマスターよりあり、調査の結果、酒を保管している倉庫にあるものが・・・。
疫病の原因であったものは判明するのですが、なぜそのものがそこに発生したのかは不明のままでした。ひょっとして、これも何かの伏線なのかも知れませんね。
次巻も続けて読んでいくつもりです。
「街中が敵? セトを狙う悪徳商人の陰謀とは――!?
街で権力を振るう大商人・ボルンター。セトを寄こせという傲慢な要求をレイが撥ね付けると、ボルンターは権力に物言わせ、街中に “とある命令” を下す。孤立させられたレイとセトはどう切り抜ける――!?」
- 2020.8.11 KADOKAWA BOOKS「レジェンド 4」より
前巻からちょっと間が空いてしまい、人間関係などがあやふや(おい)なところもありましたが、正に前巻からの続きからの導入であり、割とすんなりとストーリーに没頭することができました。
悪徳商人の陰謀とありますが、レイにはまるで堪えた様子がありません・・・。むしろ、レイの怒りを誘い、ボルンターは散々な目に遭わされるのですが・・・。
レイに二度はない、と最後通牒を突きつけられたにも関わらず、ボルンターはレイに対して圧力をかけるのですが・・・。
レイの反撃の様子が痛快でしたね。また、実はボルンターも操られていた、というオチもあり・・・。
最後まで一気に読んでしまいました。次巻も続けて読んでいくつもりです。
「魔導具師ダリヤはうつむかない ~今日から自由な職人ライフ~ 1~4」
「魔法のあふれる異世界で、自由気ままなものづくりスタート!
『もう、うつむくのはやめよう』
転生者である魔導具師のダリヤ・ロセッティは、決められた結婚相手からの手酷い婚約破棄をきっかけに、自分の好きなように生きていこうと決意する。
行きたいところに行き、食べたいものを食べ、何より大好きな “魔導具” を作りたいように作っていたら、なぜだか周囲が楽しいことで満たされていく。
『これも、君が作ったの!?』『この際だから商会、立ち上げない?』
ダリヤの作った便利な魔導具が異世界の人々を幸せにしていくにつれ、作れるものも作りたいものも、どんどん増えていって――。
魔導具師ダリヤの、自由気ままなものづくりストーリーが今日ここからはじまる!」
- 2020.8.11 KADOKAWA BOOKS「魔導具師ダリヤはうつむかない 1」より
「女性魔導具師、今度は驚きのアイテムで騎士達の足元を快適に!?
婚約破棄されたことを機に、自分の好きなように生きると決めた、女性魔導具師のダリヤ。
気の赴くままにものづくりをするダリヤは、ある日魔物討伐部隊の騎士ヴォルフから、沼地への遠征は足元の環境が悪くて憂鬱だ、という部隊が抱える悩みを聞く。
『もしかしたら、これが効くかもしれません』『なんか、すごい形の靴下なんだけど!』
乾燥魔法を付与した五本指靴下と、風魔法を付与した中敷きをヴォルフに渡すダリヤだったが、前世の知識を活かしたそのアイテムは、魔物討伐部隊に衝撃をもたらして――!?
さらには人工の魔剣、冷蔵庫、魔物グルメなど、ダリヤのものづくりは多くの人を巻き込みつつ加速していく!
魔導具師ダリヤの、自由気ままなものづくりストーリー第二弾、開幕!」
- 2020.8.11 KADOKAWA BOOKS「魔導具師ダリヤはうつむかない 2」より
「試作に量産、ダリヤのつくった魔導具がさらに広まる――!?
婚約破棄されたことを機に、自分の好きなように生きると決めた、女性魔導具師のダリヤ。
彼女が商会を立ち上げてから、ダリヤの魔導具づくりは様々な人を巻き込んで進んでいく。
商会長としても魔導具師としても、少々危なっかしいところのあるダリヤに対し、周囲の者はそれぞれの想いを募らせる。
『恩には利子をつけて返す』「商会長の『右腕』を目指す」『守れるくらい強くなる』
そんな想いに応えるように、ダリヤ自身も前を向き、また大きな一歩を踏み出す――!
小物工房と『泡ポンプボトル』の量産品試作、『魔導コンロ』の更なる小型化、『人工魔剣』の実験など……とどまるところを知らないダリヤのものづくりの行方は!?
魔導具師ダリヤの、自由気ままなものづくりストーリー第三弾、開幕!」
- 2020.8.11 KADOKAWA BOOKS「魔導具師ダリヤはうつむかない 3」より
「ロセッティ商会、急発展! そしてダリヤに試練が訪れる!?
商会を立ち上げてからも、大好きな魔導具づくりに邁進する女性魔導具師のダリヤ。
ダリヤのロセッティ商会は、魔物討伐部隊との取引により思いがけぬスピードで王城へ出入りするまでに。軽量小型化した『遠征用コンロ』も新たに魔物討伐部隊への導入が検討され、これで遠征時の騎士達の食事環境が良くなれば、とダリヤはさらに奮起する。
しかし急発展する若手商会、しかも商会長は爵位を持たない庶民となれば、貴族から向けられる視線は好意的なものばかりでなく――。
「『飼い猫』がどこまでやれるかね?」『お言葉を撤回いただきたく思います』
商会長として、魔導具師として、貴族相手にダリヤ・ロセッティはその名を示す!
新たな商材、そして広がる新たな販路……『人工魔剣』の制作にもついに進展が!?
魔導具師ダリヤのものづくりストーリー、波乱の第四弾、開幕!」
- 2020.8.11 KADOKAWA BOOKS「魔導具師ダリヤはうつむかない 4」より
3日かけて、4冊を一気に読んでしまいました。このようなクラフト系の話は大好き(!)です。やっぱり元がエンジニアだったせいでしょうか。
結婚前日、新居に移ったその場で、婚約破棄を告げられるダリヤ。彼女が、その痛手を乗り切り、魔導具師として独り立ちしていく姿が凛々しく、愛おしく感じます。
元々才能があったのはもちろんですが、たゆまない努力が一気に花開いた感じですね。
<WEB> 版にはないショートストーリーも楽しめました。
第5巻が、9/25 発刊予定となっていますが、今から楽しみですね。
"The power of the saint is all around." - 「聖女の魔力は万能です 2」
「スパルタな宮廷師団長の目をかいくぐり、『聖女』を隠し通せるか!?
度重なる活躍で聖女疑惑を掛けられたセイ。王宮で本格的に魔法を学び始めたら、スパルタ講師のお眼鏡に適いすぎて実戦訓練に連れて行かれることに!? ただの回復要員のはずが、予想外のものと遭遇してしまい……。」
- 2020.8.6 KADOKAWA BOOKS「聖女の魔力は万能です 2」より
書籍になると読みやすい。さくさくと一気に最後まで読んでしまいました。
鑑定魔法もたやすく弾いてしまうセイでしたが、彼女の聖女としての能力は隠すべくもなく行動に現れてしまい・・・。
周囲のものたちもセイが聖女であると感じ取ってしまうほどに。
そんな中、セイは、聖女のみが講師することができる魔法を発現してしまい、魔物を一掃してしまいます。
次巻も彼女の活躍が楽しみですね。
"The power of the saint is all around." - 「聖女の魔力は万能です」
「トラブル・相談ごとは聖女におまかせ! 20代OLの異世界スローライフ!
20代半ばのOL、セイは異世界に召喚され……『こんなん聖女じゃない』と放置プレイされた!? 仕方なく研究所で働き始めたものの、常識外れの魔力で無双するセイにどんどん “お願い事” が舞い込んできて……?」
- 2020.8.6 KADOKAWA BOOKS「聖女の魔力は万能です」より
えーと、送られてきた当日に第1巻を読了しました。さくさくと物語は進みます。
どうも、あらすじとは受ける印象が大幅に異なっているように感じました。「常識外れの魔力で無双する」とはありますが、戦闘でということではありません。主にポーション作成に関して、ということになります。
また、召喚された直後に第1王子に無視されますが、それは、どうも王子の目に入らなかった、というだけで(その時は)他意はなかっったようです。
それから、ライトノベルのお約束でしょうか。ヒーローの周りには美少女のハーレムが形成されるように、ヒロインのセイの周りにはイケメンが集うことになります。逆ハーレムにはならないようですが。
次巻も続けて読んでいくつもりです。
"I will be born again and again." - 「僕は何度も生まれ変わる」
「『薔薇のマリア』『灰と幻想のグリムガル』十文字青が贈る新たなる英雄譚!
ある日、僕は死んだ。享年29歳。しがない社畜の儚い末路だった――はずなのに、まさか生まれ変わった……のか? でも、僕はまた死ぬ。運命の悪戯なのか。死んでは生まれ変わり、そのたびに "彼女" が僕を殺す。漆黒の髪。赤い眼。僕を "劣等種" 呼ばわりする "人間の帝国" の彼女が。そして、とうとう5回目の人生。成り行きでとるにたらない傭兵暮らしをしていた僕の許に、突然アークラントの "魔王" から使者が来た。はあ? 僕が魔王の隠し子だって……!? ――これは何度も生まれ変わった挙句、何の因果か魔王の血を受け継いだ "僕" がやがて英雄へと至る物語――泥臭くも華麗なる大逆転劇が幕を開ける!」
- 2020.8.5 角川スニーカー文庫「僕は何度も生まれ変わる」より
「死に戻り」ではなく、「輪廻転生」ですね。特徴的なのは、前世の記憶を全て持っていること。
主人公は、輪廻転生を繰り返しても、特別な能力を持っているわけでなく、またチートなスキルでもって異世界を無双するでもなく、15歳になると必ず帝国の蹂躙に会い、"彼女" に惨殺されます。
そして、ロワに生まれ変わった時に、ついに運命の歯車は、これまでと違った展開を辿ることに。
特に体格、体力に優れるのでもなく、前世からの記憶と知識を頼りに異世界を帝国からの蹂躙に逆らいつつ、惨殺される運命からも回避するように動き出します。
ロワの魔眼の能力、"彼女" の正体等、謎はまだまだ深まるばかりですが、次巻の物語の展開もまた楽しみですね。
「魔王様(10歳)は大志を抱く!
――余は、魔族の王国を復活させることをここに宣言する!
突如押しかけてきた幼い魔王エリザベートの宣言に、ヴェルは困惑してしまう。下手に関わると内政干渉のリスクが高まるのだが、知ってか知らずか魔王はヴェルたちの部屋に通うようになった。以後、魔王は出されるおやつに舌鼓を打ちつつ学校の宿題に取り組んだり、芋掘りに参加したり、料理に挑戦したりと、およそ他人とは思えない程度にヴェルたちと親睦を深めていく。すべては、特にやることもなく暇であるという現実が招いた必然ともいえた。
一方、難航していたリンガイア開放交渉を大人の事情でうまく解決に導いたヴェルに、バウマイスター伯爵領南方諸島群以南の探索話が持ち上がり……。
魔族との交渉はお偉いさんに一任して、魔王との交流&南方探索開始の第二十幕!」
- 2020.8.2 MFブックス「八男って、それはないでしょう! 20」より
表紙絵のイラストの魔王様のエプロンとまな板がかわいい(!)ですね。
本巻の内容は大したことはありませんが、読むのにはけっこう時間がかかってしまいました。ストーリーが全く動くことがなかったからなのですが、バウマイスター伯爵領南方諸島群以南の探索に出かけてからは、あっという間に2つの島々の領土を確保してしまいます。
さて、次巻の物語の展開はどのようになるのでしょうか。
2020.7
"Kumo desuga nanika?" - 「蜘蛛ですが、なにか? 13」
「女神サリエルを救う準備おっけい? 世界を司るシステムにハッキングだ!
人魔大戦で【勇者】という仕様を壊し損ねた『私』は、次なる作戦に出ることにした。新勇者になっちゃった山田くんたち転生者の旅路を妨害しつつ、魔王と女神を救うための下準備に取りかかります!」
- 2020.7.27 KADOKAWA BOOKS「蜘蛛ですが、なにか? 13」より
"Grimgar of Fantasy and Ash" - 「灰と幻想のグリムガル level. 16 さよならの訳さえ僕らは知らないままで」
「現実は現実として、受け容れるしかない。彼女は失われた。永遠に……。
アラバキア王国遠征軍は多大な犠牲を払ってオルタナ奪還を果たした。失ったものの大きさに打ちのめされるハルヒロ。野心を抱く遠征軍のジン・モーギス将軍。生き残った義勇兵団。謎めいた開かずの塔の住人。様々な勢力の思惑が入り乱れる中、ハルヒロたちは仲間を人質にとられ、危険な任務に就くことに。目的はなんと、ゴブリンとの同盟!? 苦難続きで打開策を見いだせずにいると、かつて苦楽を共にしながらも道を違えたはずの “あの男” が現れた――!
グリムガルで積み重ねた絆が、再び記憶をなくしたハルヒロたちの力となる。」
- 2020.7.25 オーバーラップ文庫「灰と幻想のグリムガル Level. 16 さよならの訳さえ僕らは知らないままで」より
前巻で亡くなった彼女については、やっぱりハルヒロも思い入れがあったようです。前巻では、本当にあっさりと亡くなっていたもので・・・。
そして、ハルヒロたちはシホルを人質に取られ、オルタナ遠征軍の麾下に入ることになってしまったり、開かずの塔の住人が姿を現したり、更には、義勇兵団のクランのリーダー・シノハラが何やら画策していたりして、ストーリーが混沌としてきましたね。
そのような時に現れた、かつての仲間たち。やっとハルヒロたちと合流することができました。感慨深いものがありましたね。
次巻の物語の展開が楽しみです。
"Death Marching to the Parallel World Rhapsody" - 「デスマーチからはじまる異世界狂想曲 20」
「今代の勇者と共同戦線! 魔王討伐を縁の下から超サポート!
女神のお告げで、パリオン神国へ向かう一行。そこには呪詛を受けて苦しむ勇者・ハヤトの姿が。どうやら敵は神出鬼没で尻尾を掴ませない厄介な魔王らしい。サトゥーは、勇者達の魔王討伐作戦への参加を決め……。」
- 2020.7.24 KADOKAWA BOOKS「デスマーチからはじまる異世界狂想曲 20」より
今回サトゥー一行は、勇者ハヤトの魔王討伐のアシストに徹しています。勇者ナナシは、登場しませんでした。
そのために今度の魔王との戦闘には、黄金装備ではなく、新たに銀色装備をすることになります。
とにかく、今回は、久々にサトゥーたちが表に立って、勇者ハヤトが呪詛に苦しんでいるのを助けたり、勇者ハヤトの従者の命を助けたりと戦闘シーンが多めでした。
最後には、勇者ハヤトとともに共同戦線を張り、魔王に対峙したりします。
次巻以降は、勇者ハヤトがいなくなった異世界を、サトゥー一行が観光する様子が描かれるのでしょうか。発刊されるのが楽しみですね。
"Conqueror of the dying kingdom." - 「亡びの国の征服者 1 ~魔王は世界を征服するようです~」
「その少年は、世界を征服する『魔王』となる――
家族の愛を知らぬまま死んだ男は、異なる世界で新たな生を受ける。ユーリと名付けられた彼は、両親の愛を一身に受けながら新たな人生を穏やかに過ごしていく――はずだった。しかしユーリ達の住む国家群は大陸の広域を支配する “もう一つの人類” に脅かされ、亡びの危機に瀕していた。ユーリとその家族も無関係ではいられず、戦乱に巻き込まれていく……。
槍を振るい鳥を駆る王国の剣――騎士家。そんな騎士家の名門ホウ家の頭領だった叔父の戦死が、殺し合いを嫌って家を離れていたユーリの父を再び騎士の世界に引き戻す。そしてユーリもまた騎士を育成する騎士院への入学を余儀なくされ、そこでの出会いがユーリの、そして王国の運命を大きく動かしていくのだった――。
これは、愛する者達のために戦い、のちに『魔王』として世界に名を轟かせる男が歩んだ覇道の記録。
『小説家になろう』で話題の超本格戦記譚、ついに開幕!」
- 2020.7.24 オーバーラップノベルス「亡びの国の征服者 1」より
「アルバート家の令嬢は没落をご所望です <WEB版> 第2章 1 41/215」
悪役令嬢ものです。転生して乙女ゲームの中の悪役令嬢になっているという定番ものですね。メアリ・アルバートは侯爵家の令嬢であり、高等部2年の始業式で、突然、自分が乙女ゲームの悪役令嬢に転生したことを自覚します。
そして、主人公が転入してきて、彼女の攻略対象との恋路を邪魔することにより、メアリのみならず、アルバート家は没落することになるのですが・・・。
普通(?)ならば、この破滅フラグを折るべく奮闘するのですが、メアリは、没落することを目指して、主人公に接することになります。また、メアリは転生してきたことを従者のアディに告白し、彼を味方につけて、色々と画策するのですが・・・。
そのドタバタぶりがコメディとなっているのですが、さらりとシリアスな要素も盛り込み、とても楽しく読み進めることができました。そして、
ストーリーはサクサクと進み、第1章であっという間に大団円を迎えることになります。
<WEB版> でアップされている 1/4 で、件の乙女ゲームのエンドまで描かれているのですが、その後の物語の展開がよくわかりませんね。「はめふら」のように続編ということになるのでしょうか。
次がとても楽しみです。
「結婚式に地球観光!
世界各国からの来賓者、さらには神々も見守る中、遂に冬夜たちの結婚式が始まる! そして、新婚旅行の行き先は地球に決定。九人の花嫁を連れて冬夜は懐かしき世界へと帰還することになり……。大人気異世界ほのぼのファンタジー第21巻!」
- 2020.7.22 HJノベルス「異世界はスマートフォンとともに。 21」より
「召喚された賢者は異世界を往く ~最強なのは不要在庫のアイテムでした~ <WEB版> 第5章 第1話」
最新話(2020/3/26)まで、一気に読み終わりました。ただ、最新話からの更新は滞っている様子。ここまでは、毎日のように更新されていたのですが・・・。
書籍の方は、第3巻(2019/9/25)まで発刊されているようです。ただ、第4巻の発刊も遅れているようですね。ひょっとして、このまま <WEB版> の更新が無かったりして・・・。
主人公は、ゲーム世界から召喚されるのですが、実は勇者を召喚しようとして間違って召喚されたことが分かります。そこで、勇者が召喚された跡に元の場所に送還されるはずが・・・。
サブキャラが召喚されたため、職業が《回復術士》になってしまった主人公ですが、剣技は体が覚えているようで、魔法・スキルも使える魔法剣士として異世界を無双します。
ゲームと同じ異世界であることから、そのゲームの知識を生かして、次々と敵を倒していく様が爽快ですね。
機会があれば、書籍を読んでみるのもいいかもしれませんね。
「役立たずスキルに人生を注ぎ込み25年、今さら最強の冒険譚 <WEB版> 白硬の章 閑話 若き冒険者たちの一日 128/324」
本書の章立ては、冒険者のランク毎になっています。最低ランクの「緑樫の章」から始まり、「青銅と赤鉄の章」、そして「白硬の章」まで読み進めました。
物語は、以降、「黒鋼の章」「真銀の章」「金剛の章」へと続いていきます。それで、どうやらこのWEB小説は、「金剛の章」で完結しているようです。
書籍としては、最新刊(2019/12/10)が第3巻で、「白硬の章」まで発刊されているようです。
とてもまともな(?)というか、正統派RPGと言いましょうか、冒険者成長物語ですね。チートな能力こそありますが、地道な25年間にも及ぶ努力の結果、その能力が開花します。ですが、その能力単体で無双できるものでなく、大事な仲間を得ることで、絶大な効力を発揮します。
もちろん、ランクが上がるにつれて、装備も新しく買い替えていきます。
その成長過程が一種のカタルシスを生むのか・・・。わくわくしながら、その冒険行を見守ることになります。
書籍でも読みたくなってきました。
「転生貴族の異世界冒険録 ~自重を知らない神々の使徒~ <WEB版> 第七章 マリンフォード教国編 第六話 情報交換」
最新刊は第6巻(2019/12/15)で、「第六章 魔族国編」が描かれているようです(多分・・・)。
読み始めた当初は、かなり読み応えがあったのですが、話数が進むほどに勢いはそこそこになり、最近では、どうもまったり感が・・・。
どうもここらへんで、少し間を開けようかなと。
「魔導具師ダリヤはうつむかない <WEB版> 第282話 氷の結晶模様のプレゼント」
けっこう読むのに時間がかかってしまいましたが、第100話を過ぎたところから一気に最新話(第282話)まで読んでしまいました。
ダリヤは、前世はブラック企業の会社員で過労死の果てにこの異世界に転生して22年、魔導具師として暮らしています。
婚約して2年、父の喪が明けて明日が結婚という前日に婚約者から、新居についてから1時間で婚約破棄を言い渡されます。
一行目で婚約破棄の申し入れから始まる本物語ですが、ここからダリヤが魔導具師として躍進していく姿が爽快です。
婚約破棄からすぐに出会ったヴォルフとの交流を背景に、魔導具の開発と自らの商会の立ち上げ、魔導具の普及と、怒涛の展開をみせます。
ついには、父と同じ貴族に叙せられることが決まり、そのお披露目のダンス(夜会)の日程が迫る中、城から危急を告げる三つの鐘が鳴り響きます。次の物語の展開が楽しみです。
この Web小説は書籍化・コミカライズされています。タイトルも「魔導具師ダリヤはうつむかない ~今日から自由な職人ライフ~」と副題もついて、最新刊(2020/2/25)は第4巻となるようです。
「課せられるペルギウスの試練!? 北の果ての秘境、天大陸へ!
ラプラスと同じ緑色の髪を持つ第四子ジークハルトが産まれた。
しかし、ルーデウスたちはその場に立ち会ったペルギウスの使い魔の一人から、その赤子を連れて空中城塞に来るよう伝言を告げられる!
『もし、この子が成長し、本当に人族と戦争を起こすのであれば、その時は……その時のための用意でもって対処します』
家族のため己の覚悟を突きつけるルーデウス。
それを聞いたペルギウスの返答は――!?
WEBでは語られなかった書き下ろしエピソードも満載!
人生やり直し型転生ファンタジー第二十三弾、ここに開幕!!」
- 2020.7.4 MFブックス「無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 23」より
あれっ、こんなに軽いストーリーだったっけ、というほどさくさくと進んで、あっという間に読み終えてしまいました。
ルーデウスとシルフィーの間に第四子ジークが生まれますが、彼が緑色の髪を持って生まれたから、すわっ、ラプラスの生まれ変わりか(!)と両親は心配しますが・・・。
ペルギウスの試練、ロキシーの両親への挨拶、そしてまた世界を巡り、仲間に勧誘すべく人を訪ねる旅に出ますが・・・。
派手な戦闘シーンもなく、淡々とストーリーは展開していきますが、相変わらずルーデウスが面白い。等身大のヒーロー(でもないか)の姿が描かれます。
それから、ナナホシのエピソードもありました。彼女は、元の世界に戻ることができるのかどうか。魔法陣がついに完成し、ルーデウスの魔力を借りて起動しますが・・・。
「魔王学院の不適合者 ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~ <WEB版> 第四章 大精霊編 第189話 エピローグ ~魔王の記憶~」
人、精霊、神々すら滅ぼしながらも、絶え間なく続く闘争に飽きた魔王がその生命を糧に各種族の間に壁を設け、自身は、2千年後に転生を果たす。
人族に転生した魔王は、魔皇候補をその適性から選抜して入学させる「魔王学院」に入学することになるが、その入学試験でとんでもない成績を残しながらも「不適合者」と判定されてしまいます。
また、暴虐の魔王の名前が誤って伝えられており、勇者が魔王を滅ぼした、とも。
暴虐の魔王の学院生活がここに始まります。
物語は「不適合者」の烙印を押された暴虐の魔王が、学院内で活躍する様が描かれますが、やがて学院内に留まらず、舞台は勇者学院の人族、精霊、そして神々との闘争へと発展します。
2千年前からの因縁も絡み、時空を超え、物語は展開することに。
<WEB版> の第四章では、暴虐の魔王がついにその玉座に返り咲くまでが描かれていました。
物語は二転三転、ハラハラ・ドキドキしながらも暴虐の魔王が無双することの爽快感を味わいながらも、退屈することなく、あっという間にここまで読み進めることができました。
2020.6
"The power of the saint is all around." - 「聖女の能力は万能です <WEB版> 第二章 第94話 思い付き」
「異世界転生に感謝を」の第6巻が見つけられなくて、ふとしたきっかけから、本WEB小説を読み始めて最新話まで読んでしまいました。
リアルの書籍では、カドカワBOOKSより第5巻まで発刊(2020/2/10)されているようです。またコミカライズもされているようで、これも WEB 公開しているようですね。
シチュエーションは、ライトノベルでよくあるものですが、聖女が召喚されるというのは少女小説では定番なのかも知れません。男性版では勇者召喚、となるのかもしれませんが。
そこで喚び出された異世界が、中世ヨーロッパの雰囲気で「剣と魔法の世界」というのも定番ですね。
ただし、召喚された主人公が、その直後は「聖女」として認定されずに無視され放置、というのはちょっと変わっているのかも。
そして、暇を持て余したセイが取り掛かったのが、王宮にある薬用植物研究所でのポーション作り。そこで、聖女としてのスキルを生かして、とんでもない量と性能を持つポーションを製造してしまう、という。
彼女の冒険(?)に今後とも目が離せません。
"Thanks to the Parallel World" - 「異世界転生に感謝を 5」
「独りじゃない、共に手を取り、歩む道を。
依頼を通じて、着実に力を伸ばしていく《フィーレンダンク》の面々。
《王都》で過ごす、新たな出逢いの日々。
それらはジンに、異世界・テッラで生きる《覚悟》を迫る。
孤独に身を震わせる、《転生者》の血を引く少女の想い。
羨望の眼差しを傾ける、《貴族》の新米冒険者の熱意。
そして仲間たちの《告白》に、ジンは今一度、自分の気持ちに問いかけるーー。
★★★単行本書き下ろし番外編『それぞれの絆』も収録!!★★★」
- 2020.6.26 KADOKAWA eb! enterbrain「異世界転生に感謝を 5」より
"Thanks to the Parallel World" - 「異世界転生に感謝を 4」
「冒険者たちは誓った。仲間を守るための力、そしてたくさんの感謝を。
死闘を経て、冒険者としてさらなる成長を遂げるジン。
一歩ずつ進む彼らの眼前に突如現れる、《災害迷宮》。
一行を取り巻く環境は、少しずつ、そして確実に変化していく。
《迷宮》に引き寄せられるように現れた、Aランク冒険者《オズワルド》の狙い。
過去の《異世界転生者》によって綴られる、予想外の真実。
運命に導かれるように、ジンは異世界《テッラ》で新たな絆を深めていく。」
- 2020.6.24 KADOKAWA eb! enterbrain「異世界転生に感謝を 4」より
"Thanks to the Parallel World" - 「異世界転生に感謝を 3」
「かつての老人は、友を守るため、仲間と共に旅立った。
元・老人の冒険者《ジン》が暮らす街・リエンツを襲う危機。
突如蔓延した《原因不明》の病に伏せる子どもたち。
大切な友を守るため、彼は仲間と共に冒険に挑むことを決める。
新居へのお引越しにより、さらに結束を深めるエルザとレイチェル。
ギルドの受付嬢《アリア》の心に影を落とす、かつての仲間の死の記憶。
絆を紡ぐ彼らの元に、人の道から堕ちた強者《凶人》の魔の手が迫る!!」
- 2020.6.24 KADOKAWA eb! enterbrain「異世界転生に感謝を 3」より
"Thanks to the Parallel World" - 「異世界転生に感謝を 2」
「かつての老人は、この世界で、新たな仲間に出逢った。
異世界に転生した元・老人の新米冒険者《ジン》。
《ファンタジー世界》での冒険のはじまりーー
それは彼に、この世界で生きる覚悟を問うものだった。
ギルド主催の《初心者講習》で邂逅する、ルーキー冒険者一行。
少しずつ打ち解けていく彼らに迫る、モンスターの不穏な影。
新たな出逢いと、深まる絆ーーすべてに感謝の念を抱いて、今日もジンは生きていく。」
- 2020.6.24 KADOKAWA eb! enterbrain「異世界転生に感謝を 2」より
「本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第五部 女神の化身 II」
「★TVアニメ第二部放送中!★
シリーズ累計300万部突破!(電子書籍を含む)
ビブリア・ファンタジー最新刊!
雪降るアーレンスバッハ城。その執務室で、次期領主の婚約者フェルディナンドはローゼマインの手紙に眉を寄せていた。彼女は王族に呼び出されたばかりか、貴族院の図書館に秘められた地下書庫へ近付こうとしていたのだ。周囲を悩ます『頭の痛い報告書』の数々は貴族院三年生になっても変わらなかった!
不思議な現象を起こした上に、学生達の共同研究に王を巻き込む始末。王の御前だろうと取り繕いゼロ、聖女と持ち上げられるお茶会にはイライラ。我が道を全力で突っ走るローゼマインにレスティラウトから驚愕の提案が!
ライデンシャフトの槍を振りかざし、いざディッター勝負、再び開幕!(自身の将来を賭けた嫁取りディッター!?)
書き下ろし短編×2本、椎名優描き下ろし『四コマ漫画』収録!」
- 2020.6.23 TOブックス「本好きの下剋上 第五部 女神の化身 II」より
"Thanks to the Parallel World" - 「異世界転生に感謝を 1」
「それは、かつての老人が描いた、夢の世界。
幼き頃よりファンタジーRPG世界に焦がれていた少年《神宮寺真一》。
月日は巡り、少年が老人となったとき、VRゲーム《ニューワールド&ニューライフ》が世に放たれた。
その日、念願だった《仮想現実世界》に飛び込んだ老人は、プレイを始めると間もなくゲームから姿を消す。
圧倒的なリアリティ、見たこともないモンスター、存在しないはずのスキル……。
異世界《テッラ》に転生した老人は青年に姿を変え、冒険者《ジン》として第二の人生を歩み始める。
今までの人生と、新たなる旅路。すべてに感謝の念を抱いて。」
- 2020.6.21 KADOKAWA eb! enterbrain「異世界転生に感謝を 1」より
本棚を眺めていて、ふと手にとった本書。ついつい最後まで読んでしまいました。
登場キャラクターは、全て善人です。また、主人公のジンは、全てに対して感謝の念を忘れません。前世の記憶から、その性格から変わることのない感謝を転生した異世界に捧げます。転生を実現してくれた神に対しても。
そんなジンですが、たまたまたどり着いた街にて冒険者となり、様々な人々と出会い、日々を過ごすことになります。
一部、チートな能力を封印しながら、活かしながら・・・。この世界の人々の役に立つことを願って。
「本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第五部 女神の化身 I」
「TVアニメ第二部絶賛放送中!
シリーズ累計300万部突破!(電子書籍を含む)
ついにシリーズ最終章「第五部」開幕!
フェルディナンドが旅立ったエーレンフェストの冬は重い。騒乱を好む『混沌の女神』のようなゲオルギーネに関する密告があったことで粛清が早められた。
一方、貴族院の三年生になったローゼマインは喪失感を振り払うように、忙しく動き回る。寮内では旧ヴェローニカ派の子供達が連座を回避できるように説得し、院内では領主候補生の講義初日が開始。文官コースの試験に、新しい上級司書との出会い、専門コースの専攻など、一年前とは立場も環境も激変した日々へ突入していく。
次第に『らしさ』を取り戻す中、神々のご加護まで大量に得て、ますますローゼマインの暴走は止まらない!?
『わたしの本好きウィルス、皆に広がれ!』
シリーズ最終章『第五部』開幕! ユルゲンシュミットの根幹へーー聖女伝説が走り出す!
書き下ろし短編×2本、椎名優描き下ろし『四コマ漫画』収録!」
- 2020.6.16 TOブックス「本好きの下剋上 第五部 女神の化身 I」より
"The great saint who was incarnated hides being a holy girl" - 「転生した大聖女は、聖女であることをひた隠す 3」
「――――誰よりも美しく、慈悲深い大聖女。あなたはこうやって、伝説となっていくのだ………
従魔の黒竜が旅立ち、第一騎士団に復帰したフィーアは、
シリル団長とともに彼の領地であるサザランドへ向かう。
そこはかつて、大聖女の護衛騎士だったカノープスの領地であり、一度だけ訪れたことのある懐かしい場所。
再びの訪問を喜ぶフィーアだったが、10年前の事件により、シリル団長と領民の間には埋めがたい溝ができていた。
そんな一触即発状態のサザランドで、うっかり大聖女と同じ反応をしてしまったフィーアは、『大聖女の生まれ変わり、かもしれない者』として振る舞うことに…!
フィーア、身バレの大ピンチ!?
書き下ろしは、書籍連載でおなじみの『アルテアガ帝国』編をはじめ、300年前の過去編ほかを大ボリュームでお届け!』
- 2020.6.13 EARTH STAR NOVEL「転生した大聖女は、聖女であることをひた隠す 3」より
300年もの間、大聖女信仰にまでなっても恩義を忘れないサザランドの住民たち。その元になった、300年前の感動的なエピソードが圧巻でした。
そして、300年前護衛騎士であったカノープスのエピソードとも繋がり、現在のフィーアの前に姿を現すあたりなんて、本当にもう感動ものでしたね。
<WEB版> と違うのは、サイドストーリーが描き下ろしで、また本編とリンクしていくところ、でしょうか。『アルテアガ帝国』編では、ブルーがいつフィーアと出会うことができるのか、期待させられます。
300年前の近衛騎士団長シリウスのエピソードも、本書だけで読めるものですね。とっても楽しかったです。
"The great saint who was incarnated hides being a holy girl" - 「転生した大聖女は、聖女であることをひた隠す 1、2」
第3巻を読む前にこれまでのエピソードを振り返ろうかなぁ、と手にとったのですが、そのまま通しで第1巻、第2巻を読了してしまいました。
フィーアの天然なボケとその素直な性格が、「大聖女」の能力を持って、周りを振り回す様が痛快です。
また、従魔として従えた黒竜との関係も楽しい。
フィーアに関わる団長が全て、フィーアに翻弄され、奇怪な行動を取るわけですが、それが一見か弱い、最弱の女性騎士に関わると、なのですからそのギャップが笑いを誘います。
フィーア自身もその置かれた環境からは想像できないほどの「お人好し」であり、前世の大聖女であったときも「慈悲の体現者」ともいうべき善人です。
そして、彼女を取り巻く騎士たちも誇り高く、そして騎士として善人であろうとするものばかりです。
これまで読んできて、前世での死亡のエピソードはともかく、とても和むほっこりとした物語の展開でした。
「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった・・・ 9 特装版」
「悪役令嬢の破滅回避ラブコメディ第9弾は、通常版と小冊子付特装版の2タイプで登場!!
特装版の小冊子は、カタリナたちの魔法学園時代のある日を描いた書き下ろし! 50ページ超の大ボリュームでお届けします★」
- 2020.6.5 一迅社文庫アイリス「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… 9 特装版」より
「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった・・・ 9」
「乙女ゲームの悪役令嬢カタリナに転生した私。魔法学園を卒業し魔法省で地道に働きはじめたはずが、最悪な未来が待つゲーム続編は進行中!? 回避方法がわからないまま、子供の誘拐事件の捜査のため、港街の食堂で給仕係として働くことになったのだけど…。任務では攻略対象のソラとマリアとの3人行動で、2人のお邪魔虫的立場に――って、ゲームの悪役と同じ立ち位置では⁉︎ これってまずくない!?
大人気破滅回避ラブコメディ★第9弾!!」
- 2020.6.5 一迅社文庫アイリス「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… 9」より
カタリナとマリア、ソラとで港町へ。魔法省のお仕事です。でもカタリナは通常運転で、人身売買の誘拐犯に囚われたりします。
どうやら今回のエピソードは、ゲームのイベントでは無いようです。それでも、今後の展開にかかわる伏線が色々と・・・。
最後には、あの王子様も姿を現したりしましたが・・・。
次巻はまた新たな展開となるのでしょうか。今から次巻の発刊が楽しみですね。
「老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます <WEB版> 第239話 戦いの肖像」
「私、能力は平均値でって言ったよね!」の著者である FUNA の作品です。つい気になって読み始めると面白くて、最新話まで一気に読んでしまいました。
いわゆる異世界転移ものですが、その異世界は、中世ヨーロッパ風なだけで、剣と魔法の世界ではありません。そんな世界へと転移した山野光波の成り上がり物語が展開します。
チート能力は転移のちからと言語能力の2つ。しかし、この強力な能力を駆使することにより、異世界での貴族となり、領主にまでなったりします。
また、地球でも異世界人の王女(のふり)として、色々な衝撃をもたらせたりするのですが・・・。
やっぱり、異世界でミツハの奮戦ぶりが楽しい。それなりに窮地に立ったりするのですが、それをチート能力で覆し、解決していく姿が爽快です。
本作はまだまだ連載中で、更新も順調です(?)。注目していきたいと思っています。
2020.5
「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… 8」
「乙女ゲームの悪役令嬢に転生した私。魔法省を舞台にしたゲーム続編で、出戻り令嬢カタリナは闇の力を手に入れて破滅する!ーーそう知って全力でバッドエンドを回避するつもりだったのに、気付けば闇の使い魔ポチに続き、闇の契約の書の所有者に!? 破滅回避方法不明のまま、王宮で開催される他国との交流会に参加することになってしまい…!? あれ? これってゲームのイベントじゃないわよね?
大人気破滅回避ラブコメディ、第8弾登場★」
- 2020.5.28 一迅社文庫アイリス「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… 8」より
「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった・・・ 7 特装版」
「悪役令嬢の破滅回避ラブコメディ第7弾、コミック2巻と同月発売!
ノベルは通常版と小冊子付特装版の2タイプで登場!!
特装版の小冊子は、書き下ろし50ページ超の大ボリュームでお届けします★」
- 2020.5.27 一迅社文庫アイリス「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… 7 特装版」より
「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… 7」
「乙女ゲームの悪役令嬢カタリナに転生し、なんとか破滅エンドを回避した私。職場の魔法省では周囲との関係も良好、闇の使い魔ポチをかわいがる日々を満喫!――していたけれど、魔法省が舞台のゲーム続編では闇の力を手に入れた出戻り令嬢カタリナに、悲惨な未来が待っていたはずで…あれ? 今の状況ってまずくない!? そんな中、古の魔法に関係する契約の書を探すことになってしまい!?
大人気破滅回避ラブコメディ第7弾はコミック2巻と同月発売! ノベルは通常版と小冊子付特装版の2タイプで登場!!」
- 2020.5.27 一迅社文庫アイリス「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… 7」より
「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… 6」
「乙女ゲームのバッドエンドしかない悪役令嬢カタリナに転生した私。魔法学園を無事卒業して破滅を完全回避!――したはずだったのに…。え? ゲームの続編が存在する!? しかも、続編ではパワーアップした出戻り悪役令嬢カタリナに前作よりも悲惨なバッドエンドが待っているの!? 次の舞台は魔法省って、私、魔法省に入ることになったんですけど!?
男女問わず恋愛フラグ立てまくり、悪役令嬢の破滅回避ラブコメディ第6弾登場★」
- 2020.5.27 一迅社文庫アイリス「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… 6」より
「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… 5」
「乙女ゲームの悪役令嬢カタリナに転生した私。破滅エンドを回避したはずが、なぜか最大の破滅フラグだったジオルド王子との婚約は継続中。『私、いつでも身を引きますから!』そう本人にも宣言しているのだけど……。
ジオルド王子の婚約者の座を狙う令嬢が現れるライバル登場編、ニコルのお見合い編ほか、カタリナたちの日々や意外な人物にスポットをあてた過去編も収録。大人気★破滅回避コメディ第5弾はコミック大増量で登場!」
- 2020.5.26 一迅社文庫アイリス「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… 5」より
外伝のような短編集でした。また、<WEB版> で掲載されていたエピソードもありました。
カタリナを巡る人たち、といった副題が付きそうな、そんなエピソードが満載でしたね。カタリナの学園生活の裏(?)で起こっていたエピソードで、楽しく一気に最後まで読んでしまいました。
改めて、学園卒業後のカタリナとその仲間たちの恋愛模様が楽しみになりました。
「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… 4」
「乙女ゲームの悪役令嬢カタリナに転生した私。乱立する破滅フラグを無事回避し、あとは魔法学園卒業を待つばかり——と安心していたら、突然自慢の義弟キースが行方不明に…!? 『あなたが迷惑ばかりかけたせいよ』とお母様に責められ大反省した私は、仲間たちとキース探しの旅に出ることにしたけれど——。
男女問わず恋愛フラグ立てまくりの、悪役令嬢を取り巻く恋のバトルは大混戦中? 大人気★破滅回避ラブコメディ第4弾、オール書き下ろしで登場!!」
- 2020.5.26 一迅社文庫アイリス「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… 4」より
キースが家出したと思い込み、その跡を追って旅に出る決意をするカタリナ。もちろん、仲間たちとともにですが。
そして、旅先で起こるドタバタ劇。魔法道具のクマのぬいぐみとカタリナとの関係が捜索行の旅のスパイス(?)。
一方で誘拐されたキースの身に危険が迫る中、カタリナたちは、彼を無事に救出することができるのか。とっても面白い展開でしたね。そして、闇の魔法により生み出された「闇の使い魔」は、どのようになるのか。今後の展開にも期待、ですね。
「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… 3」
「乙女ゲームの悪役令嬢カタリナに転生した私。魔法学園で待ち受けるバッドエンドを全力回避した結果、素敵な仲間が増えました! 最大の危機が去り、はじめて迎える学園祭で大はしゃぎしていた私は、調子にのった挙句、誘拐されてしまって——!?
破滅フラグを折った先で悪役令嬢を待っていたのは、新たな破滅フラグと恋愛イベントだった? 大人気破滅回避ラブコメディ第3弾は、新キャラ登場&オール書き下ろし!!」
- 2020.5.22 一迅社文庫アイリス「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… 3」より
カタリナが破滅エンドを回避して、友情エンドで乙女ゲームを終えた、その次の物語ですね。完全書き下ろしのストーリーとなります(<WEB版> にもありませんでした)。
そして、カタリナは8歳で転生してからずっと懸案であった破滅を回避できたことによる解放感からか、はしゃぎ通しです。そのような中で迎えた学園祭。2年に1回開催されるためにこれが最初で最後の学園祭になります。
大はしゃぎで学園祭を満喫するカタリナでしたが・・・。
新キャラクターも登場して、これからの関係が楽しみですね。
また、鈍感なカタリナもようやくジオルドの気持ちにも気づき始め・・・。今後の恋愛模様も気になりますね。
「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… 2」
「乙女ゲームの悪役令嬢カタリナに転生した私。未来はバッドエンドのみ——って、そんなのあんまりじゃない!? 破滅フラグを折りまくり、ついに迎えた魔法学園入学。そこで出会ったヒロインのマリアちゃんの魅力にメロメロになった私は、予想外の展開に巻き込まれることになって——!?
破滅エンドを回避しようとしたら、攻略キャラたちとの恋愛フラグが立ちまくりました? 悪役令嬢の破滅回避ラブコメディ第2弾!!」
- 2020.5.22 一迅社文庫アイリス「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… 2」より
前世が「山猿」と呼ばれていた野生児(?)であったカタリナは、魔法学園に入学しても変わることなく、自由奔放に学園生活を贈ります。ただ、8歳のときに転生したことが判明したため、7年後のこの学園でのイベントなどはあまりよくは覚えていないようですね。無自覚に破滅フラグをへし折ったり、ゲームの主人公と攻略対象とのイベントを横取りしたりしまいます。
そのおかげかもあってか、本来ゲームの主人公が攻略対象と恋愛関係に発展するところが、その感情の行き先がカタリナに向かったりするのです。
そして、ついに迎えたカタリナへの断罪のイベント。彼女は無事にこれを乗り切ることができるのでしょうか。
ということで、この第2巻で <WEB版>完結まで終わってしまいました・・・。頁の最後にも「おわり」という単語があり・・・。
ということで(?)次巻は、完全書き下ろしの物語が展開するようです。読むのが楽しみですね。
「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… 1」
「頭をぶつけて前世の記憶を取り戻したら、公爵令嬢に生まれ変わっていた私。え、待って! ここって前世でプレイした乙女ゲームの世界じゃない? しかも、私、ヒロインの邪魔をする悪役令嬢カタリナなんですけど!? 結末は国外追放か死亡の二択のみ!? 破滅エンドを回避しようと、まずは王子様との円満婚約解消をめざすことにしたけれど……。
悪役令嬢、美形だらけの逆ハーレムルートに突入する!?
恋愛フラグ立てまくりの破滅回避ラブコメディ★」
- 2020.5.21 一迅社文庫アイリス「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… 1」より
「乙女ゲーム」という名称を、この作品で初めて知りました。何となくその内容は推測できましたけれど。
「悪役令嬢」ものというのは、ライトノベルにおいての一大分野でもあるようで、書店を覗くと平積みで大量に並べてあるのを見かけます。それでも、このタイトルを選んだのは、やっぱりTVアニメ化されたことによる影響が大きいのかと。
カタリナ・クラエスは、日本の女子高生が転生した者なのですが、その世界がなんと乙女ゲームの世界であったとのこと。しかも悪役令嬢として転生したため、このままだと破滅しかないことが判明します。
そこで、カタリナは、そのゲームでの破滅フラグを折り、破滅の運命から逃れるべく奮闘することになりますが・・・。
いずれにせよ、カタリナの性格が楽しい。それゆえ、攻略対象やライバルの美男美女を虜にしていくのですが。その過程がまた楽しくて、さくさくと1巻読了してしまいました。
次巻からは、いよいよゲームの舞台である学園生活が始まるのですが・・・。読むのが楽しみですね。
「はぐれ精霊医の診察記録 ~聖女騎士団と癒やしの神業~ 2」
「神樹と契約し、精霊の秘密を知ったグラス。彼が次に立ち向かう病とは――?
神樹と契約を果たしたグラス。新たな力を手にし、ついにグラスは王女アスティナたちと共に国境を脅かす敵軍の本陣に潜入を果たす。だが、その前に立ちはだかったのは、かつて同じ学院に属していた水の魔法士で――?」
- 2020.5.20 KADOKAWA BOOKS「はぐれ精霊医の診察記録 ~聖女騎士団と癒やしの神業~ 2」より
新たに神樹と契約を果たしたグラスは、その力で持って、王女アスティナたちとともに敵軍に夜襲をかけることになりますが。
またグラスの真摯な医療に従事する姿から、アイルローズ騎士団においてもしっかりとした信頼を得たようですね。
また、王国内部の権力闘争に巻き込まれ、王女アスティナたちは窮地に立たされますが、打開策はあるのでしょうか。王命に逆らってまで敵軍を討とうとしますが、それが成功したとして反逆者の汚名をかぶらずにすむのかどうか微妙です。
次巻の発刊が楽しみですね。
「六姫は神護衛に恋をする ~最強の守護騎士、転生して魔法学園に行く~ <WEB版> 第四十九話 約束」
まだ書籍になっていない、<WEB版> のみの小説です。著者の「とーわ」は、「はぐれ精霊医の診察記録」「世界最強の後衛」シリーズの著者ですね。「世界最強の後衛 <WEB版>」を読んだあと、気になって続けて読んでしまいました。
物語は、まだまだ序盤ですね。
守護騎士ヴァンスが、千年後の世界に転生して、ロイドとして天帝国の伯爵家に拾われて養子として育てられています。
その伯爵家での母親、妹との生活がユニークでした。
また、とーわ作品の主人公の特徴でしょうか。皆が真面目で、鈍感なのは・・・。
前世での主人とともに「転生の儀」を経て生まれ変わったロイドですが、同じく転生しているはずのアルスアメリアを探すことを目的に魔法学園に入学するのですが。やっぱり、理不尽なまでに強い主人公は、同時期に入学を果たした6国の皇姫たちの注目を集めることに・・・。
これからの学園生活に注目(!)、ですね。
「世界最強の後衛 ~迷宮国の新人探索者~ <WEB版> 第百八十三話 技能ミーティング・3」
「はぐれ精霊医の診察記録」を読んでいて、同じ著者のとーわ著の <WEB版> 「世界最強の後衛」があることを知り、割り込むような形で、最新話まで読んでしまいました。
物語は、いきなり転生の場面から始まるのですが、それが多数列をなして、「迷宮国」へ転生しているという珍しい状況から始まります。
また、転生先の「迷宮国」は、ファンタジー世界でありながら、どこか人工的な雰囲気を持つ世界であったりします。まるで、ゲーム世界そのもののようで、転生者は、そのまま探索者として、迷宮国での迷宮の探索を強いられます。ギルドカードは必携であり、そのカードにレベル、技能、そして討伐記録などが記載され、貢献度などにより評価されます。
主人公は、職業が「後衛」というのを選択するのですが、ギルドカードには文字化けのように表記されて、どうも特異性のある珍しい職業となっています。
そして、彼を中心に美女、美少女たちが集い、パーティを組んで(まさしくハーレム状態で)探索の日々を過ごすのですが・・・。主人公は、ひたすらストイックで、パーティ仲間の美女、美少女のみならず、関わる女性全員から尊敬の念を抱かれるようになります。
また、魔物との戦闘シーンなどが、まるでボードゲーム(RPG)のように記述されており、本当にゲームをしているような感じになっています。そして、設定も色々とユニークですね。
書籍ででも読んでみたくなってきました・・・(!)。
「世界の常識を塗り替えるその医者は、姫騎士と共に国の頂点を目指す!
選霊の儀ではずれ精霊を引いてしまい、出世街道から転落したグラス。だがそんな彼に命じられたのは、最前線で戦う、王女の騎士団の軍医となることで――。全てを癒す『はずれ』持ちが歩む、戦記ファンタジー、開幕!」
- 2020.5.8 KADOKAWA BOOKS「はぐれ精霊医の診察記録 ~聖女騎士団と癒やしの神業~」より
<WEB版> は最新話「第百一話 姉と妹」(2020/3/9)まで読了していますが、本書はこれが第1巻になります。奥付によると、本書は、「2018年12月10日 初版発行」となっていましたから、比較的最近発刊されたようです。
さて、第1巻では、「はぐれ精霊医」のグラスは、王立魔法学院を離れ、国から宮廷魔法士に任じられ、第3王女率いるアイルローズ騎士団が防備している西方戦線に赴きます。そこで、グラスが契約した精霊が決して「はずれ」でないことを証明します。
そして、騎士団の抱える問題の解決に尽力します。
「はずれ」精霊というのが面白い設定ですね。また、一見「はずれ」と思われるスキルなどが実は、ということで無双するライトノベルはけっこうあると思いますが、グラスの場合は、あくまで「精霊医」としての後方支援が主となります。
また、レスリーが契約した「空気」の精霊というのも面白い設定ですね。
次巻も続けて読んでいくつもりです。
「少女と猫とお人好しダークエルフの魔石工房 <WEB版> 第二部 少女はダークエルフと商売を始める! ~少女は成果に満足する」
先日、本書の第1巻を読了したのですが、続きを読みたくなり、<WEB版> を最新話(第二部完結)まで読んでしまいました。
こうして、<WEB版> を読んでしまうと第1巻は、「第一部 少女はダークエルフと出会う」までが描かれていたのが分かりますね。とすると、第2巻は、「第二部 少女はダークエルフと商売を始める!」が描かれると思われます。すなわち、第2巻までを読了したことになるわけですね。
エルの出生の秘密が、父フーゴの秘密が明らかになります。それは、大体予想されていたことなのですが・・・。
また、本書のタイトル通りの「魔石工房」を起こす過程も描かれていました。
続きが早く読みたくなってきましたね。
「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… <WEB版> 全48話」
「はめふら」です。現在TVアニメ放映中です。それがけっこう楽しくて、原作本を探しているうちに <WEB版> を見つけて、アップロードされている全48話を読んでみました。
TVアニメが、けっこう原作に忠実に制作されていることが分かりました。TVアニメ同様、いやそれ以上に原作小説(<WEB版> ですけど)も面白かったですね。
主人公が鈍感で天然なのはお約束なのかもしれませんが、あまりいやみになるほどではなく、物語だと思いつつもヒロインの振る舞いに目を離すことができませんでした。また、ヒロイン目線だけでなく、対象者の目線でも語られているところが、ヒロインとのギャップが明確になり、そこがまた面白い点でしたね。
さて、リアルで刊行されている原作本は、一迅社文庫アイリスから現在第9巻までが発刊(2020/4/20)されているようです。<WEB版> では、転生が発覚する8歳から、魔法学園卒業までが描かれていましたが、原作小説では、描き下ろしもあり、魔法学園卒業後の続編も描かれているようです。
機会があれば、原作本でも読んでみたいと思っています。
"Death Marching to the Parallel World Rhapsody" - 「デスマーチからはじまる異世界狂想曲 19」
ちょっとまた読み返してみました。
相変わらず、読み飛ばしていた細かな点が次々と出てきて・・・。はぁ。
ということで(?)、けっこう面白く、また(ちょっと)新鮮な気分で読み直すこととができました。色々と新たな発見もちらほろと・・・。
アリサとルルの故郷を訪ね、元国民の苦難を知ったサトゥー一行は・・・。当初は、アリサとルルのギアスを解くだけだったのですが。サトゥーの活躍が見どころとなっていましたね。
また、アリサとルルの故郷に対する色々な因縁も解消され、特に両親との別れのシーンでは感動してしまいました。
「魔石作りの天才エルと、彼女の才能に惚れ込んだ、発明好きなダークエルフのイングリット。二人が紡ぐ、本格派魔石ファンタジー!
生まれてからずっと森深くの家で国一番の賢者と暮らしてきた少女エル。 しかしその賢者が亡くなってしまい、さらにあらぬ誤解で近隣住民に追い立てられてしまったエルは、ずっと前に行方知れずになっていた父を捜しに、唯一の友達である猫妖精のヨヨと生まれて初めて外の世界を巡る旅へ出る。 新たな出会いや命がけのピンチを乗り越えた末に王都へ辿り着いたエルだったが、そこでも詐欺師の疑いを掛けられてしまう。そんなエルの窮地を救ったのは、かつて人間に騙されたダークエルフの美女だった――。 運命の出会いを果たした彼女たちが向かう先は――。」
- 2020.5.3 ぶんか社 BKブックス「少女と猫とお人好しダークエルフの魔石工房」より
エルは魔法使いでもあるし、魔石技師でもあります。その腕は、12歳にして超一流。同じく超一流の賢者である師匠に師事していたためにそれが当たり前だと思っているのが、世間知らずというか・・・。
そんなエルが森深くの家から一人と一匹(?)で、音信不通となった父を探しに王都への旅に出ます。お供は猫妖精のヨヨのみ。
まさにファンタジーものの「冒険物語」の始まりでしたね。わくわくしながら最後まで一気に読んでしまいました。
エルの出生の秘密あり、また妖精のお供が増えたりと楽しい物語でした。猫とうさぎのイラストもかわいい。
次巻の発刊も待ち遠しく思います。
「異色魔王の魔族統一ファンタジー、ついに完結!
累計15.5万部! 異色魔王の魔族統一ファンタジー、ついに完結! 命の神の謀略で『勇者に滅ぼされる』という運命を回避すべく、人類との和平を進めていた魔王ヴェルムドール。これまで魔王と命の神との争いや、地上世界の出来事に不干渉だった他の神々が動き出し、勇者の正体と世界の現状が明かされた。勇者と、そして命の神と対峙したヴェルムドールは自身の運命にどう決着をつけるのか――」
- 2020.5.2 アルファポリス - 電網浮遊都市 - 「勇者に滅ぼされるだけの簡単なお仕事です <その10>」より
なんだか大急ぎで風呂敷を包んで店じまい、というような感じでしたね。
これまで伏線、あるいは謎とされていたことが神々の口から、魔神自身の口から直接明らかにされます。魔王ヴェルムドールが、それを全て見越していた、というのもまたちょっと興ざめな面も・・・。
また、魔神もその性格も含め、かなりグレードダウンした感じでしたね。まぁ、神が感情なりの個性を帯びた時点で、予測可能なメンタリティに基づいて行動する、というのはお約束でしょうが・・・。
とにかくも今巻で完結してしまいました。一応、全巻楽しく読み通せることができましたね。
2020.4
「累計15万部! 異色魔王の魔族統一ファンタジー、第9章!
累計15万部! 異色魔王の魔族統一ファンタジー、待望の第9章! 『勇者に滅ぼされる』運命を回避すべく、人類との和平を進める魔王ヴェルムドール。しかし、内乱の続く人類の国では、魔王の指揮下にない謎の魔族の襲撃が依然として続いていた。人類国との和平締結のため、一連の騒動の黒幕と思しき魔女を討つべく、ヴェルムドールは精鋭の部下を引き連れて敵陣に突入。そこで待ち受けていたのは、因縁のある魔族だった!」
- 2020.5.1 アルファポリス - 電網浮遊都市 - 「勇者に滅ぼされるだけの簡単なお仕事です <その9>」より
前巻に続いて魔王ヴェルムドールが、キャナル王国の内乱鎮圧に動き出します。また、魔王ヴェルムドールが、率いてきた精鋭としてイクスラークとその部下たちの活躍が見られます。
激しい戦闘シーンが続きますが、魔王ヴェルムドールと率いてきた精鋭たちは圧倒的な強さを見せていきます。
そして、第一王女ナリカを追い詰める魔王ヴェルムドールですが、第一王女ナリカは起死回生の手段に出ます。というところで次巻に続く、となりました。
戦闘シーンの連続であっという間に読み終えてしまいました。次巻も続けて読んでいくつもりです。
「累計14万部! 異色魔王の魔族統一ファンタジー、第8章!
累計14万部! 異色魔王の魔族統一ファンタジー、待望の第8章! 『勇者に滅ぼされる』運命を回避するため、人類との和平政策を進める魔王ヴェルムドール。しかし、内乱の続く人類の国、キャナル王国では、魔王の指揮下にない謎の魔族アルヴァの襲撃が相次いでいた。そんな折、キャナル王国の第三王女に招かれた魔王。会談に臨むと、王女の他にかつての勇者伝説に登場する最強のメイドナイト・レイナの姿があった。百年以上も昔を生きたレイナがなぜいるのか、アルヴァがキャナル王国ばかりを襲う理由は何か――謎が深まる中、ヴェルムドールは新たな戦略を打ち立てる!」
- 2020.5.1 アルファポリス - 電網浮遊都市 - 「勇者に滅ぼされるだけの簡単なお仕事です <その8>」より
メイドナイトのレイナとイチカが遂に再会を果たします。
また、キャナル王国第三王女セリスとの会談に臨む魔王ヴェルムドール。その会談の行方は。魔王ヴェルムドールは、キャナル王国への内政干渉を避けるべく、魔王の立場でなく、人道支援という形で王女セリスを支援しようと考えるが・・・。
いよいよザダーグ王国魔王ヴェルムドールたちが、キャナル王国の内乱鎮圧に乗り出しそうな流れななってきましたね。
次巻も読むのが楽しみです。
「累計12万部! 異色魔王の魔族統一ファンタジー、第7章!
累計12万部! 異色魔王の魔族統一ファンタジー、待望の第7章! 『勇者に滅ぼされる』運命を回避すべく、人類との和平政策を次々に打ち出す魔王ヴェルムドールは、ついに暗黒大陸観光ツアーを実施。大成功を収めた。しかし、観光事業で沸き立つ中、北方軍本部に侵入者が現れる。それは、かつて勇者に滅ぼされた旧魔王軍幹部、剣魔だった。なぜ死んだはずの剣魔がいるのか、目的は何なのか。ヴェルムドールは、再び命の神フィリアが動き出したことを予感する――」
- 2020.4.30 アルファポリス - 電網浮遊都市 - 「勇者に滅ぼされるだけの簡単なお仕事です <その7>」より
暗黒大陸観光ツアーの様子が楽しい。魔族の性格が脳筋寄りであることがはっきりしますね。また、ときたま姿を表すファイネルもまた楽しい。
そして新たな懸念材料が次々と姿を現します。旧魔王軍幹部が暗躍するその目的が不明です。そして、命の神の思惑がどこにあるのかもまた。物語が大きく展開しそうな雰囲気でしたね。
次巻も読むのが楽しみです。
「はぐれ精霊医の診察記録 ~聖女騎士団と癒やしの神業~ <WEB版> ~ 第百一話 姉と妹」
「勇者に滅ぼされるだけの簡単なお仕事です」を読み進める予定が、ちょっと一休み(?)しようかな、と読み始めた WEB小説でしたが、楽しくてつい最新話まで、読んでしまいました。
リアルでは、単行本(ソフトカバー)で第2巻まで刊行されているようです。WEB小説のどの辺までが出ているのかは不明ですが。ただ、「第百話 凱旋」が、2019/09/06 17:00(改)に出されて、最新話の「第百一話 姉と妹」が、2020/03/09 14:00(改)であることから、第百二話もそろそろ初出されるはずなのですが・・・。
また機会があれば、単行本も購入して読んでみようか、とは考えています。
「累計11万部! 異色魔王の魔族統一ファンタジー、第6章!
累計11万部! 異色魔王の魔族統一ファンタジー、待望の第6章! 謎の存在『魔神』の企みにより、剣と魔法の世界レムフィリアの『魔王ヴェルムドール』として転生させられた平凡青年・中島涼。『勇者に滅ぼされる』運命を回避すべく人類との和平を進めていた魔王ヴェルムドールは、さらなる交流を図るために人類を暗黒大陸に招く観光ツアーを計画。受け入れの準備として、新しいメイドの創造や観光地視察を行っていた。一方、人類領域では魔王の支配下にないゴブリン達が奇妙な動きを始める。暗黒大陸観光計画が大詰めになる中、ヴェルムドールの思惑に暗雲が立ち込めてきた――」
- 2020.4.26 アルファポリス - 電網浮遊都市 - 「勇者に滅ぼされるだけの簡単なお仕事です <その6>」より
けっこうまったりとした平和な巻でしたね。特に悲惨な戦闘などというものもなく、魔王ヴェルムドールの目指す暗黒大陸の平和を維持するための施策の推進状況が淡々と綴られているかのようでした。
また、今巻では新たな3人のメイドが登場します。メイドナイトではなく、魔操鎧が魔人化したものなのですが。その性格が各々で微妙なところは愛嬌でしょうか。
次巻では、いよいよ観光事業が立ち上がるのでしょうか。続けて読んでいく予定です。
TVアニメ放送を見て、つい気になって原作を読み始めると、なかなか切りの良いところまでで終えられず、第2巻まで読んでしまいました。
TVアニメでは、色々と省略、改変しているところがあり、原作との差異を確認することができ、興味深く読むことができました。
エルヴィン、イーナ、ルイーゼとパーティを組むまでの経緯や師匠のアルフレッドについての詳細な記述等についても改めて読み直すと色々と印象が変わってきますね。
第2巻では、婚約者となるエリーゼの登場と、イーナ、ルイーゼとの結婚の約束等、あっという間に貴族の柵に捉えられていく様子が描かれていますが、TVアニメではどのように表現されていくのか、興味が湧きます。
「累計10万部! 異色の魔族統一ファンタジー第5章!
早くも累計10万部! 異色魔王の魔族統一ファンタジー、待望の第5章! 『勇者に滅ぼされる』運命を回避すべく、暗黒大陸を再建し、人類領域での和平を進めていた魔王ヴェルムドール。ところが突然、魔王のもとに敵襲の報が入る。暗黒大陸東方にある駐屯砦に謎の城が現れ、敵によって砦が壊滅状態になってしまったらしい。暗黒大陸の各地に現れては消える謎の城。その得体の知れない敵を、魔王ヴェルムドールは部下達とともに迎え撃つ!」
- 2020.4.23 アルファポリス - 電網浮遊都市 - 「勇者に滅ぼされるだけの簡単なお仕事です <その5>」より
ついに人類領域の魔王が、魔王ヴェルムドールを滅ぼしに魔王城を襲撃する。魔王イースと4人の部下しかいないため、次元城にて陽動をかけ、魔王城の玉座に直接転移魔法により殴り込みをかけるのですが・・・。
魔王ヴェルムドールと魔王イースとの直接対決が見ものでしたね。
そして、魔王イースの正体が明らかになります。それは、魔王イースが最後の手段として取っておいた切り札でしたが、実はそれは、魔王イースそのものを犠牲にしてあるものを創造し、それを魔王ヴェルムドールに差し向けるものであり、魔王イース自身も知らされていなかった技能でした。
魔王イースと4人の部下たちを操る命の神の影が、ついにその姿を現しますが、魔王ヴェルムドールも魂を傷つけられて、絶体絶命の危機を迎えることになります。そして、そのときに魔王ヴェルムドールが採った手段は・・・。
次々とテンポよく戦闘の場面が描写され、かつ様々な人間模様も折込み、退屈すること無く、最後まで一気に読んでしまいました。
うーん、リョウがちょっと可愛そうでしたね。
次巻も続けて読んでいくつもりです。
「累計8万部! 異色魔王の魔族統一ファンタジー第4章!
早くも累計8万部! 異色魔王の魔族統一ファンタジー、待望の第4章!『勇者に滅ぼされる』運命を回避すべく、魔王ヴェルムドールは暗黒大陸を再建し、人類領域四大国の一つ、ジオル森王国と友好条約を締結する。そして、来るべき戦いに備え、勇者伝説に登場する神々の情報を集め始めた。そんな折、部下であるメイドナイト・イチカから彼女の出生の秘密が語られ、黒幕と睨む神の目的を知る手掛かりを得る。神の動き出す日は近づいてきている。魔王ヴェルムドールは、次なる一手をどう打つのか!?」
- 2020.4.22 アルファポリス - 電網浮遊都市 - 「勇者に滅ぼされるだけの簡単なお仕事です <その4>」より
紆余曲折はありましたが、魔王ヴェルムドールの召喚についに魔神が応じました。魔神の気まぐれらしいですが。そこで、ヴェルムドールは魔神に問いかけますが、まともに答える気は無さそうでしたね。
しかし、戻ってから魔王ヴェルムドールは、メイドナイト・イチカからその生涯、ステータスを打ち明けられ、ヴェルムドールはイチカの要請によりある技能を解除することに成功します。なんとイチカは・・・(!)。
どうやら魔王ヴェルムドールは、神々と対決しそうな雰囲気になってきましたね。次巻もまた読むのが楽しみになってきました。
「早くも累計6万部! 異色魔王の魔族統一ファンタジー第3章!
早くも累計6万部! 異色魔王の魔族統一ファンタジー、待望の第3章! 『勇者に滅ぼされる』運命を回避すべく、魔王ヴェルムドールは暗黒大陸の再建と人類領域での調査をサクサク行い、ついに人類領域四大国の一つ、ジオル森王国と友好条約を締結する。着々と戦争への備えを進めるヴェルムドール。ところが、それを阻むかのように、人類領域ではどこからともなく現れる謎の魔族アルヴァの襲撃が頻発していた。アルヴァを裏で操るのは一体何者なのか? そしてその狙いとは――?」
- 2020.4.21 アルファポリス - 電網浮遊都市 - 「勇者に滅ぼされるだけの簡単なお仕事です <その3>」より
かつて勇者とともに大魔王を討伐したルーティでしたが、新たな魔王ヴェルムドールの支配する暗黒大陸を訪れ、魔族の有り様にその認識を改めることに。そして、かつての宿敵ファイネルとの友情を育むことになります。
それにしても魔王が主人公ですので、魔族側からの視点になるのですが、魔王の周りには色々と個性的なキャラクターが揃っていますね。特にメイドナイトの存在が秀逸です。うっかりとハーレム状況になることもなく、魔人の国、そして魔王を支えます。
そして、魔王ヴェルムドームは、勇者が魔王を滅ぼすシナリオを書いてそれを実行させる黒幕の存在に気がつきますが・・・。その前に自身を創造した魔神との会見を望み、召喚魔法について研究させます。
次巻の物語の展開も楽しみですね。続けて読んでいくつもりです。
「早くも累計4万部! 異色魔王の魔族統一ファンタジー第2章!
早くも累計4万部! 異色魔王の魔族統一ファンタジー、待望の第2章! 『勇者に滅ぼされる』運命を回避すべく、魔族統一を決意した魔王ヴェルムドールは、チート能力で美少女参謀や屈強な護衛魔人を次々創造し、国家体制を盤石なものとしていく。そんな折、魔族復興など露知らずの人間達は、何やら戦争を始めようとしていた。揺らぐ異世界情勢。勇者の誕生もそう遠くない。勢力拡大を急ぐヴェルムドールは、この戦争を契機に大胆な戦略に打って出る!」
- 2020.4.19 アルファポリス - 電網浮遊都市 - 「勇者に滅ぼされるだけの簡単なお仕事です <その2>」より
魔王復活を知らない人類は、戦争を起こそうとしています。それもまた、暗黒大陸にいる魔王とは別の魔王の画策により。
その一方で、魔王ヴェルムドールは、魔族の復興を成し遂げるとともに軍備の拡張と整備に余念がありません。そして、人類間の戦争の兆しが見える中、ジオル森王国を併合し、平和条約を結ぶことに成功します。というか、ヴェルムドールの力ずくの併合なのですが。
魔族滅亡を防ぐべく奔走する魔王ヴェルムドールですが、人類との共存を目指す一面もあります。今後の物語の展開が楽しみですね。続けて次巻を読んでいくつもりです。
「ネットで人気沸騰! 異色魔王の魔族大陸統一ファンタジー!
謎の存在『魔神』の企みにより、魔王ヴェルムドールとして異世界に転生した青年・中島涼。ところが降り立ったそこは、混沌の極みにある荒んだ魔族の大陸だった。新魔王の誕生が人間に知られれば、やがて勇者が打倒しにくるに違いない。『勇者に簡単に滅ぼされる』運命を変えるべく、魔王ヴェルムドールはチートな威光でサクサク大陸統一に乗り出す!――ネットで人気! 異色魔王の魔族統一ファンタジー、待望の書籍化!」
- 2020.4.18 アルファポリス - 電網浮遊都市 - 「勇者に滅ぼされるだけの簡単なお仕事です」より
色々と突っ込みどころが満載のライトノベルでした。しかし、設定がユニークですね。
いわゆる転生ものですが、剣と魔法のファンタジー世界というのは定番ですが、転生が実は転生でなく生まれ変わりで、魂が魔神によって作り変えられていること、魔王として生まれ変わって、魔王は、新たな魔人の種族を創り出せること、など。
そして、魔王ヴェルムドールは、あっという間に暗黒大陸を統一してしまいます。そして新たな国造りに邁進するわけなのですが。
色々と謎多く抱える異世界です。魔人とは、神と魔神との関係は、そして人間社会にだけ存在する魔人の正体は・・・、など。
次巻からは、冒険者シオンとしての活躍が描かれるのでしょうか。続けて読んでいくつもりです。
「【2020年4月TVアニメ放送決定!!】膠着する西方海域 人も魔族も問題山積!
魔族の国を発見した巨大魔導飛行船リンガイアが消息を絶ち、西方海域に魔族の国の魔導飛行船艦隊が現れたことに端を発したヴェルたちの遠征だったが……事は膠着していた。
だがヴェルは、戦うでも交渉が進むでもない状況よりも、港町にもかかわらず新鮮な魚が手に入らない現状に嘆いていた。大勢押しかけた軍人により、独占されていたのだ。
ならば自分たちで釣ればいい。こうしてしばらくの間、ヴェル達は釣りとバウマイスター伯爵領での土木工事と、一体何をしに遠征したのかが疑問になるような生活を続けるのであった……。
漁場で遭遇するアーネストの教え子たち! 魔族のマスコミからまさかの取材!? そしてついに『魔王』と接触するヴェル一行! 新たな舞台、魔族の国に至る第十九幕!」
- 2020.4.17 MFブックス「八男って、それはないでしょう! 19」より
ほのぼの、のんびり、まったりした時間が過ぎて行きます。ヴェルもいささか暇なようで、趣味と実益を兼ねた釣りに邁進する有様でしたね。
それでも情勢は徐々に移ろい、うっかりしている間にヴェルは、魔族の国を妻たちと子どもたちを伴って訪問することに。なぜか敵対行動をとっているはずの魔族たちから歓迎されてはいるのですが・・・。
とても地球の(日本の)状況によく似た魔族たちの国でしたが。色々と戸惑うことがありそうですね。それにどうも現在の日本の状況にも著者は不満を持っているようで・・・(?)。そんな様子が垣間見えるエピソードでした。
次巻は、もっと物語がダイナミックに展開するのでしょうか。
"I fell in a dimensional slit. Therefore I became the pupil of 8 heroes." - 「次元の裂け目に落ちた転移の先で 八英雄との弟子暮らし」
「剣術、魔術、武術、仙術、技工、錬金、鍛冶――規格外な師匠と異世界ライフ
異世界に転移し、拾われた先はなんと英雄たちの隠れ里。異世界で生きる術を教わっていたはずが、規格外のお師匠様たちに好き勝手技術をたたき込まれ、気づけば万能に!? トンデモ師匠との、のんびり修行生活!」
- 2020.4.15. KADOKAWA BOOKS「次元の裂け目に落ちた転移の先で 八英雄との弟子暮らし」より
そんなに期待していなかったのですが、気になってつい手にと取ってさわりだけでもどうかなと読み始めると、けっこう(?)面白くて一気に最後まで読んでしまいました。
太郎はいきなり次元の裂け目に落ちてファンタジー世界に転移してしまい、その先でこれまたいきなり魔物に食われそうになったところを助けられるのですが・・・。
ファンタジーな異世界に転移させられた主人公が居候する家には、なぜか武術、剣術、体術、魔術、仙術などの規格外な人たちが集まって生活しており、太郎はこの世界で一人で生き抜くための力を得ようと、彼女らに師事するわけですが・・・。
一応、主人公の少年は、突出した才能を持つわけではないのですが、命ぎりぎりの修行にも耐え、驚くほどの力を持つことになります。天才型に限りなく近い努力型とでもいう状況ですね。八英雄の各人には叶いませんが、それぞれの技能を常人を凌ぐレベルで身につけてしまいます。
今巻は、一応修行を終えて、この異世界で得た恋人たちと異国へ旅に出るまでが描かれています。次巻からは、その冒険旅行の様子が綴られるようです。機会があれば、読んでみたいですね。
"WORLD OF LEADALE" - 「リアデイルの大地にて 4」
「守護者の塔を釣り上げろ!?
VRゲーム『リアデイル』に酷似した世界で生きていくことになったハイエルフ"ケーナ"こと各務桂菜は新たな義娘ルカや村人たちと騒がしくも穏やかな日々を送っていた。
そんなある日、ケーナはルカを長女のマイマイに会わせるため、宿屋の娘リットやメイドのロクシーヌを連れて再びフェルスケイロに旅立つことに――。
盗賊たちの襲撃を受けつつも無事に到着するケーナたち。
すると、フェルスケイロに滞在するケーナの元に煙の姿をした守護者から、機能維持のための MP が枯渇しかかった【守護者の塔】を救ってほしいとの連絡が入る。
なんと、その【守護者の塔】は水中を移動する100メートルを超えるシロナガスクジラ型だという……!
ケーナはその塔を釣り上げるための作戦を立てるのだが……!?
200年後から始まるエルフの伝説、第4弾!!」
- 2020.4.11 KADOKAWA eb! enterbrain「リアデイルの大地にて 4」より
読み始めてから、えらく時間がかかって読み終えることができました。ちょっと物語の起伏が少なく、またちょっとテンポが合わずに読み進めるのに時間がかかりました。少し読んでは休み、少し読んでは休み、と言った具合に。
それでも全体を通して見れば、けっこう面白いイベントであったかな、と。
ケーナの規格外さ、と無頓着な性格とが相まって、今となってはとんでもないスキルを平然と行使してしまいます。ゲーム時代にも一つの都市を大魔法により廃墟にしてしまったという前歴を持つケーナですが、200年後の世界では、さらに輪をかけての破天荒さになっているのです。
このシリーズも第4巻になって、やっと強敵が現れたようですね。次巻から加速度的に物語が展開するのでしょうか。期待ですね。
"Regarding Reincarnated to Slime" - 「転生したらスライムだった件 16」
「帝国との戦いは残り火が燻りつつも、ひとまずの終結を向かえた。リムルはこれからの対策のために仲間の状況を確認することに……。
帝国との戦いに勝利を収めたリムルだったが、ルドラの身体を乗っ取ったミカエル、妖魔王フェルドウェイの暗躍と、やっかいな問題はまだ残ったままであった。
リムルが戦っていたその裏で起きていた、地下迷宮のラミリス防衛戦もまた不安を煽る。
とはいえ一先ず窮地は脱したことで、リムルはこの機に部下たちの面談を行うことに……。」
- 2020.4.3 GC NOVELS「転生したらスライムだった件 16」より
冒頭は、リムルと幹部たちを除いた、ラミリスと階層守護者たちの戦いが描かれていました。進化の眠りについている隙きを狙った侵攻でしたが、ラミリスらがどのように戦って凌いだのか、これもはらはらどきどきの展開でしたね。
戦闘終結後は、リムルは仲間たちの成長を確認すべく、個人面談を行うのですが・・・。幹部たちの成長のとんでもないこと。
リムル本人も戦闘の最中にシエルを得たりと、とんでもなく進化したのですが、そのシエルが施した仲間たちへの魔改造(?)が明らかになります。ただ、シオンは、ユニークスキルのみでしたが、その理由がまたなんともシオンらしいというか・・・。
帝国を退けたリムルたちでしたが、次巻以降の物語の展開もとても気になりますね。
2020.3
「結婚準備に全力!
ついに邪神を倒し、戦後の処理に東奔西走しながらも、ユミナたちとの結婚へ準備を進める冬夜。しかし世界にはまだまだ騒動の種が尽きることはなく、炎の王国と氷の王国という国ぐるみで仲の悪い両者の仲裁をすることになり――。大人気異世界ほのぼのファンタジー第20巻!」
- 2020.4.1 HJノベルス「異世界はスマートフォンとともに。 20」より
えーっと、戦後処理がゆるゆると整いつつあります。そして、冬夜が世界神の眷属となって、この世界を調停者として治めることになってからの彼の周りの神々もまた色々と干渉してくることに・・・。
その調停者としての冬夜に各国の厄介ごとの仲裁を求めてきたり、あるいは、婚約者たちが他国の奸臣を討伐に行ったりもしますが・・・。
総じて、緊迫感も緊張感もなく、ミステリアスでもサスペンスフルでもなく、まったりとのんびりとライトノベルらしく、なんらのストレスもなくさくさくとストーリーが進み、あっという間に読んでしまいました。
それなりにストーリー展開は面白くて退屈はしませんでしたが、うーん、一服の清涼剤(?)かな。
"THE SOLDIER AND THE NOVELIST" - 「傭兵と小説家」
「どでかい原石を見つけたな、と驚いた。
読み終えたとき、誰かに勧めたくなる一冊なのは間違いない。
──『幼女戦記』のカルロ・ゼン、大推薦!!」
「星海社FICTIONS新人賞受賞作、総ページ数800P越え。この才能を何としても世に問いたい!
驚きの星海社出血スペシャルプライス900円!!」
「──正暦(せいれき)1873年の春、俺は小説家と旅をした。
大陸横断鉄道が完成し、蒸気機関の煙が街を覆う高度成長の時代──教会が絶対的な権勢を誇るユナリア合衆教皇国では、傭兵稼業は時代遅れの仕事になりつつあった。教皇庁により勤め先を潰された一人の傭兵・ソードのもとに、国民的人気を博す小説家・バーダロンから依頼が舞い込む。それは地図に載らない魔の山にあるとされる『伝説の街』への旅路の護衛だった。互いを罵り合いつつも、徐々に絆を深めていく二人の旅は、やがて国家と教会を巻き込む謀略へと巻き込まれていく……
これは鉄の剣と、タイプライターの物語。」
- 2020.3.30 星海社FICTIONS 「傭兵と小説家」より
本の分厚さにたじろぎ、長く積んどかれた本書を手にとって読み始めたのですが、流石に本を持つ手が重くなってきて、読むのを後悔し始めた頃から徐々に面白さが増し、やがて手が怠くなるのもかまわずにどんどんとストーリーに引き込まれて、退屈すること無く最後まで読むことができました。
SF でいうところの歴史改変もの、でしょうか。地球とはちょっと異なった歴史のある世界での物語です。
そして、本書はファンタジーものというよりは、SF テイストの高いミステリー・サスペンスもののような印象を受けました。
次々と提示される謎と伏線、徐々に明らかになる因縁の数々、そして最後には謎解きと大ドンデン返し、と久々に面白く読み応えのある本に出会えた、と感じました。
"The Sorcerer King of Destruction and the Golem of the Barbarian Queen" - 「破滅の魔導王とゴーレムの蛮妃[WEB版] ~ 第7章 不死身の幼竜 第101話 トカゲと命名」
第3巻の発刊が待ちきれずにWEB版を最新話(2018/07/07)まで読んでしまいました。といっても、もう1年半近くも更新されていないようですが。
さて、第2巻では、親しくなった魔道具店店主とその娘(幼女)とも別れを告げて、以降では舞台が「ゴーレムの里」へと移ることになります。それは、テテばあさんとの出会いから始まる新たな物語でした。
さらにネマキとゴレは、様々な人と出会い、また戦乱に巻き込まれていきます。ひたすら、自身が魔導王であること、ゴレが非常に特殊なゴーレムであることを隠しながらも危機を乗り越えていく過程が楽しい、ですね。
早く次の話を読みたいものです。
"The Sorcerer King of Destruction and the Golem of the Barbarian Queen" - 「破滅の魔導王とゴーレムの蛮妃 02」
「最強のヤンデレ、暴れくるう!!
相棒のゴレ太郎とともに、ようやく人里にたどりついたネマキ。
この世界について、ゴーレムについて、詳しい情報を得ることを期待するネマキだったが、トラブルに巻き込まれていた魔道具店店主・チョトスを助けたことをきっかけに街の悪徳組織と対峙することに……。
“殺戮” と “嫉妬” の美神(?)ゴレ太郎はネマキのために今回も大暴れ!!」
- 2020.3.23 eb! enterbrain「破滅の魔導王とゴーレムの蛮妃 02」より
あめちゃんをくれたおばあさんが気になりますね。
ゴレ太郎は言葉をしゃべりませんが、ネマキとのコミュニケーションは問題ないようです。しかし、ゴレ太郎は容赦ありませんね。
基本的には命の安い異世界ですが、それにしてもゴレ太郎は暴力的です。なんのためらいもなく、他者の命を奪います。
ネマキの勘違いもまた抜群ですね。ややあざといところもあったりなんかしますが・・・。
相変わらず、ヒロインは登場せず、ハーレム展開にもなりませんね。もしそんな気配でもあれば、ゴレ太郎が容赦なく粉砕しそうですが。
第3巻の発刊を待ち遠しく思います。
"The Sorcerer King of Destruction and the Golem of the Barbarian Queen" - 「破滅の魔導王とゴーレムの蛮妃 01」
「最強のヤンデレ降臨!!
気づけばダサいパジャマのまま異世界にいた「俺」。
世界を滅ぼす『魔導王』として召喚されたようだが、どうやらその能力は 土属性に全振りされていて――。
そして生み出した “最強兵器” は戦闘能力だけでなく、嫉妬深さも最強だった!?
二人の旅路が滅ぶはずだった世界の運命を変える!!」
- 2020.3.23 eb! enterbrain「破滅の魔導王とゴーレムの蛮妃 01」より
あまり期待せずに読み始めたのですが、あにはからんや、面白い(!)。
すべて主人公ネマキ・ダサイの一人称で物語が語られていくのですが、その語りが楽しい。また、いろいろな謎(伏線)が提起されていくのですが、主人公が戸惑うように読んでいる方もまた同じように戸惑うようになっています。
そして、ネマキが「破滅の魔導王」のはずが、外れ属性一択であったり、ゴーレム作成も初心者レベルであったり、それでもゴーレムの方が最強であったり、と定番ストーリーから外れて設定がユニークです。主人公に感情移入することが容易でした。
ヒロインは、登場しませんね。ハーレムな展開にもなりません。かなりグロいシーンもあったのですが、そんなものも含めてゴレ太郎がぶっ飛ばしてくれます。
続けて、第2巻も読み進めるつもりです。
"OVERLORD 14 The wich of the Falling kingdom" - 「オーバーロード14 滅国の魔女」
「シリーズ累計800万部!
魔導国の馬車が王国の貴族に襲われた。偶然か?謀略か?
いかなる理由であれ、王国が魔導国と正面を切って戦うことを選んだと判断したナザリックは王国に宣戦布告。
カッツェ平野での大虐殺で未だ混迷を極める王国のさらなる窮地に王子ザナックが、蒼の薔薇が、ブレインが、背水の陣を承知で立ち上がる。
容赦なく遂行される殲滅作戦。
勝ち目のない戦いを強いられた王国に崩壊の足音が迫る。」
- 2020.3.21 eb! enterbrain「オーバーロード14 滅国の魔女」より
早朝より読み始め、深夜零時に読み終えることができました。前巻の内容はほぼ忘れ去っていましたが、「王国滅亡」編として、ほぼ1巻全部を費やしており、前巻までの内容を忘れていても苦にはなりませんでした(汗)。
570頁を超える大部な本であり、手で持って読んでいると手がだるくなってくる始末・・・。それでも面白くってついつい頁を繰って最後まで一気に読んでしまいました。
アインズ・ウール・ゴウンが容赦なく、王国を殲滅している様に驚かされました。アインズは改めて正義の味方ではない、ということを認識させられますね。
これまで色々と描かれてきたキャラクターも次々と命を散らしていきます。それはもうあっさりと・・・。また、ときたまグロい表現が入りますが、アインズはけっこう気にすること無く、蹂躙してしまいます。
次巻は、また新たに世界制覇に邁進するのでしょうか。それとも一旦、休憩のエピソードを挟むか・・・?
いずれにしても次巻以降の物語の展開が楽しみですね。
"God bless me?" - 「私、能力は平均値でって言ったよね! 13」
「『赤き誓い』 VS 『ワンダースリー』!?
古竜との激闘、国を守り、そして、少女たちの華麗なる戦い!
みんなの幸せへ、華麗なる決戦!
女子高生なのに、異世界へと転生してしまった少女マイル。
彼女は神様の勘違いで平均の6800倍の魔力をもつ最強魔法剣士となり、女の子だけの新人パーティ『赤き誓い』のメンバーとなった。 若手ハンターとして修行の旅を続ける『赤き誓い』だが、色々とやらかしてしまい。
戦争直前の隣国・アルバーン帝国へと潜入したマイルたちは、古竜の最強戦士や指導者と戦うことに!? 『赤き誓い』最大の戦いが始まる!
その頃、国境の男爵領では少年ケルビンにも絶体絶命の危機が迫っていた……
そして、マイルをめぐり『赤き誓い』と『ワンダースリー』の全面対決が!?
WEB版に大幅加筆。書き下ろしの『我ら、専属ナノマシン隊!』も収録した待望の最新巻です!」
- 2020.3.20 EARTH STAR NOVEL「私、能力は平均値でって言ったよね! 13」より
WEB版では読了していますが、書籍でまとめて読むとまた違った印象ですね。特にイラストの影響が大きい。本書の表紙絵もまた WEB版では得られない感じですね。
やっとアデルに出会えたワンダースリーですが、当然アデルにパーティ加入を依頼し、これからのハンター生活を共に送ることを希望します。それに対し「赤き誓い」のメンバーは反発することになり、どちらがアデル(マイル)にふさわしいパーティであるかを競うことになります。
そして、マイルが袂を分かってからのワンダースリーの成長を目の当たりにするわけなのですが・・・。
マイルの築いてきた友情がどれだけのものであるかが伺えるエピソードでしたね。
「姫将軍エレーナを狙う魔手――レイとセトは守り切れるか!?
継承の祭壇を目指しダンジョンに潜ったレイ達。戦闘を重ねて次第に打ち解けていく一同だが、それを忌々しげに睨む人物がいた。緊張が続く中たどり着いた祭壇で、レイはエレーナ達の様子に異変を感じ取り……!?」
- 2020.3.17 KADOKAWA BOOKS「レジェンド 3」より
まるまる1巻を掛けてダンジョン探索の様子が描かれていました。
ダンジョンの出来方、モンスターがなぜダンジョンにいるのか、そしてダンジョン内に住まう人外な存在との邂逅など。
そして、あらゆる困難を排してたどり着いた「継承の祭壇」での秘儀の行方・・・。
わくわくどきどきしながらあっという間に最後まで読み進めることができました。
今後のレイとセトの活躍に期待、ですね。
「美貌の姫将軍エレーナとの邂逅は、レイに何をもたらすのか――?
街を危機から救ったことで一躍有名人になったレイ。領主の依頼で、王国に名高い姫将軍エレーナの使命に同行するため危険なダンジョンへ向かうことになった彼だが、同行する仲間はレイに好意的ではなく……!?」
- 2020.3.17 KADOKAWA BOOKS「レジェンド 2」より
新たなヒロインの登場です。それは、大貴族の一人娘でありながら、姫将軍の二つ名を持つ美姫エレーナです。オークキング討伐の功績で持って、Dランクになったレイへの指名依頼で、エレーナとその従者がダンジョン探索する護衛を依頼されます。
レイのDランク昇格試験、エレーナとの邂逅、そしてダンジョンへと潜る準備を整え、いよいよダンジョンへと挑むまで描かれていました。次巻のダンジョン探索の様子がどのように描かれているのか、読むのが楽しみですね。続けて読んでいくつもりです。
「魔人が作りし秘儀『魔獣術』の後継者となった少年の "伝説" が始まる!
事故死したはずの高校生・レイの前に姿を現した異世界の魔術師・ゼパイル。その後継者に選ばれたレイは、強力な魔力と伝説級のアイテム、そして相棒の魔獣セトとともに、異世界エルジィンに新たな伝説を刻む――!!」
- 2020.3.15 KADOKAWA BOOKS「レジェンド」より
ライトノベルにしては、短い簡潔なタイトルです。返って新鮮ですね。
内容としては、今となってはオーソドックスな主人公チート能力で、異世界で無双する、というものでした。ただ、召喚したモンスターが、実は『魔獣術』によるものであるとか、主人公が転生した肉体が創造されたものであるとか、あるいは転生を促したのが異世界の魔術師ゼパイルであり、いわゆる神様でないところとか、色々とユニークな設定ではありましたが。
ヒロインは冒険者組合の受付嬢の二人となるのでしょうか。不思議なことに獣人は、この二人の内の一人だけの登場で、他のファンタジー異世界ものの定番である、エルフ、ドワーフなどの登場はありませんでした。なんでー(?)。
レイとセトの冒険は始まったばかりです。これからもモンスターの魔石により新たなスキルを入手しつつ、そのチートな能力により無双していくと思われます。次巻も続けて読んでいくつもりです。
"Royal Highness Princess seems to be angry" - 「王女殿下はお怒りのようです <WEB版> ~ 中等生 7 王女殿下は紋章を見つけたようです」
「戦乱の世に生きて死んだ最強魔術師の王女が、太平の世に無能の公爵令嬢として転生。
どうやら周囲の人間にも家族にも嫌われているというかなり詰んだ状況にあるらしく、加えて王女時代の常識とも何一つ噛み合わない。
いろいろと物申したいことはあるけど、とりあえず一つだけ言わせてほしい。
この世界の魔術レベル低すぎっっっっ!!!」
- 2020.3.15 小説家になろう「王女殿下はお怒りのようです <WEB版>」より
「小説家になろう」サイトの、「王女殿下はお怒りのようです <WEB版>」を最新話(2019/12/27)まで読んでしまいました。今の所、全88話までがアップされていました。ただ、最近は更新が滞っているようです。
本作の魅力的なのは、なんと言っても主人公のレティシエルでしょう。容姿端麗で才能もあり(天才)、ただ性格が最悪、また魔力が皆無ということもあり、学園ではミソッカス扱い。それでも転生してきた前世の知識により、魔術師としては最高であり、かつ魔術研究にも類稀なる才能を示す、というトンデモ主人公です。
転生後の主人公の記憶がほとんど無く、いろいろな秘密がありそうなところ、千年前の戦争時の状況から平和な時代への転生へと環境の激変でのギャップ、そして何やら暗躍していそうな(新たな戦争の)影が忍び寄ってくる気配が・・・、と退屈すること無くサクサクと最新話まで読み進めることができました。
早く、続きが読みたいものです。
TV放映も第4回イベントが始まりましたので、原作もそのあたりまで読んでしまおうかな、と思って読み始めたのですが、第5巻まで一気に読んでしまいました。
グロい描写もなく、さくさくとメイプルがレベルアップしていく様が楽しいですね。また、攻撃特化の姉妹が「楓の木」に参加してあっという間に強者になっていく様もまた。また、そのメイプルとのドーピングの様子がTVアニメで描かれていましたが、「暴虐」でなく、「ヴェノムカプセル」に変えられていましたが、それもまた楽しい変更でした。
第6巻以降も読みたくなってきました・・・。
"Death Marching to the Parallel World Rhapsody" - 「デスマーチからはじまる異世界狂想曲 19」
「アリサとルルを救うため……ついに『強制』使いと直接対決!
宰相直々に観光省副大臣に任命されたサトゥー。難民を助けたり、川下りをしたり、諸国漫遊の旅を楽しむ一行だったが、アリサとルルを奴隷に落とした魔術師が旧クボォーク王国の地下迷宮に潜伏中との情報を得て……?」
- 2020.3.9 KADOKAWA BOOKS「デスマーチからはじまる異世界狂想曲 19」より
"Death Marching to the Parallel World Rhapsody" - 「デスマーチからはじまる異世界狂想曲 19 ドラマCD付き特装版」
「大人気シリーズ、待望の初ドラマCD付き特装版が登場!
豪華キャストで贈るオリジナルドラマCD付き!―― 迷宮都市に帰還したサトゥーの下に、ゼナより幻の宮廷料理のレシピを記した古文書が届けられる。天上の味を再現すべく、食材集めに奔走することになり……!?」
- 2020.3.9 KADOKAWA BOOKS「デスマーチからはじまる異世界狂想曲 19 ドラマCD付き特装版」より
観光副大臣に任命されたサトゥー一行の異世界観光旅行の再開です。王国内部の紛争、他国同士の戦争とか、きな臭い情勢であるため敵内情報の収集が目的かと思われましたが、(意外にも)そうでもなかったようですね。サトゥー一行を自由に行動させると結局は自国に有利に働く、ということを見越しての放流(?)のようでした。
そしてそれは、目論見通りに運ぶのですが・・・。
アリサとルルたち王族を強制(ギアス)的に奴隷とした魔術師を追って、迷宮最下層にまで出向くサトゥーたちでしたが、まるでその魔術師がラスボスのような扱いでした。
勇者ナナシもクロも活躍します。
ちょっとグロいシーンもありましたが、面白くて最後まで一気に夜を徹して読んでしまいました。
次巻の異世界観光も楽しみですね。
"This Hero is Invincible but "Too Cautions" " - 「この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる 6」
竜人が敵!? 魔王軍が味方!? 一体どうなってるの……!!
かつて神だった元仲間の襲来により、神界が崩壊し気を失ったリスタ。気付けば、一度救ったはずの「ゲアブランデ」にいて――でも竜人が人間の敵ってどういうこと!? 再び聖哉を召喚し、捻れた異世界救世に挑む!
- 2020.3.8 KADOKAWA BOOKS「この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる 6」より
"This Hero is Invincible but "Too Cautions" " - 「この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる 5」
聖哉が二人!? 魔王との最終決戦を前に波乱の予感……!!
四天王最後の一人・死皇シルシュトを倒すべく、聖哉達は砂の町に向かうことに。そこで出会ったのは「向こう見ず」な聖哉で――ってどういうこと!? 魔王との最終決戦迫る! イクスフォリア編クライマックス!
- 2020.3.8 KADOKAWA BOOKS「この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる 5」より
"I am a villager, what about it?" - 「村人ですが何か? 7」
「小説投稿サイトで四半期ランキング1位を獲得した超話題作! 史上最強の村人伝説!!
自らが粛清の神に成り代わろうするモーゼズ。
この世界に必要なのは自身と、その伴侶になるべきコーデリアだけ。
それは選民主義の極地ともいえる思想であった。
それに抗うリュートたちは世界の真理へとたどり着き、総力戦ともいえる戦いに身を投じていくのだった。
世界が混沌へと進む中、村人は遂にモーゼズとの直接対決を迎える――。
最強の村人伝説、堂々の完結。」
- 2020.3.5 GC NOVELS「村人ですが何か? 7」より
もう怒涛の展開で、エピローグまで一直線でしたね。
リュートたちが転生した世界がどのように成り立っているか、との説明から、人類が辿った膨大な歴史が語られていきます。
箱庭であったエデンの園から禁断の果実から得られた知識から、リュートは人類がエデンの園からの脱却を決意し実行に移します。
それは、人知を遥かに超えた神々との対決でもありました。
そして、人類でありながら自らを邪神へと憑依したモーゼズとの対決でもありました。
ただ、エデンの園と言ってもそれは、人類を永続させるという目的のために設けられた人工の箱庭世界であり、決して楽園ではないのは、これまでのリュートの冒険を見ても分かりますね。
何だかリュートのいる異世界が、「スクラップド・プリンセス」の世界観にも似たような・・・。
とにかくも、面白かったですね。
"This Hero is Invincible but "Too Cautions" " - 「この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる 4」
「「アレが秘密兵器――『大タルテ』だ」聖哉、秘策で反撃開始!
一難去って、また一難。強敵・機皇オクセリオと数万体の魔導兵器キリング・マシンが、勇者・聖哉を襲う! それに対し、聖哉が繰り出した秘策は神界で修練を重ね熟達させた土魔法による、超巨大な土人形で……!?」
- 2020.3.4 KADOKAWA BOOKS「この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる 4」より
"This Hero is Invincible but "Too Cautions" " - 「この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる 3」
「ありえないくらい慎重な勇者が、向こう見ずな勇者に!?
救済し損ねた世界を再び救うことになった勇者・聖哉。だが、そこは荒れ果て、ウルトラハード――モブ敵が他世界の四天王級な世界になっていた! そんな中、聖哉は呪いを受け、向こう見ずな勇者になってしまい!?」
- 2020.3.2 KADOKAWA BOOKS「この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる 3」より
「第五回ネット小説大賞 金賞作品!
剣を極めし男は、最強の存在である龍神と戦いの果てに、その生涯を終えた。
死の間際、彼の胸に去来したのは『魔法を使ってみたい』という憧れ。
その想いに、死闘を繰り広げた龍神は応えた。
そう、魔法のある世界への転生という形で……。
だが、その世界で彼――ソーマは無能の烙印を押されてしまうのだった。
かくして、かつて最強の剣士と呼ばれ、剣神と謳われるまでに至った少年は、人知れずその身にその力を宿しながらも、かつての憧れを目指すのであった。」
- 2020.3.1 GC NOVELS「元最強の剣士は、異世界魔法に憧れる 1」より
2020.2
"Revived the Devil" - 「蘇りの魔王 6 ~ WEB小説 第272話 普通の人」
「魔王、第三の古代魔族に遭遇!?
ついに始まったルルとイリスの決勝戦。内に秘めた思いを吐き出すかのように全力で挑んでくるイリスに、ルルもまた全力を持って応える。武闘大会が決着を迎える一方で、王都に渦巻いていた不穏な影が姿を現し――。古代竜との戦いを終え、リガドラという新しい仲間を得たルル。クレールに万能薬を渡し、彼女の病を癒やすことにも成功する。ルルたちは平和な街で、友人との会話を楽しみながら、次の冒険への準備を進める。
王より贈られた強力な “馬” に乗り、異変の調査のためルルはイリス、リガドラと共にログスエラ山脈に向かう。
その途中、立ち寄った村で助けを求められたルルは橋の復旧作業を手伝う。橋をかけた先に住んでいたのは魔術師の老婆・ソランジュ。飄々とした喰えない魔女のような雰囲気を持つ老婆は、イリスの姿を一目見ると驚き、なんと『お母さま……!?』と呟いたのだが――?
見間違いに謝るソランジュは、とある洞窟へルルたちを案内する。導かれる先で、ルルたちを待つ驚くべき出会いとは……!?」
- 2020.3.1 オーバーラップノベルス「蘇りの魔王 6」より
今巻(第6巻)が最新刊(2017/3/25)となるのですが、3年近くも続巻が刊行されていないので、WEB小説のほうを見てみると、「第269話 売られていく何か 2016/11/25 18:00(改)」→「
第270話 殴り合いの提案 2017/03/23 18:00(改)」→「
第271話 指導 2019/05/15 23:47」→「
第272話 普通の人 2019/12/21 23:06」と更新されていました。
やはり、長い間更新されていなかったようですね。
物語の方は、ようやく武闘大会も決勝戦を迎え、ルルとイリスの決闘となります。一方で、古代竜の襲撃もありかなり荒れた大会にもなりました。
目立たないように心がけるルルでしたが、闘技大会優勝者となり、いきなり目立ってしまうことに・・・。
「航宙軍士官、冒険者になる ~ WEB小説 095. 出発準備」
ここ2、3日かけて、WEB小説の「航宙軍士官、冒険者になる」を「095. 出発準備(2020/2/16)」まで読んでいました。
書籍版との違いはあまり感じられませんでした。もちろん、縦書きと横書きとから読む印象は異なります。書籍版の方が集中してじっくりと読めますね。WEB版は、細切れで1話が短いので、時間を忘れて次々とページを繰ると言った感じでしょうか。
アランたちシャイニングスターのクランは、拠点であるガンツを離れて王都に来ていましたが、いよいよ魔界の森に建設していた新たな拠点(街)へと向かうことになります。新たな領民たちも引き連れて、です。まるで、エクソダスを彷彿とされるような印象をうけました。
"GOOD BYE, DRAGON LIFE." ー 「さようなら竜生、こんにちは人生 18」
「累計45万部! 元最強竜の村人転生ファンタジー第18章!!
元最強竜の村人転生ファンタジー第18章!! 最強最古の神竜の魂を持つ辺境の村人ドラン。ガロア魔法学院を卒業した彼は故郷のベルン村に戻り、ベルン男爵クリスティーナの家臣として村の統治に携わる事になった。彼は、エンテの森との積極的な交易や魔物に類される種族との共存など、革新的な領地経営を次々と打ち出していく。目下のところ、村にとっての頭痛の種は邪神カラヴィスが建てた巨塔だった。邪神の建造物として宗教関係者から危険視される厄介な存在――それを村の収入源として活用しようと、ドラン達は迷宮都市化という一大計画を実行に移す!」
- 2020.2.26 アルファポリス - 電網浮遊都市 - 「さようなら竜生、こんにちは人生 18」より
"GOOD BYE, DRAGON LIFE." ー 「さようなら竜生、こんにちは人生 17」
「累計42万部! 元最強竜の村人転生ファンタジー第17章!!
最強最古の神竜の魂を持つ辺境の村人ドラン。彼は故郷ベルン村の発展に寄与する為、アークレスト王国随一と名高いガロア魔法学院に通っていた。学院で極めて優秀な成績を収めたドランは、無事に飛び級試験に合格し、在学一年で卒業する。晴れて故郷に戻った彼は、新たにベルン男爵となる勇者の末裔、クリスティーナの家臣として念願だったベルン村の統治に携わる事に。ところが、そんなドランの新たな門出を神々が放っておくはずもなく、辺境の田舎村に “とんでもない贈り物” が……!?」
- 2020.2.19 アルファポリス - 電網浮遊都市 - 「さようなら竜生、こんにちは人生 17」より
今巻は、のんびりまったりとしたストーリーが続くかと思いきや、ドランが村に戻ってからカラヴィスがしでかしたとんでもない贈り物に振り回されることになります。
すぐに探索に入ったドランたち一行でしたが、予想違わず内部もまたとんでもないことになっており・・・。
次巻もこの騒動が続くのでしょうか。読むのが楽しみですね。
"Revived the Devil" - 「蘇りの魔王 5」
「魔王が武闘大会に暗躍する影を暴く!
ついに始まったルルとイリスの決勝戦。内に秘めた思いを吐き出すかのように全力で挑んでくるイリスに、ルルもまた全力を持って応える。武闘大会が決着を迎える一方で、王都に渦巻いていた不穏な影が姿を現し――。」
- 2020.2.17 オーバーラップノベルス「蘇りの魔王 5」より
"Revived the Devil" - 「蘇りの魔王 4」
「下克上!? 魔王と配下が闘技大会で激突!
S級冒険者であり、氏族(クラン)『時代の探求者(クラムエピードル)』の族長(リーダー)グランを見事下したルル。だが、二人の強大な力のぶつかり合いにより、闘技場を安全に保護していた古族(エルフ)の防護障壁が故障。イリスとユーミス、そしてキキョウの準決勝が順延となる。暇を持て余したルルは、冒険者組合(ギルド)へ依頼を受けに向かう。そこで出会ったのは、同じく暇を持て余したラスティ、オルテスの二人だった。
一時的にチームを組むことにした三人は、目的地であるアソオス鉱山に向かう。鉱山に大量にいる魔物を討伐してほしいという依頼を受けたためだ。
そこでルルは、かつて教会で出会った神官と再会し――!?」
- 2020.2.16 オーバーラップノベルス「蘇りの魔王 4」より
"Revived the Devil" - 「蘇りの魔王 3」
「冒険者誘拐事件を解決せよ!
予選を終え、本戦に勝ち残ったルル・イリス・キキョウ。つかの間の休息を得た三人だったが、闘技大会で敗北した者たちが多数行方不明となっている事件を知らされる。
街に出たルルは、幼なじみのユーリと戦ったオルテスの妹・クレールと出会う。
聞けばオルテスも行方がわからないと聞き、ルルは王都デシエルトで消息を絶った冒険者たちの捜索に乗り出すが、その背後には組織的な動きが見え隠れしており……!?
暗雲立ちこめる王都でいま、闘技大会本戦が幕を開ける。」
- 2020.2.16 オーバーラップノベルス「蘇りの魔王 3」より
"Revived the Devil" - 「蘇りの魔王 2」
「魔王が人間の闘技大会に参加!?
パトリックとの戦いを制し故郷を離れたルルとイリスは、古代魔族を探すため城塞都市フィナルに到着する。そこで目にしたのは、かつて魔王の側近だったバッカスが、なぜか人類側の功績者として祭られている姿だった。栄華を誇った数千年前の技術も失われており、ルルとイリスはますます疑念を深めていく。
王都デシエルトに向かった二人は、氏族『時代の探求者』にてグランやユーミスらと再会する。当初の目的である冒険者登録を果たしたルルとイリスだったが、勇者に敗れたあとの世界を解き明かすため、闘技大会に出場することに――!?
魔王による王道転生ファンタジー、第2巻。」
- 2020.2.15 オーバーラップノベルス「蘇りの魔王 2」より
城塞都市フィナルで出会った神官は、何の伏線でしょうか。いつかまた再開して物語が展開していく予感・・・。
そして、無事に冒険者登録を終えたルルとイリスでしたが、ひょんなきっかけから闘技大会に参加することになります。もちろん、優勝・準優勝を狙ってですが。
その第1回戦の模様が描かれていましたが、ちょっとグロい場面が・・・。元魔王ですから血なまぐさいシーンには慣れているのでしょうが、ちょっと苦手。
それでも(?)お約束通り、二人は順調に第2回戦へと駒を進めることになりました。キキョウも問題なく第1回戦を突破したようですが。どうも彼女はダークホースのような予感がしますね。
"Revived the Devil" - 「蘇りの魔王 1」
「人間となった魔王が探すのは「転生」の意味―― 第2回オーバーラップ WEB 小説大賞『大賞』受賞作!
いつだって悪は、正義の前に滅びる。
『よく来たな、勇者よ……決着をつけよう』
魔王ルルスリア=ノルドもまた、友人の娘の誕生日を祝えなかった心残りを胸に、勇者の手によって世界から完全に消滅した。めでたし、めでたし――
『あら、目を覚ましたのね? おはよう、ルル』
だが、魂は巡る。数千年の時を経て、魔王はルル=カディスノーラという人間に転生していた。魔王の能力を隠したまま過ごしていたルルはある日、二人の冒険者に出会う。彼らが発見した古代遺跡を一緒に探索していると、長期睡眠用のカプセルを見つけたルル。そこにはルルが誕生日を祝うことができなかった友人の娘――イリスが眠っていたのだった。どうして彼女がここに!? ルルは転生した意味を探し求めて、旅に出る。」
- 2020.2.13 オーバーラップノベルス「蘇りの魔王 1」より
イラストが shri となるとどうしても「デスマーチからはじまる異世界狂想曲」シリーズが思い出されて、ちょっと脳内変換に苦労してしまいました。
異世界もので剣と魔法の世界というのはありきたりですが、ゲーム世界のようではなく、レベルもステータスもましてやスキルなどというシステムはありません。ただ、魔力というのが大きな比重を占めていて、それの多寡がステータス的な役割を示しているようです。ただし、数値的に表されてはいませんが。
物語の主人公は、元魔王が数千年の時を隔てて、人間に転生することから始まります。自身の持つ魔力量は魔王の時のままで。魔族の体にあった魔力量と同じ量が人間の体に宿ってしまった訳で、元魔王はその不自由な人間の体に戸惑うことになりますが・・・。
けっこう面白くて一気に最後まで読み進めることができました。続けて第2巻も読んでしまうつもりです。
"The Unwated Immortal Adventurer" - 「望まぬ不死の冒険者 4」
「死してもなお遙かなる神銀(ミスリル)級を目指す、不死者レントの『冒険』、第4弾――!
マルトでの生活を送る『不死者』であり冒険者のレント。
その街に聖女と吸血鬼ハンターが現れたことにより、レントは自身の秘密がバレそうになるが、通常の判断方法では明らかにならないことが発覚する。
なおも疑いを隠さない吸血鬼ハンターの追求をかわし続けるレントは、ロレーヌからある提案を受ける。
自身の故郷で、ルーツを探ろうと。
その旅立ちの前に、街で出会った様々な人に一時の別れを告げに向かうレントだったが……。
強大な魔物と戦い、多くの謎を暴き、そして強くなる。
死してもなお遙かなる神銀(ミスリル)級を目指す、不死者レントの『冒険』、第4弾――!」
- 2020.2.12 オーバーラップノベルス「望まぬ不死の冒険者 4」より
レントの狩ったトラスクを買い取る、という金級冒険者に会ったところ、その金級冒険者は吸血鬼ハンターとして名を馳せている者で、レントを吸血鬼と疑い、その正体を暴こうとするが・・・。
レントは自身が下級吸血鬼であると思っていたのですが、吸血鬼ハンターのテストで吸血鬼と判定されなかったことにより、自分の正体に疑問を抱くことになります。そして、その吸血鬼と判定されなかった最大の理由が、「聖気」を宿し扱えることであることから、自身のルーツである村に戻って、その聖気を宿すことになった祠を再度調査することを考えますが・・・。
次巻では、いよいよレントの出身村の秘密が明らかにされますが・・・。次巻の物語の展開もまた楽しみですね。
「――これは聖騎士の綴る、ひと冬の日々の記録。
《鉄錆山脈》での死闘と、帰還の後。
ウィルを待ちうけていたのは、めでたしめでたしの幸福な日々でなく、おそるべき更なる脅威でもなく……なんてことはない、ありふれた日常の日々だった。
頼れる戦友、剣士レイストフとの友誼と決闘。
吟遊詩人ビィと、雪積もる魔法の森での冒険。
あるいはいにしえの、無敵の巨人との戦い。
そして、灯火の神との祈りと対話。
――これは聖騎士の綴る、ひと冬の日々の記録。」
- 2020.2.11 オーバーラップ文庫「最果てのパラディン IV 灯火の港の群像」より
「最果ての地に、再び邪悪な影が――。新たな出会いとともに、ウィルたちの冒険が再び始まる!
ウィルが聖騎士となってしばらく。悪魔たちやキマイラを倒し、無法と困窮の《獣の森》には、人々の営為と笑顔が戻りはじめていた。しかし最果ての地に、再び邪悪の影が忍び寄る。季節外れの花が咲き乱れたことから始まる、森の異常。解決のため、仲間とともに《獣の森》の深奥に挑んだウィルを待っていたのは、森の王からの不吉な予言だった。
『鉄錆の山脈に、黒き災いの火が起こる。火は燃え広がり、あるいは、この地の全てを焼きつくすであろう』
滅びしドワーフの都、《鉄錆山脈》に眠る災いとは――? 新たな出会いとともに、再びウィルたちの冒険が始まる!」
- 2020.2.11 オーバーラップ文庫「最果てのパラディン Ⅲ〈上〉 鉄錆の山の王」より
「今は無き地底の王国で、切って落とされる決戦の幕! 《最果ての聖騎士》を待ち受ける結末は、果たして……!?
平和を取り戻しはじめた最果ての地に、再び邪悪の影が忍び寄る。
『鉄錆の山脈に、黒き災いの火が起こる。火は燃え広がり、あるいは、この地の全てを焼きつくすであろう』
《獣の森》の深奥で不吉な予言を受けたウィルは、新たな仲間を加え、ついに《鉄錆山脈》へと挑む。
懐かしき再会と、予期せぬ出会い。そして、不死神スタグネイトからの死の予言。
【もう一度だけ言う。――挑めば、死ぬぞ】
今は無き地底の王国で、切って落とされる決戦の幕。
《最果ての聖騎士》を待ち受ける結末は、果たして……?」
- 2020.2.11 オーバーラップ文庫「最果てのパラディン Ⅲ〈下〉 鉄錆の山の王」より
「悪に慈悲を、闇に光を――、 灯火の神に導かれ、《最果ての聖騎士》は絶望へと歩み出す。
死者の街を出て北に。ウィルが初めて接触した人類社会の最果ては、魔獣が跋扈し、困窮する人々が暮らす無法の土地だった。そんな絶望に触れるも神の啓示に耳を傾け、その薄闇のなかに光を灯すことを決意した。そして都市との流通や交易を活性化させることと、魔獣を退治できる冒険者たちを招き入れるため、友人となったハーフエルフのメネルドールとともに、北の都市に向かう。
そして道中、商人の男トニオや小人の楽師ビィを加え、向かった街では何かに改造され凶暴化したワイバーンと遭遇し、ウィルはこれを撃破する。初めて英雄として認知され、都市の統治者から騎士の称号を授かる。そして《最果ての聖騎士》の名が南辺境で知られ始めるようになり……!?」
- 2020.2.8 オーバーラップ文庫「最果てのパラディン II 獣の森の射手」より
「最果ての聖騎士」という称号(?)をこの巻で得ることになります。やっと本書タイトルの具体化ですね。第1巻では、「聖騎士」という言葉は一切出てきませんでした。象徴的な意味なのかとも思っていました。
また、死の街を出てすぐにウィルは、ハーフエルフのメネルドールと出会います。色々と癖の有りそうな友人になりそうな予感。
それにしても本シリーズには美少女が登場しません。ライトノベルのファンタジーものとしては、(私がこれまで読んできた中では)おそらく初めてでは無いでしょうか。それでも、物語が暑苦しくならずに感動的であるのは、これもまた珍しいことではないかと思っています。
次巻も続けて読んでいくつもりです。
「『小説家になろう』発、圧倒的スケールで描く超王道ファンタジー降誕!!
かつて滅びた死者の街。そこには1人の生きた子供が存在した。人生の落伍者となり、何もできずに死を迎えた記憶を持ち、無力感に苛まれる少年ウィル。そんな彼を育てるのは、3人のアンデッド。豪快な骸骨の剣士、ブラッド。淑やかな神官ミイラ、マリー。偏屈な魔法使いの幽霊、ガス。
彼ら3人に教えを受け、愛を注がれ、少年は育てられる。解き明かされてゆく、死者の街に秘められた、不死者たちの抱える謎。善なる神々の愛と慈悲。悪なる神々の偏執と狂気。その全てを知る時、少年は聖騎士への道を歩みだす。」
- 2020.2.7 オーバーラップ文庫「最果てのパラディン I 死者の街の少年」より
感動しました・・・。
引きこもりのまま、死を迎えた前世から、転生した先が異世界というのはありきたりな設定ですが、育ての親となるのが不死者<アンデット>の3人というのが斬新です。
廃墟となった神殿を住まいに3人の不死人に鍛えられ、育てられたウィル。彼は長ずるにしたがって自身の存在にも不審を懐きます。自分は一体何者なのかと。
そして不死の街の3人の不死者の秘密が明らかになるとき、ウィルは死者の街を出ることになります。
3人の不死者との別れは悲しく、そして感動的でしたね。
次巻も続けて読んでいくつもりです。
"The Greatest Maou Is Reborn To Get Ffriends" - 「史上最強の大魔王、村人Aに転生する 2.激動の勇者」
「勇者襲来!?
『“魔王” はどこだぁあああああ!?』かつて、“勇者”・リディアが率いし軍勢の主要メンバーの一人、シルフィー・メルヘヴン。龍殺しの噂を聞きつけ、アードを “魔王” の転生体と疑った彼女が、転校してきて!? 『アード君が “魔王” 様の転生体…!? ありえるかも…!』アード= “魔王” であるとシルフィーが主張するも、周りは逆にアードを崇拝! 監視にまわるシルフィーと、時を同じくして、学園祭中止の脅迫文が届き、アードは謀略の渦中に立たされるが、もちろん屈服するわけもなく―。我が覇道阻むものなし。大魔王はあらゆる理不尽を蹂躙する!」
- 2020.2.6 ファンタジア文庫「史上最強の大魔王、村人Aに転生する 2」より
次なるヒロインが登場します。勇者でありながら、いわゆるドジっ娘ですね。
また、学園モノの定番である学園祭が開催されます。そして、学園祭の目玉であるのが武闘大会、と。やっぱり、ライトノベルの定番というか、テンプレ街道まっしぐら(?)。
それでも退屈せずに最後まで一気に読んでしまいました。印象も薄いけれども・・・(おい)。
"The Greatest Maou Is Reborn To Get Ffriends" - 「史上最強の大魔王、村人Aに転生する 1.神話殺しの優等生」
「その男、すべてを蹂躙する!
王としての人生をやり尽くした『彼』は、平凡な人生に憧れ、数千年後に村人へと転生する。しかし、魔法の力が劣化した現代では、手加減しても、敵も味方も消し飛んでしまい!?
神話に名を刻む史上最強の大魔王、ヴァルヴァトス。王としての人生をやり尽くした彼は、平凡な人生に憧れ、数千年後、村人・アードへと転生するのだが…『エ、エンシェント・ウルフを一撃っ!? しかも無詠唱っ!?』魔法の力が劣化した現代では、手加減しても、アードは規格外極まる存在で!? 噂は広まり、嫁にしてほしいと言い寄ってくる女、次代の王へと担ぎ上げようとする王族、果ては命を狙ってくる元配下が学園に押し掛けてくるのだが、そんな連中を一蹴し、大魔王は己の道を邁進する…! その男、“最強”につき―。学園ヒロイックファンタジー!」
- 2020.2.6 ファンタジア文庫「史上最強の大魔王、村人Aに転生する 1」より
平均値の能力で村人としてのんびりと暮らしたい、と最近どこかで読んだような設定ですね。最強ゆえ、自身で転生を果たすというのもどこかで読んだような・・・。
また、大魔王が基本善人であり、学園に通うことになるのもまたテンプレかな。
それでも、読んでいて楽しい。ほのぼのとした主人公無双の話がさくさくと進んで、一気にラストまで。
次巻もさくっと読んでしまうつもりです。
"The Unwated Immortal Adventurer" - 「望まぬ不死の冒険者 3」
「不死者、奇妙な依頼を受ける
《タラスクの沼》で怪物タラスクを討伐し、無事に竜血花を採取したレント。
その沼でレントは、同じく竜血花の採取にやって来た奇妙な男・イザークと出会う。イザークは、都市マルトの運営に古くから関わるラトゥール家に仕えているという。
孤児院に竜血花を送り届けた矢先、レントは、ラトゥール家より竜血花の定期採取を破格の報酬で依頼される。
奇妙な依頼の詳しい話を聞くために、都市郊外にあるラトゥール家を訪れたレントだったが、目の前に現れたのは、広大な庭園迷路。
完全に迷ったレントの前に現れたのは、どこかつかみ所の無い雰囲気を醸し出す少女で……!?
『……諦めますか?』
強大な魔物と戦い、多くの謎を暴き、そして強くなる。
死してもなお遙かなる神銀(ミスリル)級を目指す、不死者レントの『冒険』、第3弾――!」
- 2020.2.5 オーバーラップノベルス「望まぬ不死の冒険者 3」より
ラトゥール家と関わりを持つことになったレントですが、そのきっかけとなったのが《タラスクの沼》での採集依頼であったところが、レントらしいエピソードですね。そして、そのラトゥール家でもらった賞品がレントの存在進化を促すことになります。
そして、《タラスクの沼》での採集依頼の依頼主であるアリゼが、レントとロレーヌの弟子になるとは、縁が深まっていきます。
そして、次なる奇妙な依頼とは・・・。次巻も読むのが楽しみですね。
"The Unwated Immortal Adventurer" - 「望まぬ不死の冒険者 2」
「不死者、怪物・タラスクに挑む
リナやロレーヌの助けを得て、冒険者としての一歩を踏み出した不死者・レント。
次の目標はランク昇格――銅級冒険者。
生前と同じ場所へ。そして、遙かなる神銀(ミスリル)級へ。
――あの日憧憬した『冒険』を今、不死者が歩み出す。」
- 2020.2.5 オーバーラップノベルス「望まぬ不死の冒険者 2」より
Web 小説にはない新たな討伐依頼がありましたね。第1巻にも巻末にありました。
またこの小説の特徴でしょうか、討伐対象の魔物の造形が独特です。タラスクもそうですね。
そしてこの巻では、レントのお人好しな性格がよく発揮されていると思いました。銅級冒険者の資格試験での臨時パーティの新人たちへのアドバイス。そして、フォローと。
シェイラが魔術契約を結んででもレントに気遣うのも納得です。
"The Unwated Immortal Adventurer" - 「望まぬ不死の冒険者 1」
「最弱(スケルトン)から進化でめざす最強冒険者!
最高の神銀級冒険者を目指し早十年。
おちこぼれ銅級冒険者のレントは、ソロで潜った《水月の迷宮》で《龍》と遭遇し、その圧倒的な力の前に為す術なく喰われた。
――そして、レントは“目覚めた”。
なぜか最弱モンスター「スケルトン」の姿で……!?
レントは討伐を回避するため、魔物の『存在進化』――魔物を倒して経験を積み、上位の魔物へ進化することを目指す。
存在進化して「グール」になれば、人間だと誤魔化せるかもしれない。
その最中、レントはついに人間の駆け出し冒険者リナ・ルパージュと出会う。
魔物からリナを助けたレントは、存在進化で新しく得た力の強さを知り……!?
強大な魔物と戦い、多くの謎に出会い、そして強くなる。
死してもなお遙かなる神銀級を目指して、不死者レントの『冒険』がいま、始まりを告げる――!」
- 2020.2.3 オーバーラップノベルス「望まぬ不死の冒険者 1」より
WEB 小説からリアル(?)小説へと移って読んでいます。ストーリーについては何らの変更点、加筆・修正点も分かりませんでした。まぁ、Web と同様と思いました。面白さも同様(!)。最後まで一気に読んでしまいました。
そして、本書を購入して表紙・口絵・挿絵を眺めたときにも思ったのですが、やっぱりイラストの力は偉大ですね。イメージが明確になります。ジャイアント・スケルトンの巨大さが実感できました。そして、レント本人の似姿も。
次巻も続けて読んでいくつもりです。
2020.1
"VRMMO with a rabbit scarf." - 「VRMMO はウサギマフラーとともに。 1」
「ほのぼのVRMMOファンタジー!
離島からやってきた少年、因幡白兎(いなばはくと)は、ゲーム会社の令嬢・レンシアを誘拐から救ったお礼として、最新のVRMMO『デモンズワールド・オンライン』を手に入れる。レンシアやお付きのメイドさんと三人でゲームを始めることになった彼だが、始めて早々見慣れないスキルを手に入れたことに気づく。その『セーレの翼』というスキルの能力は、完全ランダム転移スキルで、上位プレイヤーたちがたどり着いているさらに先のマップにも飛ぶことができるらしく――。ほのぼのVRMMOファンタジー開幕!」
- 2020.2.1 HJノベルス「VRMMO はウサギマフラーとともに。 1」より
何だか内容がすかすかでさくさくと最後まで読んでしまいました。
設定は、けっこう興味深いものがありました。そして、地球外からの訪問者がさらっとゲーム空間に紛れ込んでいるかのような伏線らしきものがありましたが、以後の巻でこの伏線は回収されるのでしょうか(?)。
内容については、定型パターンというか、ライトノベルの王道というか、ストレスフリーのまさにほのぼのとしたものでしたね。
しばらくは、このシリーズもお付き合いしていこうかな。
"Grimgar of Fantasy and Ash" - 「灰と幻想のグリムガル Level. 15 強くて儚きニューゲーム」
「目覚めたら、そこは壊滅した『オルタナ』だった――。終章始動!!
ほんとわかんないな、何もかも……。
気がつくとハルヒロたちは暗闇の中にいた。みんな自分の名前くらいしか覚えていない。頼りになるのは、なぜか唯一記憶を失っていないメリイだけ。暗闇の中からどうにか抜け出すと、そこは壊滅した『オルタナ』だった――。
とにかく情報が欲しい。命からがら街を離れたハルヒロたちは、体に染みついていたスキルや能力を駆使して、グリムガルの辺境を奔走する。そして、ようやく出会えた人間が、オルタナを奪還するべくやってきたアラバキア王国軍で――!?
灰の中から生まれた冒険譚――ENDGAME編の幕が上がる!」
- 2020.1.29 オーバーラップ文庫「灰と幻想のグリムガル Level. 15 強くて儚きニューゲーム」より
バルバラ先生が・・・(!)。けっこう好きなキャラクターだったのですが・・・。
"Grimgar of Fantasy and Ash" - 「灰と幻想のグリムガル Level. 14++ もし君とまた会えたなら」
「もう一人じゃない。仲間がいる。TVアニメ用特典小説を含む短編集第2弾。
パーティを離れ、修行のためモモヒナと共に行動していたユメは、絶体絶命の窮地を乗り越えオルタナへと帰ってきた。だが、どうも様子がおかしい。仲間との再会は叶うのか。オルタナに漂う暗雲の正体とは――。
『強くなれるまで、よわよわのユメのまま、がんばるしかないからなあ』
修行を終えたユメの決意と成長を描くエピソード『月下に吠ゆる私は狼』。そして、ランタが無謀にもモグゾーに料理勝負を挑む『正義と正義』、デッドスポットを倒して得た懸賞金の分け前を巡る後日談『お楽しみはこれからだ』など、TVアニメ用特典小説も併せて全4エピソードを収録!」
- 2020.1.29 オーバーラップ文庫「灰と幻想のグリムガル Level. 14++ もし君とまた会えたなら」より
ユメの修行の様子から始まりますが、どうも状況がおかしい、と思っていたら、船が嵐にあってユメとモモヒナの二人だけが海に投げ出され、無人島に流れ着いたということでしたが・・・。なんと、ユメがパーティを離れてから2年半もの月日が流れていたのもびっくりでしたね。
ユメとモモヒナが無人島より救助され、苦労しながらもオルタナへ、途中出会ったレンジたちとともに戻ってきますが、その時を同じくしてオルタナが大変なことになっているのでした・・・。
そこで、ユメは、信念を曲げない「あの男」と再開を果たすのですが・・・。
うまく物語がつながってきましたね。これで、心置きなく(?)Level. 15 を読むことができそうです。
また、ハルヒロたちの動向が気になりますね。ユメとランタに再開できるのでしょうか。読むのが楽しみです。
ひょんなきっかけから(実際に何だったのかは忘れました)読み始めた Web 小説ですが、これが意外に面白くて、ついつい毎日読み進めています。
今は、「第14章 第385話 塔と学院、徹夜の成果」を読み終わったところです。実際の書籍にすると何冊に相当するのかは、良く分かりませんが(汗)。最新刊は、2019/11/25 発刊で第6巻のようです。この第6巻の内容紹介文からみると、この巻の内容までは読了しているようですが。
まぁ、Web 小説から書籍刊行の際には加筆修正が常ですし、ストーリーも大幅に変わっているかもしれませんが。
機会があれば、書籍も購入して読んでみたいものです。現在 Web 小説の方は、第635話まであるようですので、とりあえずはこのまま読み進めるつもりです。
"Grimgar of Fantasy and Ash" - 「灰と幻想のグリムガル Level. 14+ 相変わらずではいられない」
「信念を曲げない『あの男』が帰ってきた――。書き下ろし含む珠玉のエピソード4編豪華収録。
ハルヒロたちが他界パラノへと迷い込んでいた時、グリムガルではとてつもない異変が起きようとしていた……。激動する世界で、その男は仮面の奥に素顔を隠し、独りオルタナを目指す――。
『オレは、オレの心に従ってるか……? だったら、何の問題もねえ』
旅を続けるランタの悪戦苦闘を描いた書き下ろしエピソード『仮面有情』。そして、志半ばで死んだ見習い義勇兵・マナトの想いを綴る『お願いだから、あと少しだけ』、シホルとユメがギルドで出会った師匠たちとの交流を描く『今日はおやすみ』など、TVアニメ用特典小説も併せて全4エピソードを収録!」
- 2020.1.23 オーバーラップ文庫「灰と幻想のグリムガル Level. 14+ 相変わらずではいられない」より
第14巻の続編でなくて、外伝とでも言うべき短編集でしたね。しかも描き下ろしはランタの話の『仮面有情』1編のみでした。まぁ、楽しかったけど(おい)。
どうやら、ランタの一人旅は3年も続いていたようです。その間に彼もずいぶんと強くなっているようで・・・。そして、ひょんなことから得た旅の仲間とともにエルフの里に就くことになりましたが・・・。
うざったさは相変わらずのようです。しかも今話では、独り言レベルにまで昇華していました。
次巻は、このランタの話の続きとなるのでしょうか。
"Kumo desuga nanika?" - 「蜘蛛ですが、なにか? 12」
「人魔大戦……いや、白と魔王の『勇者討伐大作戦』が始まる!!
歴史上最高の死者数と記される『人魔大戦』がついに勃発。両軍が激しくぶつかり合い、しのぎを削るなか、白が投入したクイーンタラテクトによって戦場は大混乱に突き落とされる! 平和のためにいっぱい死んでくれ!」
- 2020.1.22 KADOKAWA BOOKS「蜘蛛ですが、なにか? 12」より
史上最大の被害を出した「人魔大戦」が描かれています。魔族側の視点、人族側の視点、それぞれから各人各様の想いが綴られていきながら。そうして読者に感情移入させておきながら、バタバタと戦闘により亡くなっていくのです。
如何に戦争が虚しいものなのか・・・、でも当事者たちは、それこそ必死で戦い抜いていきます。
勇者パーティも例外ではありませんでしたね。
次巻はまた、人魔大戦後の転生者たちが中心の物語に戻るのでしょうか。楽しみですね。
"All points are divided to VIT. Because a painful one isn't liked." - 「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。」
TVアニメ放送も始まったことですし(?)、ちょっと読み返してみようかな、と思って手に取ったのが何とやらで、一気に最後まで読んでしまいました。
VRMMO でのゲーム体験記のスタイルですが、主人公のメイプルが初心者で、システムの穴をつくような方法で最強となり、ゲーム内で無双するお話ですね。
レベル、ステータスもそうですが、スキルの有無がそのキャラクターの強さに多く依存するような仕様ですね。メイプルもスキル獲得のために色々と細工したりしています。
またメイプルの友人であるサリーもまたゲームを楽しむべく、ステータスを極振りしたりします。
ゲーム世界と割り切ってのお気楽、まったりした雰囲気を持った、いかにもライトノベルと言った話ばかりで、何のストレスもなくサクサクとストーリーが進み、あっという間に最後まで読んでしまえました。
まぁ、毒にも薬にもならない、うふっと笑えるライトノベル、と言った感じでしたね。
"She continued destroy slime for 300 years" - 「スライム倒して300年、知らないうちにレベル MAX になってました 2」
「私の活躍(?)が評価されて、魔王の城へご招待! ?
――って、トラブルの予感しかしないような。
300年スライムを倒し続けていたら、いつのまにか世界最強になってました。
おかげで面倒ごとに巻き込まれはしたものの、最終的には新しく家族になった4人の娘たちとスローライフを始められそう、だったのですが……。
ええっ、エルフのハルカラが経営する工場で幽霊騒動?
収まったと思ったら今度は違法操業とかで逮捕されちゃうし!
さらには私の活躍(?)が魔族に評価されて、魔王の城へご招待! ?
――って、今回もトラブルの予感しかしません!
それでも私は負けずにスローライフを目指すからね! !
ハルカラには意外な一面が! ?
本書だけの書き下ろし短編『迷い猫が来た』も収録。
森田季節が贈る、最強の異世界アットホームコメディ第2弾! !」
- 2020.1.18 GAノベル「スライム倒して300年、知らないうちにレベル MAX になってました 2」より
やーっと読み終えました。物語はすいすいとテンポ良く進むのですが、どうしても興味が続かなくて、なかなか一気に最後まで、というわけにはいきませんでした。
アズサは、300年もの間スライムを倒し続けてレベルMAXで史上最強となっているのですが、それが本当に最強であって誰も歯向かうことができないレベルなのです。本人はマイペースで覇を唱えることもなく、のんびりとスローライフを楽しむだけなのですが。
そのような彼女にもエルフやらスライムの精霊、そしてレッドドラゴンが共に居着くことになったことから起こるドタバタが次々と発生。アズサも右往左往するわけですが・・・。
どうも史上最強ということから問題解決することへの爽快感、というのに欠けます。ドキドキハラハラ感がまるで無いのです。それに登場キャラクターが全て美少女というのも何だか・・・。
続けて次巻を読むのはちょっと・・・、という気分です。
"This Hero is Invincible but "Too Cautions" " - 「この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる 2」
「新たな強敵に、魔王戦の隠し球――超慎重な勇者の奥義、解禁!?
駄女神とチートステータスなのに慎重な勇者。新たな敵は音速で飛ぶ巨大蝿、攻撃が通らない死神――これまでよりハードな怪物だった! 神界に篭もってチートスキルを習得し、無数のパワーリストを外して挑むが……?」
- 2020.1.11 KADOKAWA BOOKS「この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる 2」より
竜宮院聖哉の性格が、「ありえないくらい慎重。」である理由が最後になって明かされましたね。また、第1巻よりほのめかされていた聖哉の秘密(伏線)もしっかりと回収されていました。
物語はサクサクと進み、聖哉も徐々に余裕をなくしつつあります。また、地球の日本という、いわゆる「ぬるい」環境から召喚された勇者である聖哉が、壮絶な戦闘になっても怯むこと無く、まるでいくつもの死線を超えてきたかのような為人というのも納得できる理由があったのですね。
さて、<ゲアブランデ編> が完結して、リスタと竜宮院聖哉は、また別の異世界を救済に赴くことになりました。難易度 SS クラスの過酷な環境です。次巻も読むのが楽しみですね。
"She professed herself pupil of the wise man" - 「賢者の弟子を名乗る賢者 12」
「わしかわいい!美少女転生ファンタジー!!
『変態ね』『変態さんです』『変態じゃのぅ』
九賢者の一人『相克のアルテシア』の情報を求めて、行方を知る可能性のある怪盗ファジーダイスを追うミラ。
その道中に立ち寄った街で仲間のカグラと出会い、彼女からこの街で子供たちの誘拐が多発していること聞いたミラは、それを知っては知らぬふりなどできないと、子供達を救出するため、そして決定的な悪事の証拠を掴むため、メイド服に身を包み囮捜査をすることにするのだが……。」
- 2020.1.10 GC NOVELS「賢者の弟子を名乗る賢者 12」より
ソロモンのところへ報告に一旦帰国しようか、それともアルテシアの情報を求めて、義賊が予告した街へ行こうかと悩むミラでしたが・・・。なぜか決断するのに時間がかかってしまいますね・・・。この感覚がどうもよく分かりませんでした。
でもまぁ、結局はこのまま怪盗ファージーダイスを追うことにしたミラでしたが。ここで、また寄り道です。子供(幼女)たちが攫われていること、人身売買組織の暗躍が疑われることを聞いて、ミラ自身が囮となって組織の壊滅を期することになりました。
そこで、意外にも出会ったのが「変態」とも思える正義の味方。圧倒的な力量を示すその「変態」が、怪盗ファージーダイスではないかと思われるのですが、さて。これが次巻への伏線となるのでしょうか。
次巻への期待が膨らみますね。発刊が待ち遠しく思います。
「本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第四部 貴族院の自称図書委員 IX」
「TVアニメ第1部絶賛放送中!
『このライトノベルがすごい! 2018&2019』2年連続1位!
シリーズ累計200万部突破!(電子書籍を含む)
大幅加筆、大増量でお届けするビブリア・ファンタジー第四部最終巻!
神殿に入ってからずっと見てきた背中ーー引き継ぎ業務と貴族院の予習に追われるローゼマインの心は落ち着かない。王命を受けたフェルディナンドの旅立ちが近づいていた。
側近達も交えた餞別の食事会は楽しく、図らずも二人は贈り物を交換し合う。だが、喜びも束の間。謎の侵入者が神殿を襲撃する。
さらわれた灰色神官達、盗まれた聖典の行方は? 急転する事態に早まる『別離』。涙を堪えてローゼマインは祈りを捧げる。
『フェルディナンド様に祝福を』。
大幅加筆、大増量でお届けするビブリア・ファンタジー第四部最終巻!
第五部へ繋がる短編集「別離から始まる冬の生活」に、書き下ろし短編×3本、椎名優描き下ろし『四コマ漫画』収録!」
- 2020.1.7 TOブックス「本好きの下剋上 第四部 貴族院の自称図書委員 IX」より
謎の神殿への侵入者を追って、盗まれた聖典を取り返す様子がスリリングで迫力がありましたね。それとこのシリーズには珍しく、スプラッタな場面も。基本的に命の安い異世界なのだということが改めて認識させられる描写でしたね。
それでもローゼマインらは、この盗難をきっかけとする様々な罠を回避することに成功します。
そしてついにローゼマインとフェルディナンドとの別れの時がやってきました。とても美しく感動的なシーンとなりました。ローゼマインがフェルディナンド一行に祝福を与えるシーンが特に感動的でした。
次巻から「女神の化身」という副題で、最終章に入るようですね。今から読むのが楽しみです。
「失格紋の最強賢者 ~世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました~」
「最強賢者、常識を壊す!!
とある世界に、魔法戦闘を極め【賢者】とまで称された者がいた。
最強の戦術を求め、世界に存在するあらゆる魔法、戦術を研究し尽くした彼は、『自分に刻まれた紋章は魔法戦闘に向かない』という現実に直面する。
そこで彼は、自らの魂を封じて未来に転生。
『魔法戦闘に最適な紋章』を持つ少年マティアスに生まれ変わることに成功した。
『――よし! 当たりだ!!』
ようやく手に入れられた『魔法戦闘に最適な紋章』。
だが、未来でその紋章は『失格紋』扱いされていた!!
『魔法戦闘に最適な紋章』を「『格紋』扱いする、低レベルな魔法理論が跋扈する世界。
『失格紋』を持つマティアスは、そこで『栄光紋』を持つ少女ルリィや『常魔紋』の持ち主アルマと出会い、入学した王立第二学園でかつて【賢者】と呼ばれた実力を続々発揮していく――!!
『小説家になろう』発! 日間・週間・月間・四半期ランキング1位を獲得した超人気異世界『紋章』ファンタジー!!」
- 2020.1.7 GAノベル「失格紋の最強賢者 ~世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました~」より
このシリーズは、第5巻まで読了しているのですが、続巻を購入しているので第1巻の内容をもう一度見直そうかな、と手にとってあっという間に最後まで読んでしまいました。
あらすじにある内容が全てですね。内容がすかすかです。あっという間にストーリーが進んでいきます。細かな描写はありませんし、伏線もほとんどありません。良くも悪くも「なろう」の文章ですね。
暇つぶしには良いのかもしれませんね。残念ながら、特に印象に残るものはありませんでした。読んでいる間は、面白いのですけど・・・。
「続く貴族家問題! おまけに西方に新たな厄介の種!?
バウマイスター伯爵家ではベビーラッシュから始まった貴族家の厄介事が、沈静化の動きを見せて……はいなかった。
将来を見据えて家庭教師の募集をかけるも、関わってはいけない面倒な団体『賢者協会』に絡まれてしまう。貧乏貴族の八男から始まり、子持ちの大貴族となったヴェルは、改めて貴族家の苦労を噛みしめるのであった。
そんな賑やかで苦労の絶えない日常のなか、ヴェルの下に新たな火種が飛び込んでくる。魔族の国を見つけたと報告した巨大魔導飛行船リンガイアが、消息を絶ったのだ。さらに王国西方海域に謎の魔導飛行船艦隊が出現し……。
大事の前の小事! そしてドタバタな日常エピソード多めの第十八幕!」
- 2020.1.4 MFブックス「八男って、それはないでしょう! 18」より
短編集かのようにヴェンデリンを取り巻く日常の様子が描かれています。でもヴェンデリンの日常は、トラブルばかりなのですが。
『賢者協会』とのトラブル、『駆け落ち箱』に閉じ込められたり、とトラブルが連発します。基本的にほのぼのとした話ばかりでした。さくさくと物語が進みますが、最後に巨大魔導飛行船リンガイアの探索行の様子が描かれ、魔族との1万年ぶりの邂逅となりますが・・・。
貴族社会の柵を何とかかいくぐり、平穏な日常であったヴェンデリンたちでしたが、最後になにやら紛争の匂いが・・・。ヴェンデリンは、家族を連れて小型魔導飛行船で魔族たちと対峙すべく赴くことになりましたが・・・。
次巻の物語の展開が気になりますね。
「貴族編、開始! 異星ファンタジー超大作、第四弾!
貴族となるための足掛かりとしてドラゴンの討伐に成功した帝国航宙軍兵士アラン。
彼はドラゴンの素材をオークションにかけ大金を手にし、目論見通り叙勲を受けることに成功する。
ついに貴族となり、樹海の広大な土地を手に入れたアランは建国を見据え、本格的な開拓に着手することに。
しかし、ドラゴンスレイヤーの称号を持つ彼を狙う者たちの影が迫るのだった……!!
書籍だけの書き下ろし短編、グローリアの生態に迫る『一族の掟』を収録!」
- 2020.1.3 KADOKAWA eb! enterbrain「航宙軍士官、冒険者になる 4」より
クランを立ち上げてから、あっという間にドラゴン討伐を果たすアランでしたが、実はドラゴンもドローンに対してはまるっきりかなわない、という。ゴジラほどではない、ということですね。
「驍宗様が身罷られたなど信じない。新王が立つなら、それは麒麟の過ちか。──角なき麒麟の決断は。Episode9
李斎(りさい)は、荒民(こうみん)らが怪我人を匿った里(まち)に辿り着く。だが、髪は白く眼は紅い男の命は、既に絶えていた。驍宗(ぎょうそう)の臣であることを誇りとして、自らを支えた矜持は潰えたのか。そして、李斎の許を離れた泰麒(たいき)は、妖魔によって病んだ傀儡(くぐつ)が徘徊する王宮で、王を追い遣った真意を阿選(あせん)に迫る。もはや慈悲深き生き物とは言い難い『麒麟』の深謀遠慮とは、如何に。」
- 2020.1.2 新潮文庫「白銀の墟 玄の月 第3巻」より
「好敵手は、どちらかが『影』になる。一国に、王は一人しか要らない。そして、新たな歴史が始まる──。Episode9
『助けてやれず、済まない……』男は、幼い麒麟に思いを馳せながら黒い獣を捕らえた。地の底で手にした沙包(おてだま)の鈴が助けになるとは。天の加護がその命を繋いだ歳月、泰麒(たいき)は数奇な運命を生き、李斎(りさい)もまた、汚名を着せられ追われた。それでも驍宗(ぎょうそう)の無事を信じたのは、民に安寧が訪れるよう、あの豺虎(けだもの)を玉座から追い落とすため。──戴国の命運は、終焉か開幕か!」
- 2020.1.2 新潮文庫「白銀の墟 玄の月 第4巻」より
ついに驍宗の行方が知れ、李斎らは救助に向かうが。時を同じくして阿選らも驍宗の行方を確かめるため、王師を派遣する。
それにしても、驍宗は、たった一人暗闇の中で生き延びて耐え忍び、しかも 騶虞 を狩って自力で脱出するとは・・・、意外でした。また、阿選が何故驍宗を追い落として王位を簒奪するに至ったかが、ようやく明らかにされましたね。
今巻のエピソードは、4部(4巻)構成となっていて、特に読み応えがありました。面白かったですね。