書斎 - Blu-ray
平積み状態となっている Blu-ray ディスクを掘り出してみました。視聴後の感想もちょっぴり。
※ 一部ネタばれしていますので、未見の方は、ご注意ください。
2023.7
"AVATAR THE WAY OF WATER" - 「アバター: ウェイ・オブ・ウォーター 4K UHD [4K ULTRA HD+3D+ブルーレイ] 」
「未来を拓くための戦いが、始まる――。
あれから10年――。人間の体を捨ててナヴィになった元海兵隊のジェイクは、神秘の星パンドラの森で妻のネイティリと家族を築く。優秀な長男ネテヤム、長男に劣等感を抱く次男ロアク、不思議な力を持つ養女キリ、無邪気な末っ子トゥク、そして人間の少年スパイダー。やっと訪れた平和もつかの間、再び地球人の侵略が始まり、ジェイクと家族は遥か彼方にある海の一族のもとに身を潜める。しかし、楽園のように美しい海にも敵の手が迫り、家族や仲間の絆の力が試される新たな戦いが始まる…。」
当 Blu-ray が届いた夕食後から深夜にかけて、4K-TV+5.1ch ホームシアターで鑑賞しました。昼には、「インディ・ジョーンズと運命のダイアル」を鑑賞してきましたので、(なんちゃって)大作映画2本立てでの鑑賞です。
本編約192分の大作でしたが、最後まで退屈すること無く、一気に鑑賞することができました。3D ではありませんでしたが、とても迫力のあるシーンの連続でした。
ストーリーに凝ったところもなく、王道とも言える素直な(?)展開で、戸惑うこともなく、また感情移入することができました。
ただ、前半部分では、ジェイク・サリーが家族を守るためにとはいえ、戦うこと無く逃亡するのは、フラストレーションがつのるところでしたね。
それでも、追手の執拗な追跡、及びその手段を選ばない有様に、遂には対決せざるを得なくなり、そこでまた元海兵隊らしく勇敢に立ち向かう姿には、共感すること大、でした。
少し間をおいても、直ぐに見直したくなる、そのような映画ですね。次は、スクリーンで、3D での鑑賞です。楽しみですね。
2023.1
"EXTENDED EDITION The HOBBIT The Battle of the Five Armies" - 「ホビット 決戦のゆくえ エクステンデッド・エディション」
「壮絶なる戦い、ここに決着。
『ホビット』3部作、感動のラストへー
世界を真っ二つにする最大の決戦。壮大な冒険が今、感動のラストを迎える!
ホビット族のビルボは竜に奪われたドワーフの国と財宝を取り戻すべく冒険の旅に出た。
旅の仲間は13人のドワーフと、魔法使いのガンダルフ。やがて、森のエルフたちも加勢して、いよいよ竜と対峙する。
火炎を吐く竜の凄まじい襲撃、財宝の奪還によって生じた仲間たちの対立、その裏側に忍び寄るさらに巨大な敵の存在――
ついに明らかにされる冥王サウロンの邪悪な企み! 押し寄せる敵の大群に、破滅の足音が近づいてくる。
団結か全滅か。大地を二分する壮絶な戦いの火ぶたが切って落とされる!」
2022.12
"EXTENDED EDITION The HOBBIT The Desolation of SMAUG" - 「ホビット 竜に奪われた王国 エクステンデッド・エディション」
「邪悪な竜から王国を取り戻す、壮大な冒険の旅が始まる―!
小さくて臆病なホビット族のビルボ・バギンズ。ある日ひょんなことから、勇敢なるドワーフの一行と共に、彼らの王国を取り戻すため危険な旅に乗り出すことになる。
王国を奪ったのは、一頭の竜<スマウグ>。
行く手にあるものはすべて炎を吹きかけて破壊する、恐るべきスマウグだ。
さらに、ビルボたちの旅を阻むものたちが次々と現れる。森でどう猛で巨大なクモの群れと戦い、エルフの牢獄に閉じ込められ、激流を下りながらオークと死闘を繰り広げ、たどり着いた湖の町では人間たちに
捕まってしまう。そして、彼方にそびえるはなれ山に待つ最強の敵、スマウグ――
果たして彼らは竜のもとにたどり着き、王国を取り戻すことが出来るのか――?」
"EXTENDED EDITION The HOBBIT An Expected Jouney" - 「ホビット 思いがけない冒険 エクステンデッド・エディション」
「舞台は『ロード・オブ・ザ・リング』で描かれた60年前の中つ国。
ホビット族のビルボ・バギンズは魔法使いのガンダルフに誘われ、13人のドワーフたちと共に、恐るべきドラゴン "スマウグ" に奪われたドワーフの王国を取り戻すという危険な冒険に加わる。彼らは凶暴なアクマイヌ、そして謎の魔術師たちがうごめく危険な荒野や、ゴブリンが潜むトンネルを抜けていかねばならない。
ビルボはそこで、彼の人生を変えてしまう生き物ゴラムと出会い、<指輪> を手に入れる。この質素な金の指輪が中つ国の命運を握っているとは、そのときビルボは知るよしもなかった・・・。
帰って来た空前の世界観を舞台に、今、新しい旅が始まる---!」
日本語字幕、3D版をホームシアターで鑑賞しました。
見始めて、字幕がブレて読みにくく感じることもありましたが、すぐに気にならなくなり、映像に、ストーリーに惹かれて、あっという間に(夜を徹して)最後まで見入ってしまいました。
映画館でも鑑賞したはずなのですが、まるで記憶に残っておらず、新鮮な感覚で全編鑑賞することができました(汗)。
2021.11
"THE MAZE RUNNER" - 「メイズ・ランナー」
リビングの 4K-TV と 5.1ch サラウンドで鑑賞しました。
以前確かにレンタル Blu-ray で鑑賞したはずなのですが、また原作ノベルを読んだはずなのですが、まるでストーリーを覚えていませんでしたね。新鮮な気持ちで鑑賞できました(笑)。
主人公のトーマスが集落に現れてから、3日で事態は大きく変化し、3年間停滞していた状況が動き出します。
この映画は、3部作として最初から制作されて、今作が第1部となります。それで、トーマスたちは多大な犠牲を払いつつ、メイズを抜け出すことには成功するのですが、多くの謎は残されたままです。
次回作が楽しみになりますね。
2019.12
"Saga of Tanya the Evil the Movie" - 「劇場版 幼女戦記 Alea iacta est」
"Alea iacta est" - アーレア・ヤクタ・エスト(賽は投げられた):
「『賽は投げられた(さいはなげられた)』(古典ラテン語:alea iacta est、アーレア・ヤクタ・エスト)とは、ガイウス・ユリウス・カエサルが紀元前49年1月10日、元老院のグナエウス・ポンペイウスに背いて軍を率いて南下し北イタリアのルビコン川を通過する際に言ったとして知られる言葉。当時のカエサルはガリア総督だった。出典はスエトニウスの文章(iacta alea est)である。現在は、『もう帰還不能限界点を越してしまったので、最後までやるしかない』という意味で使われている。」
- 2019.3.25 Wikipedia より
【ストーリー概要】
最前線にて幼女は嗤う――
統一暦1926年。ターニャ・フォン・デグレチャフ少佐率いる第二〇三航空魔導大隊は、南方大陸での勝利の美酒を、東からの凶報に取り上げられる。
曰く、「連邦軍に兆しあり」。
同じ頃、一人の少女が多国籍義勇軍の一員として、連邦に足を踏み入れる。メアリー・スー准尉。父親を殺され、憎悪と共に彼女は信じる。『正義』を。
購入したその日のうちに鑑賞してしまいました。TV放送編集版でなく、続編が映画で登場です。101分というやや短い尺でしたが、うまくまとまっていたように感じました。
ターニャとメアリー・スーとの戦闘描写は迫力がありましたね。
メアリー・スーの信じる「正義」が狂気じみてきて、それが信仰と結びつき狂信者のそれであることがよく描かれていたように感じました。もっともその「正義」も単なる私怨であり、復讐というが本人も意識していないのですが、対するターニャは、仕事として「戦争」する軍人であり、スーの私情を交えた復讐とは対極であるように思えます。
本作品は、TVアニメの続編であり、TVアニメを観ていないと本編の理解ができないかな、と思います。アクションシーンが満載で、迫力あるシーンの連続であり、退屈せずあっという間に最後まで観てしまいました。
第2期のアニメ制作に期待、ですね。
2019.9
"Avengers Endgame" - 「アベンジャーズ/エンドゲーム」
購入した翌日に夜を徹して観てしまいました。4KTV での鑑賞です。
181分があっという間でした。
正に「インフィニティウォー」の続編であり、映画が始まった直後は、とても重苦しい雰囲気から始まります。
そして、5年が経ち、アベンジャーズの生き残りもまた新たな人生を前向きに過ごそうとしていますが・・・。
そんなとき、アントマンが帰還し、物語は更に次の闘いへとステージが移ります。
登場人物が多くて、また各人の心情も丁寧に描こうとしているため、やや煩雑な印象を受けながらも、よくまとまっていたと思います。それにしても、ソーがちょっと情けない姿になっていたのは、意外でしたね。
4KTV では、クロストークがひどくて鑑賞に耐えずに、ホームシアターにて鑑賞しました。
ストーリーは、けっこう記憶があやふやでしたが、鑑賞しているうちに各々のシーンを思い出すことができました。
特に、ボンビンが自らを犠牲にして、忘却の彼方へと去っていくシーンには、ぐっと来てしまいました。
生まれて一番最初に現れるのが「ヨロコビ」、次に「カナシミ」。感情表現もスイッチひとつであったのが、成長するにつけ、コンソールが大きく複雑になっていきます。
そしてあるとき、あるきっかけをもって感情が大きく揺れ、幼少期の記憶が彼方にやられると同じく、幼い感情表現の島が次々と崩壊していきます。ライリーは、怒りの表情をたたえたまま、周囲に対して苛立ちを露わにします。
そして、数々の困難を乗り越えて、「ヨロコビ」と「カナシミ」が戻ってきたとき、「カナシミ」が大きく貢献し、感情表現もそれから飛躍的な進歩を遂げていきます。
エンディングに同年齢の男の子の頭の中についての描写がありましたが、これもまた象徴的で面白かったですね。もう、頭の中、ぐちゃぐちゃで、ライリーに話しかけられるとパニックになっている様が(笑)。
2019.8
"KNIGHTS OF SIDONIA Battle for Planet Nine" ー 「シドニアの騎士 第九惑星戦役 四」
第7話、第8話収録で、2話とも続けて鑑賞しました。
ナガテ、イザナ、ユハタ、そしてツムギとの日常が多く描かれているパートでしたね。
それでも、次巻以降の大事な伏線がそこかしこに散りばめられていました。イザナの右手10本指の操作の習熟(みかんの皮を片手で向くとか)や継衛との視覚共有とか・・・。
また、ナガテを取り巻く少女たちの想いも丁寧に描かれていました。
異形のツムギも(この頃からか)可愛く見えてきましたね。
次巻以降も早く観たくなってきました(汗)。
"KNIGHTS OF SIDONIA Battle for Planet Nine" ー 「シドニアの騎士 第九惑星戦役 一~三」
TVアニメ「シドニアの騎士」第2期放送の第1話~第6話までを、映像特典を含め、一気に鑑賞しました。
スクリーンで、5.1ch サラウンドでの鑑賞でしたが、なかなか迫力のある映像に感動して、見入ってしまいました。Blu-ray での鑑賞の醍醐味ですね。
3DCG による表現も違和感なく、映像に没入することができましたね。
山の上の神様によると、本作品は、「暗くて、ちょっとキモくて、苦手」らしいのですが、私の方は、ちょっとわくわくしながらの鑑賞でした。
確かに、エイリアンとしての造形には、少しキモくて、特に人間に憑依させられる線虫には、薄気味悪い感じもしましたが、それにも増して、これぞ SF という未来感があって楽しく鑑賞することができました。
また、TV で鑑賞するのではなく、ホームシアターで音響に囲まれて一人で鑑賞していると、作品の世界観にどっぷりとハマることができて、退屈することはありませんでした。
シリーズ残りの Blu-ray も中古に出てくるまで、根気よく待つことにします。
2019.7
3D+日本語字幕で鑑賞しました。上映時間103分が、あっという間でしたね。説明は、最低限で、派手なアクションシーンの連続でした。セットも大掛かりで、CG もてんこ盛り(笑)。3D 効果も随所に生かされた派手な演出でもありました。
衣装もきらびやかで、特に禁軍の兵装が素晴らしい。
日本では、2017年4月14日に公開されたようですが、当時はあまり評判にはならなかったのかな。少なくとも私の耳にはなんにも残っていません(まぁ、多分に鈍感ではありますが)。
でも、難しく考えること無く、アクションシーンを楽しめれば良いのかな、と。
2018.12
3D+日本語字幕で鑑賞しました。Import 盤ですが、日本語音声、日本語字幕が付いていました。メニュー画面も日本語表示でした。
"Tomb Raider" のタイトルについての説明は、必要ありませんね。それぐらいのビッグネームと言えますね。
そのビッグネームを背負っての映画化だったのですが・・・。
Lara Croft
が、あまり「強くはない」のです。トレードマークの2丁拳銃スタイルもありませんでした。何と、ランボー並に弓を携えての登場でした。
身体能力は、ものすごくて、トラップなどを回避していきます。でも、超人的ではありますが、無敵レベルでもなく、それこそ満身創痍でのサバイバルでした。はらはらどきどきのサスペンスフル、アクションシーンの連続でしたが、爽快感が少し足りなく感じました。
それと、重要な舞台である "Tomb" なのですが、それが、"HIMIKO"(卑弥呼)の墓、ということで違和感ありありだったのは、残念なところでした。
2018.11
Import 盤(U.S.A.)ですので、英語字幕で鑑賞しました。半分くらいは、意味が分かったかな。
"Foregin Language"
が、表示されて、古代エジプト語は英訳されていないことが大半でしたが。
James Spader が、突飛な学説を提唱し異端扱いされていた考古学者ダニエル・ジャクソンを、Kurt Vogel Russell が、アメリカ空軍大佐ジャック・オニールを演じています。
ダニエルが、古代エジプト語のエキスパートであることが、冒頭の講演会、謎の文字が描かれた巨大な石輪を封じていた石棺を瞬時に読み解く様で、示されます。また、その石輪が「スターゲイト」であることも、その翻訳から明らかになります。
たった1人の異星人によって、古代エジプトの頃から人類を支配し、スターゲイトを介して別の星で人類を奴隷にして使役している、ということが明らかになるわけですが。
ダニエルとジャックは、奇しくも奴隷解放のきっかけになり、異星人を滅ぼすことになります。
SF テイストのセンス・オブ・ワンダーの詰まった作品ですね。スケールが大きい、とはあまり言えませんが、異星人はどこから来て、そして1人だけなのか、また、異星に連れ去った古代エジプト人の末裔の文明はこれからどのようになっていくのか。地球との交流は、あるのか。更には、スターゲイトがこの映画で描かれたように一対だけなのか、色々と想像が膨らみます。
楽しい映画でした。
■ストーリー
"SHIROBAKO" とは?
シロバコとは映像業界で使われる白い箱に入ったビデオテープの事であり
ひとつの作品が完成した際に、制作者が最初に手にする事が出来る成果物である。
イラストや写真等で華やかに作られている販売用パッケージと比べれば、
白い箱に入っただけのテープは地味かもしれない。
しかし、そこにはクリエイター達の想いが詰まっている。
この物語は、5人の夢追う女の子を中心に、
シロバコの完成を目指し奮闘するアニメ業界にスポットを当て
日々起こるトラブルや、クリエイティブな仕事ゆえに起こる葛藤や挫折、
集団で作るからこそ起こる結束や衝突といったアニメ業界の日常を描いた群像劇作品である。
そして、5人が共に目指した夢への挑戦。その先に見出す希望へと続くサクセスストーリー。
そう、アニメの今がここにある・・・
- 2018.11.11 SHIROBAKO オフィシャルHPより
第1話~第3話が含まれていました。
#01 明日に向かって、えくそだすっ!
#02 あるぴんはいます!
#03 総集編はもういやだ
アニメ製作現場を赤裸々に描く、異色アニメですね。小さなプロダクションですが、それでもアニメーション制作には多くの人が関わっています。登場キャラクターの多いこと、多いこと。
劇中登場の声優を自身がアフレコ/アテレコしているという、何とも楽しいシチュエーションでしたね。実在する人物は誰かを想像するのも楽しい。もちろん、主人公たちは、架空の存在らしいですが、スタッフはモデルがそこかしこに・・・。
また、アニメ制作にて次々発生するトラブルも、見ている分には、楽しい。
2018.10
「009 RE:CYBORG 豪華版 Blu-ray BOX」
ネット通販で中古で購入したのですが、欠品があったために返却しなければなりません。
そこで、返却前にホームシアターで、3D+5.1ch サラウンドで鑑賞しました。
まぁ、同じネット通販にまた同じセットを注文していますので、かまわないかな、と。
この作品は、レンタル版ですが所有しており、2D で鑑賞しています(2016/12/31)。その時から、3D にて鑑賞したかったのですが、約2年経ってようやく実現しました。
まずは、その画質と音響に圧倒的されますね。3D 効果も存分に発揮されて、臨場感が半端ありません。
ストーリーについては、色々と問題(?)があるようですが、その映像美に見とれ、鑑賞中は退屈することはありませんでした。
ブラックゴースト壊滅後も、いわば小さな国連軍という抑止力としてきたサイボーグたちも、冷戦終了後はその圧倒的な軍事力が逆に脅威と見做されるようになり、サイボーグ戦士としての「正義」が根拠を失い、チームも解散となってから久しく。
そんな現在であって、超高層ビル連続爆破事件が勃発することにより、サイボーグ戦士たちの再結集が呼びかけられることに。
島村ジョーとジェット・リンクとの対立、テロを引き起こす黒幕とみられていた軍需企業もまた「彼の声」に従って代行してきたという真実。各国の思惑を超えて、世界に拡がるテロの連鎖は、ついに核攻撃まで誘発することに。
やっぱりこれは、原作の「天使編」を新たに解釈し直した作品ということなのでしょうか。
あまり、評価されない作品ですが、私はけっこう好きですね。音楽(サウンドトラック)も気に入っています。
2018.9
「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか <初回生産限定版> 全7巻」
土、日の2日間に渡って、「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 全13話」を続けて鑑賞してしまいました。
約25分×13話=約325分(5時間25分)かかったことになりますが、まるで退屈することなく一気に鑑賞することができました。
TV放映を観て、原作を最新巻まで全部読んで、"Netflix" で全話観直して、なおかつ Blu-ray での鑑賞です。さすが、Blu-ray での画質で、感激しながら観直しました。また、脚本も良くできていて、全13話にうまくまとまっていた、と思います。
2018.1
少し辛口の評価になるのが残念ですね。
「グリーン・ランタン」なるヒーローは、この映画を観るまで知りませんでした。
スーパーマンと同じく DC コミックのヒーローですね。ジャスティス・リーグの一員となります。映画の「ジャスティス・リーグ」の予告編でも "no lanterns ..." というフレーズが聴取れました。
さて、肝心の「グリーン・ランタン」なのですが、3D の効果はいまいちでしたね。ここぞというシーンでは、3D を感じるのですが、大抵は(何故か)平面的な感じがしました。
ストーリーも何か矛盾が目立っていたような・・・。地球に残されたランタンは、どうなったのか。そもそもランタンって何(?)。
パララックスがいまいち非力であることは、最も残念な事でしたね。
そう言えば、ハル・ジョーダン役のライアン・レイノルズが、デッドプールで、コスチュームを決める際に「あのグリーンなのはダメ」と言ったとか言わなかったとか・・・(笑)。
2017.11
"Beauty AND THE Beast" - 「美女と野獣」
3D+字幕版で鑑賞しました。
ストーリー展開は、アニメ版(1991年)と同じです。アニメ版をそのままリメイクしました、という感じでした。
名作のリメイク、しかもアニメを実写版にという非常に困難な制作だったと思われますが、これは大成功、という印象です。
ミュージカルとしても、アニメ版の曲をそのまま使用、当然アレンジはあるのですが、自然で雰囲気を違えること無く使用されていましたね。この映画のために新曲が作曲されたとのことですが、これもこの映画の雰囲気にぴったりで違和感なく楽しめました。
ベルと野獣の2人だけで大広間で踊るシーンは(アニメ版もそうでしたが)圧巻でした。3D で鑑賞して、その立体感に圧倒されました。(そして何故か、うるうると感動してしまったのは内緒です(笑)。)
2017.10
"BATTLESTAR GALACTICA Season 1"
本 Disc を購入してから毎日、暇を見つけて1話~2話づつ鑑賞して、"Season 1" 全編を鑑賞し終わりました。
どうも、ずっと以前に DVD で、このエピソードは("Season 1" は)全編観ていたようです。記憶していた内容の細かな所は忘れていましたが、最後のシーンは鮮明に覚えていました。
今回、スクリーンで見直したのですが、鑑賞した印象は大分違っていましたね。サイロンについてはわからないことだらけでしたし・・・。艦長を始め、他の登場人物についての行動についても、(?)なところが随所に感じられました。
サイロンも前作と違って、単純な敵というわけでなく、なんだかとても人間的です。
"Season 2" も続けて鑑賞する予定です。楽しみですね。
2017.9
Blu-ray が届いたその日に夜を徹して、3D+英語字幕で鑑賞しました。
面白かった。台詞は半分くらいしか分かりませんでしたが(汗)。
3D はやっぱりいいですね。迫力があります。
映画館では、IMAX でとてつもない大音響でしたが、ホームシアターでもそこそこ似たような(疑似空間)雰囲気で楽しめました。
次は、"Justice League" ですね。また映画館に足を運ぶつもりです。
"SILENT RUNNING" - 「サイレント ランニング」
・サイレント・ランニング ・・・ 潜水艦戦術のひとつで、ソナー探知を避けるため艦内機器類を停止し、無音潜行すること。
- 2017.9.21 Wikipedia より
Blu-ray が届いたその日に(我慢できずに)夜を徹して(日付をまたいで)観てしまいました。1回目は、英語音声+日本語字幕で、2回目はお気に入りのシーンだけを日本語吹き替えで。
良質なSF短編小説を読むような感覚に襲われました。主人公、そしてヒューイ、デューイたちに感情移入してしまいました。
今から観ると特殊撮影技術もまだまだという感じですが、SFテイストは現在のCGバリバリの映画に引けをとるものではありません。あの時代の、あの特殊撮影での雰囲気が良いのです、はい。
そして、エンドロールで流れる Joan Baez の "Rejoice in the Sun" が感動的ですね。あ、それからラストにデューイが植物に水をやるシーンででてくるジョウロも(何故か)印象に残っています。ジョウロに描かれた「野を駆け回る子供たちのイラスト」が素敵ですね。
"GUARDIANS OF THE GALAXY VOL.2" - 「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス」
3D+日本語字幕で鑑賞しました。
いやー、面白かった。なーんも考えずにただ愉しめばいい、とそんな映画でしたね。親子愛とか、仲間の絆とか色々と絡んできますが、基本的になるようになる、というか思っていたまんまの展開(笑)。
ピーターも気に入らないと父親をなんの躊躇もなくブラスターで撃ち抜くのですね。ちょっと日本人の感性からみて斜め上の展開もありましたが、ファンタジーとして見れば、ぎり容認できるかな。
また、観たくなってきた(笑)。
"CLASH OF THE TITANS" - 「タイタンの戦い 3D」
3D版の「タイタンの戦い」をホームシアターで鑑賞しました。2D版も Blu-ray を購入し、ホームシアターで鑑賞済みです。
「タイタンの戦い」と言えば、レイ・ハリーハウゼン版をまず思い出しますね。ペルセウス英雄譚ですので、大きくストーリーが変わることはありませんが、本作はかなりリアルに(?)映画化されています。また、CG の出来が素晴らしく、迫力ある表現がされています。
ただ、3D としては、いまいち平板なシーンが目立ちました。3D版もそれなりに楽しめましたが、2D版でも十分楽しめるかな、と。
映画自体の一定の評価はあったのか、この作品の続編が作られていますね。3D版もありますので、入手できれば鑑賞してみたいですね(2D版は Blu-ray を購入済み、鑑賞済みです)。
"Percy Jackson: SEA OF MONSTERS" - 「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々:魔の海 3D」
シリーズ2作目ですね。3D+日本語字幕で鑑賞しました。映画館でも、WOWOW での放映もどちらも観ていません。今回が初見となります。
前作がアレでしたので(?)、あまり期待せずに鑑賞したのですが、けっこう楽しめました。何だかハリー・ポッターのような感じですね。
今回はギリシャの神々は登場しません。全て、半神たちによる人間界のストーリー展開となります。CG も自然で、よく動いていました。
色々と細かなところで矛盾もあるようでしたが、何も考えずにストーリーを追って、楽しめば良いと思います。
そして、エピローグに次回作への引きがあったのですが・・・、第3作目はあるのでしょうか。ちょっとだけ気になります。
"Percy Jackson & Olympians The Lightning Thief" - 「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」
以前、WOWOW で放映されていたのを Blu-ray にダビングして鑑賞したことがありましたが、Blu-ray を購入したのを機にホームシアターで再び鑑賞しました。
前に見たときも思ったのですが、スケール感があまり感じられず、軽めのファンタジー映画のような印象を受けました。ストーリーは楽しいのですが・・・。
ギリシャの神々と人間とのハーフ、半神がぞろぞろと出てきます。いわゆる亜人と呼ばれる異形の者達も。それにしても半神がそこらじゅう、ぞろぞろと・・・。
特撮、CG もそれなりに・・・。ということで特に感動することもなく、ただ楽しく鑑賞できたのでした。あっと、ユマ・サーマンのメデューサは良かったかな。ユマ・サーマンも楽しく演じていましたね。
"KNIGHTS OF SIDONIA" - 「劇場版 シドニアの騎士」
Blu-ray が届いて直ぐに観てしまいました。
TVアニメ第1シーズンの編集版のようです。ホームシアターのスクリーンでみても映画クオリティで違和感なく鑑賞することができました。音響は、5.1cH 仕様で、戦闘シーンでは効果音がもうぐるんぐるんと回って迫力あるものでした。
ストーリーはけっこう絞ってありましたが、やっぱり駆け足、といったようでTVアニメを観ていないと理解するのはちょっと苦しいかもしれません。TVアニメは全話観てはいませんでしたが、原作コミックは読んでいましたので、苦労することはありませんでしたが。
映像は緻密で、動きもスピーディで迫力ある表現でした。ひょっとして、書き直したシーンもあったのかもしれませんね。
ホームシアターで観れてよかったぁ。
2017.6
やっとホームシアターで鑑賞することができました。3D+英語字幕での鑑賞です。
映画館でも思ったのですが、宇宙空間での浮遊感がリアルで、3D も自然でした。やっぱり、3D はいいですね。クロストークもほとんどありませんでした。映像に集中して鑑賞することができました。
また、英語の聞き取りは相変わらずですが、英語字幕のお陰で大体の理解はできました。映画館でも(日本語字幕で)鑑賞済みでしたので、これが大きいかと。
SF らしい作品ですね。登場人物も非常に限られており、また舞台も広大な宇宙空間の中の限られた空間、移民船の中という。決して大ヒットというわけにはいかないとは思いますが、こういうテイストの映画作品は、けっこうお気に入りです。
2017.4
日付をまたいで鑑賞してしまいました。
原作小説を読んでからでなく、ましてやまだ日本公開されてない映画を英語字幕だけで鑑賞するのは辛いものがありましたが、上映が始まるとストーリー展開が面白く退屈すること無く最後まで見入ってしまいました。
英語は、半分も理解することができませんでしたが、エイリアンの圧倒的な存在感と、ファーストコンタクトの様子がリアルに描かれていて、目を離すことができませんでした。とにかくエイリアンの造形が秀逸ですね。これまで想像したこともない姿でした。また、コミュニケーション手段として筆談、エイリアンの文字を解読する様子もまたリアルでした。
彼らが地球を訪れた目的は、そして彼らが提案することとは。エイリアンとの戦闘に突入するかもしれない瀬戸際に、主人公が採った行動とは。
決して派手なアクションシーンはありませんが、圧倒的な迫力で持ってスクリーンに展開していきます。映画館でも鑑賞したくなってきましたね。もちろん、日本語字幕で。
2017.3
デニス・クェイド主演、そしてドラゴンの声をショーン・コネリーが演じています。
1996年の作品ですから、もう20年以上前になるのですね。ということを考慮してもドラゴンが本当に自然に(?)ぐりぐりと動きます。またセリフに合わせて顔の表情も自然に動きます。特殊撮影が本当によくできています。
脚本は時代でしょうか、やや甘く感じることがありました。いや、(ひょっとして)自分の目が曇っているのかもしれませんが・・・(笑)。
まぁ、主人公は自分に純粋というか、自分勝手というか、ドラゴンの方がとっても人間的で高潔です。そして最後にドレイコが見せた自己犠牲な行動。感動してしまいました。
ふとしたきっかけで、何度も見直したくなる作品ですね。
先日の「大脱走」もそうですが、お気に入りの映画を好きなときに好きなだけスクリーンで、5.1ch サラウンドで鑑賞できるなんて・・・シアワセ(はーと)。
懐かしいタイトルです。初めて観たのはTV放送ですね。もちろん、アナログ放送、4:3、日本語吹替でしたね。確か前・後編に分けて放送していました。放送の翌日は、学校で話題になったものです。
スティーブ・マックィーンがとにかくかっこいい。オートバイでの脱出シーンは、今でも強く印象に残っています。
今回は、スクリーンでシネマスコープサイズ+日本語字幕+DTS-HDマスター・オーディオ 5.1ch での鑑賞です。実は、トリミング版でもなく、編集カット版でもなく、正規の(?)バージョンで鑑賞するのがこれが初めてだったりするのですが・・・。改めて、あれっと思うようなシーンはありませんでしたが、スコープサイズでこれまでトリミングされていた絵を観て、印象がかなり違って観えました。サウンドも決してぐるんぐるんと回る訳ではありませんが、あの軽快なマーチとともに充分楽しむことができました。
そして、Blu-ray ならではの特典メニューを今回は余さず鑑賞して、初めて色々な発見があり、これもまた楽しく鑑賞することができました。
やっぱり、「不朽の名作」ですね。
2017.2
「エイリアン」と並ぶエイリアン(?)の「プレデター」第1作ですね。アーノルド・シュワルツェネッガー主演のSF映画です。1番最初に観たのは、レンタルビデオ(VHS です)+14inch TV でのことでした。とても懐かしい映画です。
それが今回は、3D+日本語字幕で、スクリーンでの鑑賞です。隔世の感がありますね。
そして、3D なのですが、映画自体が 3D を想定して作られていない精か、それほど目立った(3D 効果を意識した)表現はありませんでしたが、かえってそれが自然な立体感で、観ていて不自然に感じることはありませんでした。
映画自体は何度も観ているのですが、観る度に新たな発見(再発見)があり、とても面白く感じました。グロテクスな場面は苦手ですが・・・。音楽も、アラン・シルヴェストリで、バック・トゥ・ザ・フューチャーと同じ作曲家ですね。似た旋律があり、あれっと思うことがありました。
"X-MEN: DAYS OF FUTURE PAST" - 「X-MEN フューチャー&パスト 3D」
夜にしか鑑賞する時間が取れずに夜を徹して観てしまいました。
ストーリーは、いきなり未来の戦闘シーンから始まります。そこでは、ミュータントたちがセンチネルとの絶望的な死闘を繰り広げており、プロフェッサーやマグニートーでさえ敵わない相手で、絶滅の淵に立たされています。そこで、過去にローガンの意識を送り、過去を変えようと試みるのですが。
過去改変のストーリーですね。タイトルは、「X-MEN」ですが、(これまでの「X-MEN」シリーズと同様に)ローガンが主演のストーリー構成となっています。
色々と細かい矛盾や理不尽は感じさせられましたが、総じてアクション中心で退屈することはありませんでした。単純に、ミュータントたちの派手な能力戦を堪能すれば良いのかと(笑)。未来と過去がリンクし、ローガンが過去改変に成功するかどうかが見どころとなっています。
また、X-MEN の過去と現在との橋渡し的なエピソードともなっているようです。懐かしい面々と遭遇することができました。
"INDEPENDENCE DAY: RESURGENCE" - 「インデペンデンス・デイ: リサージェンス」
我慢できずに、借りてきたその日から夜を徹して観てしまいました(日中は、多分観る時間を取るのが難しいので)。
"resurgence" とは、「再起、復活」という意味ですが、これはエイリアンのことでしょうか、それともエイリアンの襲撃から再起した人類のことでしょうか(?)。
でもまぁ、20年後の地球に、しかも同じく7月4日にエイリアンが襲撃してきた時点で、あぁこれは映画だなぁ、と思ってしまうわけなのですが(笑)。しかも、20年前のエイリアンの襲撃から驚異的な復興を遂げた地球が舞台であり、この時点でもうパラレルワールドの世界に突入、ですので細かな無理・矛盾は無視して下さい、ということなのかと。
この映画は、もう単純に戦闘場面を楽しめばいいのかと思っちゃうと、けっこう楽しく鑑賞することができました。3DCG も、もう圧倒的な迫力で、単純に凄いなぁ、と思わせる出来栄えです。しかも前作のオマージュともとれるシーンがちらほらとあり、思わず、にやりとしてしまうことも。
ただ、全編に渡って疾走状態ですので、細かな場面は(多分)見逃していると思われます。もう一度観たら、また印象も変わってくるのかも知れませんね。
高畑充希初主演映画ですね。
思いっ切り忙しい日々を過ごす中(読書の時間も取れないほどですが)、Blu-ray 返却前にようやく本作品を鑑賞することができました。もう2月なんですよね。
で、なんとこの映画もまた2月にさやかと樹が、出会うところから物語が始まります。そして、ひょんなことから2人の同居生活が始まり・・・。
まるで、ライトノベルのラブコメような設定ですが、物語は季節の移り変わりをその植物の成長、風景に合わせるように淡々と爽やかに過ぎ去っていきます。その間の2人の感情の移り変わりも、さり気なく日常の風景に挿入されて描写されていきます。
高畑充希の演技は、自然でまたよくさやかの心情を表していて、つい知らずと物語に引き込まれてしまいました。対して岩田剛典の演技はたどたどしくて・・・、高畑充希に随分助けられていたと思いました。
原作も読んでみたくなりました。
2017.1
広瀬すずの名前は良く聞いており、私でもその名前と顔を覚えているくらいですが、実際に彼女が出演している映画を観るのは、これが最初だったりしたりして。松岡茉優の場合は、「あまちゃん」で見たのが最初ですね。でも、映画で観るのはこれまた、この作品が初めてだったりして。
さて、創部初年で全国大会に出場することになった瑞沢高校かるた部。実際に全国大会に出場するまでのかるた部の練習風景、千早と太一、そして新との絆について描かれていますが、けっこう感動する作品になっていた、というのが第一印象です。途中、退屈すること無く、最後まで観ることができました。広瀬すずって、けっこう演技もできるのですね。漫画チックで不自然な挙動もあるのですが、そこはそれらしく自然に演じていましたね。声の調子がやや一本調子気味でありましたが。
とにかく面白かったです。
原作も読んでなくて、TVアニメも見ていませんが、けっこう楽しく映画を鑑賞することができました(笑)。
広瀬すずがこれまたけっこう一生懸命に演じているのが印象的でした。
それにも増して興味深かったのは、「競技かるた」という競技会というものですね。札のとり方にもいろいろとルールがあるみたいですが、またいろいろと名前の付いた取り方もあるようで、とても新鮮でしたね。
いわゆる漫画的展開(?)により奇跡の逆転劇もあるわけですが、それでも楽しさの方が上回って気にはなりませんでした。
あっと、それから競技会には着物で参加するのが普通だと思っていたのですが、そうでもなかったのですね。知りませんでした。
そして、松岡茉優は、「上の句」では出演していないのですね。「下の句」からの登場とは・・・、Blu-ray のジャケットには写っているのに。
早く、機会を見つけて「下の句」も鑑賞したいですね。
3D+日本語字幕にて見直しました。スクリーンでの 3D 映像が素晴らしく、歌も音楽もそしてストーリーについても最高です。
本当にベタな進行で、奇をてらったところは特にありませんが、「ありのままで」と「真実の愛」について分かり易く、かつ感動的に謳い上げるところはさすがディズニーですね。
また、歌のパートは、日本語吹き替えでも鑑賞しました。昨今の日本語吹き替えに対しては、安易なタレント起用と色々と批判もあるようですが、この「アナと雪の女王」については、松たか子+松田沙也加と完璧な配役ですね。
Blu-ray 3D版に関しては、当初ヨーロッパ輸入盤しかなくて、それでも何度も見直していましたが、日本正規版を入手してからもこれを何度も見直しています。
お気に入りの1枚です。惜しむらくは、日本ディズニーでは、"MovieNEX" での販売しか無い、ということだけですね。
2016.12
石ノ森章太郎原作「サイボーグ 009」のリブート版といったアニメでしょうか。
「サイボーグ 009」は、何度も映画化され、TVアニメ化されてきましたね。リアルタイムでその経緯を見てきた者にとっては、とても思い入れのあるタイトルです。
で、この最新版の「サイボーグ 009」ですが。とっても面白かったです。ちゃんと神山健治作品に仕上がっていたと思います。また、押井守テイストも(仄かに)感じられましたね。
映像は、その背景、スピード感も含め素晴らしく感じました。ストーリーもまた重厚なテーマを扱いながらもアクションシーンが満載で、かつ登場キャラクター(ゼロゼロナンバーサイボーグ)たちもかなり人間っぽく描かれていましたね。ちょっと感情の起伏が乏しい、と感じた場面もありましたが。
音楽もまた、川井憲次らしさが出て、とても素晴らしく感じました。
とにかく、私は面白く感じたのですが、(多分に)聴取者の好みの別れる作品であるのは確かなようですね。3D で鑑賞してみたい作品です。どこかで、安価でころがっていないかなぁ(笑)。
2016.11
リュック・ベッソン脚本、リーアム・ニーソン主演のアクション映画ですね。
主人公そのものは、「沈黙」シリーズのスティーヴン・セガールのように生身の身体ひとつで、敵に向かって奮闘します。最初は穏やかな日常から、戦闘マシンへと変貌した主人公は、容赦なく敵を打ち倒していきます。
ところで、リーアム・ニーソンて、こんなアクション・スターでしたっけ。「シンドラーのリスト」で観たのが最初ですが、当時とはまるで異なり、壮絶なアクションをこなしていきますね。
そう言えば、「アンノウン」もアクション・スリラー映画でしたね。
とにかくも、本当に息もつかせぬアクションの連続で、CGに慣れた目には、(ちょっと)新鮮に写りました。続編が制作されたのも人気があった証拠だとは思いますが、はてさて、柳の下にはどじょうがいたのでしょうか。気になりますね。
"Hachi: A Dog's Tale" - 「HACHI 約束の犬」
リチャード・ギア主演による「ハチ公物語」ですね。原作はもちろん、日本です。
一度、DVDで鑑賞したはずなのですが、覚えていないシーンが多くありました。特に「ハチ」について、日本の生まれで、アメリカへ運ばれている途中に行方不明になって、教授に引き取られていたというのは覚えていませんでしたね。
また、「ハチ」のセリフはまるで無かったのですね。「ハチ」の表情と音楽だけで表現されていました。彼は、無表情なのでよく分かりませんでしたが(笑)。
基本的にこの映画では「悪人」や「意地悪な人」は登場しません。ただ、アメリカ人はドライなのか、「ハチ」を見守るばかりで、積極的に関わろうとはしないのですね。淡々と物語が紡がれていきます。
そして、「ハチ」から見た風景の数々が、モノクロで表現されていているのも印象的でした。特に最後のシーン・・・。
じーんとくる映画でした。静かに一人でスクリーンに向かい合っていると感動もひとしおでした。
"THE ANDROMEDA STRAIN" - 「アンドロメダ・・・」
本作は、1971年のロバート・ワイズ監督による映画作品となります。
細菌戦争または未知の細菌によるパンデミックに備え、秘密裏に隔離研究所が設立されているとの設定です。1971年当時から見た最先端の技術を備え、コンピューターによる大幅な自動化がなされている設備であり、汚染が発覚すると、コンピューターが自動的に核爆弾の起動を行うようにもなっています。ただし、実際に爆発するのは、起動から5分後であり、その間にオッドマンが特定の端末にキーを挿入することによる起動停止が可能となっています。
原作は、マイクル・クライトン。今で言うハードSFの映画化です。
派手なアクションシーンはありませんが、アンドロメダ病原体による地球壊滅の危機を救う、というサスペンスフルな状況が描かれています。また、アンドロメダ病原体が地球外から飛来した、全く未知の病原体であり、代謝機能も全て未知という状況で、コンピューターを駆使して、その発病を抑える方法を探る過程が、緊迫感を持って描かれており、一時も目を離すことができず鑑賞することができました。
確かにCGの技術は未熟で、コンピューターも大したことはありませんが、ストーリーに惹きつけられます。
名作ですね。
2016.10
"Marvel's Captain America: Civil War" - 「キャプテン・アメリカ シビル・ウォー」
"civil war" というのは、「内戦、内乱」という意味だそうです。
本作は、「キャプテン・アメリカ」とタイトルはありますが、どちらかというと、彼を中心としたアベンジャーズ内での対立、と言った内容でしたね。だって、登場キャラクターが「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」で初めて登場してきたキャラクターたちがいるんだものね。
それに今回は、アベンジャーズにアントマン、スパイダーマンに加えてブラックパンサーまで参戦。
の割には、大都市を破壊すること無く、どこかの空港での小競合いで終結。
本作は、アベンジャーズの内部対立について丁寧に描かれており、キャプテン・アメリカ側とアイアンマン側とで分かれて対決することに焦点が当てられているようです。その対立の火種となったテロがある人物による陰謀であったことが後に明らかになるのですが、個人的な復讐心を利用するあたり、なかなかよく練られた脚本かな、と。
でも、映画のスケール感といった要素では、派手なアクションシーンが無いために、ちょっと物足りなさを感じました。
トニー・スタークの口数が少なくて、何やら反省(後悔?)している風情がちょっと今までと違っていたのが印象に残っています。真面目なトニー・スタークは、面白くない(!)、と感じました。
2016.9
あまり期待しないで観ていたのですが、けっこう面白い、というのが正直な感想です。
派手なCGアクションがあるわけでもなく、サスペンスフルなシーンが続きます。いわゆるタイムスリップものですが、過去を改変して現在の状況を変えないことには、リバイバルが終わらない、というのは面白い設定でしたね。主人公が、過去改変に積極的になる動機付けがはっきりします。
このようなタイムスリップものは、どのように矛盾を解消するのかが気になるものですが、それもまたよく考えられているようでした。それでも、色々と不満はありましたが(笑)。
特に不満に思ったのは、主人公がハッピーエンドで終わらない、というところでしょうか。スカッとした気分で終わって欲しかった。
総じて、子役が光る映画でしたね。鈴木梨央の演技がとっても自然で、思わず感情移入しちゃいました。
なんとも楽しい映画でした。(私の感覚から言えば)決してかわいいとは思えないクマのぬいぐるみのようなパディントンですが、見ているうちに愛らしく思えてくるのはナゼ?。
パディントンのいる世界はファンタジーの世界です。そこではクマが帽子をかぶって直立歩行していても、何ら不思議と思われない世界なのです。そして、クマが非常に丁寧な英語(イギリス英語です)をしゃべっていても普通なのです。
また、パディントンは見慣れない人間社会にて様々な失敗、トラブルを起こしてしまいますが、それもまた非常にデフォルメされていて、困ったものだ、と思うよりもただただ楽しい、ユーモアあふれるシーンとなっています。
そしてまた、パディントンからみた人間社会への皮肉もまた風刺が効いて考えさせられるような一面もあり。
続編も制作されるとのことでしたが、それも納得の映画でした。
2016.8
"Attack on Titan" - 「進撃の巨人 前・後編」
スクリーンで2作続けて鑑賞しました。
前編:98分、後編:88分、と短めの映画でしたが、いまいち「進撃の巨人」の世界観にのめり込むことができませんでした。
やっぱり、世間の評価とおりだったのかも。
原作の枠を取っ払った映画独自の解釈、らしいのですがその解釈がいまいち納得することができませんでした。全編を通して「壁を修復する」というミッションが至上命題であるはずが、反乱分子側、保守派ともそれを望んでいない、というやや無理のある設定。「壁を修復」しないと人類の存亡に関わるのじゃなかったっけ(?)。
それと最も違和感のあったのは、ミカサを演じる水原希子かな。おそらく最も日本人を想定したネーミングであるはずの彼女が、容姿が最も日本人離れしているという。また、それだけならまだしも、彼女の感情が理解し難いのです(私だけかも(?))。
また全体的に演技の下手さが目立ちましたね。一生懸命、演技しようとしている雰囲気は伝わるのですが・・・。その中で、石原さとみは、ハンジ役を楽しそうに演じていたのが印象に残りました。あっ、それと桜庭ななみも出演していたのですね。スクリーンで観るまで知りませんでした。
"GIRLS und PANZER der FILM" - 「ガールズ & パンツァー 劇場版」
DVD 版ですが、スクリーン+プロジェクターで鑑賞しました。画質は、やっぱり DVD でしたが、映画をみている途中で気にならなくなりました。どちらかというと、画質より動きのほうが気になりました。映画では、(確か)24p でしたよね。早く動くシーンでは、チラツキが気になるのです。
音楽(劇音)は素晴らしかったですね。フルオーケストラの堂々としたマーチが印象的でした。
Blu-ray もサウンドトラックも財布と折り合えば購入してもよいかも、と思わせるほどでした。
映画の内容、ストーリーは登場する人物、戦車の種類が多く、覚えきれませんでした。キャラクタはけっこううまく描き分けられている、とは感じましたが。私の人体識別能力は(昔からですが)あまり良くは無いのです(笑)。
でも、戦車同士の戦闘シーンは楽しかったぁ。もう、3DCG がうねうねと動きっぱなしで(笑)。もうそれだけで満足です。
"Batman v Superman: Dawn Of Justice"
届けられた当日にすぐ観てしまいました。
映画館で観たのは、3D & MX4D+日本語字幕でしたが、自宅リビングのTVでの鑑賞となりました。もう一刻も早く観たかったので(笑)。
Blu-ray は、"Ultimate Edition" ですが、まず鑑賞したのは「劇場公開版」です。まずは、おさらい、という意味で(笑)。
Import盤ですが、再生開始すぐに日本語での警告文が出てきて、メニュー画面その他も全て日本語となっていました。まるで国内正規版のようですね。音声選択も英語と日本語のみ表示されていました。字幕も問題なく、映画公開時のものと思われます。また、特典映像も豊富にあって、全て日本語字幕付きでした。
改めて見直すとけっこう見落としていたシーンがあって、あれっと思うことがありました。ストーリーもよく理解することができました。けっこう好きな映画です。スクリーンでアルティメット版を観るのが楽しみですね。
2016.7
映画館では未見ですが、かつて DVD にて観た記憶があります。
リチャード・マシスン原作「地球最後の男」の映画化ですね。リチャード・マシスンといえば、「リアル・スティール」の原作者でもあるのですよね(びっくり)。
今回、Blu-ray で見なおして、あれっと思いました。映画から受ける印象がまるで違います。ネヴィルの人間らしさが、こう重厚さを伴って伝わってくるのです。
人類を救おうとニューヨークに唯一人残り、研究・努力しているのですが、成果が出ずにストレスが溜る毎日。また、人類はもう生き残っていないのではないかという危惧と不安。
そして、別エンディングバージョンを観た時には、こちらの方がいいのではないかな、と思えるような。「あなたは一人ではない。」というメッセージを残しながら、ニューヨークを去るシーンも印象的でした。
原作も読んでみたくなりました。
寄生獣そのものの説明は何もありませんでしたね。いつ、どこで発生し、どうして人間の脳を喰らうのか、とか。また、脳を喰われた人間が、身体能力の向上はなく、首から上の寄生獣のみが超絶に強力という設定ですね。でも、脳を喰われた人間の身体動作などをその寄生獣がどうやって制御しているのかはよく分かりませんでした。むしろ、主人公のように右手だけが喰われて共生しているという方が自然なように思えました。
それにしても、血なまぐさい映像の多いこと。まぁ、血しぶきが思ったより少なかったのは良かったのだけれど、惨殺死体がそこら中に横たわる、というのはどうも。こんなの、R-15 位になるようにも思えるのだが。ホラー、スプラッタ系は苦手です(汗)。
それから、ミギーの演技はモーションキャプチャーに拠るものだったのですね。メイキングを見て初めて知りました。てっきり CG によるアニメーションかと思っていました。そしてそのミギーの声優は、声の様子から映画を見ている間は、堺雅人かなぁ、などと思っていたのですが、阿部サダヲだったのですね。
映画上映時間は、109分。尺としては普通ですが、途中長く感じました。ストーリー展開は早いのですが、起伏に乏しく、どれがクライマックスかよく分からなかったものですから(笑)。原作を読んで知っている人にはよく分かったのかもしれませんが。
次は「完結編」ですね。本映画で、取り散らかした謎というか、伏線は全て回収されるのでしょうか。そして主人公の運命の行方は。けっこう気になります。
2016.6
"Silver Spoon" - 「銀の匙 <ぎんのさじ>」
有名進学中学校からの高校受験に挫折し、遠く蝦夷農業高校に通うことになった八軒。対してクラスメイトは大半が農家出身であり、受験に挫折して夢もなく北海道帯広の農業高校に進学してきた彼を奇異に思う。八軒もまた、そんな彼らに羨望と劣等感を抱くのであった。
映画は、淡々と彼らの高校生活を追っていきます。農業・酪農について一切の知識を持たない八軒の目を通して、日々の何気ないことが新たな発見の日々であり、(私も)知らないことばかりで、新鮮な驚きでした。
「経済動物」という言葉を(この歳になって)初めて知りました。家畜がペットでないことは理解していましたが、食肉となる過程を改めて見せられ、八軒と同様に戸惑うことばかりでした。
また、北海道の畜産・酪農業の厳しい環境もまた、淡々と語られていきます。
でも原作がコミックだからでしょうか。現実は厳しく過酷ですが、悲壮感に押し潰されることなく、北海道の空のように爽やか(?)、爽快感が漂います。随所にユーモアなシーンが散りばめられます。八軒もまた、なんかこう、凛々しくなっていきます。
けっこう、この映画、気に入ってしまいました。
アポロ・クリードの息子、アドニアス・クリードがボクシング世界チャンピオンを目指し、ロッキー・バルボアのコーチを受け、タイトル・マッチ戦に挑む話。
ドニーがロッキーに、ロッキーが自身のかつてのコーチのニックへと立場が代わってと見ればいいかも。
ストーリーは淡々と進みます。ドニーの父に対する劣等感との葛藤、ロッキーがミッキーをはじめエイドリアン、ポーリーも失い、孤独に生活しています。そこに、コーチを依頼してきたドニー。
うーん、物語が平凡過ぎて(?)いまいち感動に欠けるような・・・。登場人物の性格が単純な設定なのに、その感情の動向がいまいち現実感に乏しいのです。ロッキーとエイドリアンに対して、ドニーとビアンカが対比するように描かれていくのですが、そこへの踏み込み方が通り一遍のようで、最後の感動に結びつかないのです。
やっぱり、「ロッキー」シリーズは、「4」までにしておくべきだったように思えます(笑)。
返却するまで時間がなかったので、自宅リビングのTVにて鑑賞しました。
時代背景は、1955年ということに、あれっと最初は思いました。だって、最新鋭の戦闘ヘリが盗まれるのとばかり思っていましたので。
でもまぁ、オートパイロットができ、かつ遠隔操作が可能なヘリということで、当時の最新鋭(もちろんフィクションですが)という設定です。
主人公は、やや決断力に欠ける技術者として江口洋介が演じています。かたや、切れ者風の原発開発技術者の本木雅弘。この二人の技術者の対立(の演技)が見どころとなります。もちろん、原発へのヘリ墜落を如何に阻止するかどうかも見どころでもあるのですが。
役者としては、本木雅弘の方に軍配が挙がるのかな、と思いますね。映画での扱いも、また演技としても。江口洋介はどうもTVドラマがお似合いのような気がしてなりません(ちょっと目が曇っているのかもしれませんが(笑))。
けっこう、楽しめました。
けっこう楽しめました。
集英社も少年ジャンプも実名で登場していました。
原作が全20巻からなるコミックを2時間の映画にどのように収めるのか危惧していましたが、脚本も頑張っていたように思います。ただ、やはり原作コミックを読んでいるともっと楽しめそうな映画ではありました。真城最高(サイコー)と高木秋人(シュージン)の呼び名も突然出てきますし、亜豆美保の親友、見吉香耶は登場しません、というか女性キャラは亜豆美保だけだったりして。
劇中の時間経過も高校卒業時までとなっており、手塚賞もいきなり「準入賞」を勝ち取ったりしています。というように脚本が原作とは大幅に纏められています。でも、映像的に原作漫画のイラストなどを用いていたり、ジャンプ誌上での熾烈なアンケート順位争いを CG による漫画絵でのバトルシーンと絡ませたり、楽しく表現していましたので、退屈することはありませんでした。
でも、亜豆美保の性格設定がどうも・・・、あまり印象に残らない(?)。もう少しサイコーとの関係を大切に、もう少し丁寧に描いてもらいたかった。
2016.5
プロジェクター+スクリーンでの 3D 映像鑑賞しました。Blu-ray ディスクは、Panasonic のブルーレイプレイヤーを購入した時の特典として付いてきたものです。
日本語字幕で鑑賞しました。
もう何の説明の必要もないと思います。人生初の 3D 映像体験でした。映画館で 3D メガネをかけて観るというのも新鮮な体験でしたね。
映像もまた素晴らしく、CG 映像も実に自然でかつアクションなどの動きの激しい場面でも破綻することなく、映画に夢中になりました。何度見たのか分からないくらい映画館に足を運びました。日本語吹替でも、2D でも鑑賞しましたし、これまた初めて IMAX シアターにも足を運んで鑑賞しました。ホームシアターで、3D で鑑賞できるようになってシアワセ(ハート)。
Blu-ray ならではの 3D エクステンデット版が発売されていないのがちょっと残念というくらいでしょうか。
ヨーロッパ輸入盤(パッケージはドイツ語表記)ですが、ちゃんと日本語吹替、日本語字幕がありました。というか、プレイ直後に日本の選択肢があり、メニューも日本語化されていて、国内正規版かと思えるような作りでした。
さて、肝心の映画の方ですが・・・難解でした。
チューリング・テストという定義を忠実に再現しようとするかのような、ややもすると哲学的命題に対してのひとつのアプローチと言えなくもないような、・・・そのような印象を受けました。 単純な娯楽映画でないのは確かかと。
それにしても、A.I. というとどうしてアンドロイドが出てくるのでしょうか。人工知能と人間の容姿とはあまり関係は無いのはずなのだけれども。アイアンマンにでてくるジャービスもマン・マシン・インタフェースの発展型から進化して人工知能のように振舞っているし。
それから、エヴァは、アシモフの「ロボット三原則」には縛られていないのですね(笑)。また、知能と暴力(抵抗と言ったほうがいいのかな)が結びつくとは、どうして発明者は考えなかったのかな。予防・保安措置が一切無し、とはあまりにも脳天気な(?)気がします。
いろいろと考えさせられる映画ではありました。
2016.4
"DIVERGENT SERIES INSURGENT" - 「ダイバージェント NEO」
"insurgent" の意味をネットで調べると、「【名】〈正式〉〔自国の政府と戦う〕反乱者、〈米〉〔政党の方針に反対する〕造反者」、ということになるようです。ちなみに、"insurrection" は、「【名】反乱、暴動、謀反」ですね。えっ、いや "STAR TREK INSURRECTION" のことです(笑)。
邦題は、「ダイバージェント NEO」であり、何のことなのかよく分かりませんね。原作本の方の邦題は、「ダイバージェント 2 叛乱者」となっており、こちらの方が正確ですね。
さて、本作は、「ダイバージェント」の続編となっており、ストーリーも前作をそのまま引き継いで切れ目なく続いています。前作よりもCGが派手に、より緻密に描かれています。
それなりに面白かったのですが、途中ちょっと退屈になったのは、残念です。基本的に移動手段が徒歩か自動車であり、列車に飛び乗ったりはしますが、空を飛んだりの移動手段はありません。必然的に描かれる世界がやや狭く感じられるのです。また、その世界が実は・・・で、たった一人の異端者 <ダイバージェント> が現れただけで、崩壊するという。ちょっとストーリーが強引すぎるような・・・。でも、最後のシーンは、エクソダス ─ モーゼに率いられる(解放された)奴隷たち ─ のような情景であり、壮観ではありましたが。
"THE BOY AND THE BEAST" - 「バケモノの子」
「ジュラシック・ワールド」に続けて鑑賞しました。
いやー、面白かったぁ。ハリウッド映画には無い、日本アニメ独特の感動がありました。
ここで登場する「バケモノ」は、いわゆる「化物」ではなく、神へも転生できる存在として描かれています。対して、「人間」は心に闇を有する、いわゆる「邪」を有する存在として描かれています。故にバケモノの世界と人間の世界は隔てられて存在するようになっています。バケモノは人間の世界に足を踏み入れることはできますが、人間は容易にはバケモノの世界には入れないようになっています。そこで、ひょんなことから、バケモノの弟子として暮らすことになった人間の子の成長が描かれていきます。
といっても、このような単純な物語ではなく、バケモノと人間との複雑な関わり方もまた描かれており、それぞれの生き方にも影響を及ぼすことにもなってきます。細田守はどうも、「バケモノ」のほうが好きなようですね(?)。
"JURASSIC WORLD" - 「ジュラシック・ワールド」
夜遅くから日付が変わるまで鑑賞してしまいました。けっこう楽しく、退屈せずに鑑賞することができました。
もう何の説明も必要でないほど有名なタイトルですね。「ジュラシック・パーク」が、1993年ですから、もう22年になるのですね。映画は、「ジュラシック・パーク」のその後を描いています。
もう映画のあちこちで、あの「ジュラシック・パーク」のオマージュと思しきシーンが出てきます。登場人物も同じ俳優が演じていたり、同じ企業が裏で暗躍していたりと。
それにしても、人は前回のあの「ジュラシック・パーク」の惨劇から学ぶことは無かったのでしょうかねぇ(?)。まるで、同じ惨劇が繰り返されます。でもまぁ、そこが面白いのですけど。
それから、CG技術の発達には凄いものがある、と感心させられる一方、「ジュラシック・パーク」の卓越した先見性及びエンターテインメント性に改めて気付かされます。そういえば、「ウェスト・ワールド」というタイトルも思い出されます。奇しくも、両作品とも John Michael Crichton 原作ですね。
2016.2
"MARVEL"レーベルの作品であり、映画ではアベンジャーズの存在する世界です。実際にバードマンも登場していましたし。
内容としては、よく出来ていた、というところでしょうか。色々な矛盾はありますが、例えばアントマンの体重(質量)はどうなっているのか、もし体重が変わらないのであれば、小さくなった時の単位体積あたりの密度がとんでもないことになり、立っているだけで、その足裏にかかる単位面積あたりの重さもとんでもないことになり・・・、というのは無視ですね。
また、主人公がヒーローらしからぬ、元犯罪者となっており、バツイチという設定が新鮮でした。また、金庫破り(セキュリティ破り)のスキルはとんでもないものがある(笑)というのもユニークですね。
また本作品と同じく、人間がミクロ化してしまうというものは古くからあるのですが(「ミクロの決死圏」「インナースペース」など)、現在のミクロ化はスイッチひとつで自在に可能となるようです(笑)。
アクションシーン満載で退屈することはありませんでした。それにしても、アントマンはアベンジャーズに合流するのでしょうか。なんだかそのような続編を思わせるような・・・。
3Dでも観たくなったのですが、"MovieNEX"なんですよねぇ。3Dで鑑賞するためには、通常版(?)を購入して、さらにネットを通じて3D版を追加購入しないといけないので、面倒でかつ割高感MAXですよね。ぼったくり屋もまた横行しているし・・・、まったく(はぁー)。
"Kingsman THE SECRET SERVICE" - 「キングスマン」
見終わってから、山の神さまが一言。「油断していたら、とんでもなく壮絶な映画だった」とのこと。・・・同意いたします。R-15だったので、ちょっとグロいのかな、と思っていましたが、予想以上でしたね。スクリーンでなく、TVでの鑑賞でよかったぁ。
でも、面白かった。設定がぶっ飛んでいましたが、敵役もまたぶっ飛んでいましたね。Samuel Leroy Jackson が楽しそうにヴァレンタイン役を演じていました。
そうそう、映画冒頭のシーンで、やっぱり山の神さまが「あっ、Mark Hamill!」と叫びを上げておられました。私は全く気が付きませんでしたが・・・。あまりも風貌が異なって見えたので・・・。
しかしまぁ、人命の安いこと。結局生き残るのは・・・なんてことに(笑)。
"PREDESTINATION" - 「プリデスティネーション」
あまり期待せずに観たのですが、けっこう楽しめました。あ、いえ、とても面白かった。
タイムトラベルもので、パラドックスを題材にしたものとなりますが、ここまで徹底していたとは、意外でした。
時は、1960年代から現在までですが、この映画の描く世界は、少し今の世界とは違っているようですね。というのも、タイムマシンの発明が、そして宇宙開発が・・・。
そして、あるタイムトラベラーの視点から関わる人たちが描かれていきます。様々な伏線が張り巡らされ、最後に一気に収束されます。映画の当初から、何となくは予想される展開なのですが、そして正にそのようになるのですが、その観せ方が「うまい」ですね。あぁ、やっぱり、とも思うのですが、ここに至るまでの様々な伏線が、会話の断片が映像とともに一気に脳裏に蘇り、納得もしますが、様々な感情がせめぎ合います。
派手なCGもアクションシーンもありませんし、登場人物も限られるのですが、とっても映画らしいSFサスペンスと感じました。
「THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦」
日付をまたいで観てしまいました。ひとことで言うと、あまり面白くなかったです。
押井守監督が描きたかったパトレイバーの世界と、こちらが観たかった(期待した)内容との乖離が感じられたのです。エンターテインメントとしての要素がいまいちな印象です。
特車2課隊員たちも(小隊長も含め)先代の劣化コピーでしかありません。「カミソリ後藤」が「なまくら後藤田」になったような。また、高島礼子が出しゃばり過ぎです。
日本の警察官がマシンガンを持ってテロリストの本拠に突入などありえないシチュエーションです。そんな危険な「任務」に平然と部下を送り込む小隊長の人格を疑います。
レイバーの登場がイングラムだけというのも何か奇異に感じられました。いくら旧式で廃れたといってもこれだけの工業製品が一斉に世の中から(イングラムだけを残して)無くなるのは不自然です。
最後のステルス戦闘ヘリとの一騎打ちにも無理があります。リボルバー1丁で戦闘ヘリに立ち向かえるはずがありません。ましてや撃ち落とすなどとは・・・。
ストーリーにおいても、灰原零がなぜ執拗に特車2課を狙うのか、そして明がなぜ彼女をライバル視しているのかが不明です。そも灰原零とは何者?。劇中登場人物たちだけが知って映画を観ているこちらは置いてきぼりです。
けっこう、観るのを楽しみにしていたんだけどなぁ。うーん、残念。
2016.1
「映画 ビリギャル - 学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」
TVにて鑑賞しました。原作は読んではいないのですが、とても面白かったです。受験勉強がエンターテインメントになるのか、と感心しました。ただ、映画の作りとしては、いわゆる低予算映画のようであり、最近のTVドラマ化と大した違いはないように思われました。なんか、作り方がTV的なのです。わざわざ映画館で上映するほどのものでもないかなぁ、と。
ストーリーそのものは、ベタで容易に感情移入することができました。「さやかちゃんは、ええ子やなぁ。よくできたお母さんやなぁ。妹は愚痴もこぼさず、ええ子やなぁ。」といった感想もベタですね。坪田先生も(ややもすると)嫌味になってしまう理想家をとてもうまく表現していたように思いました。本当にこんな人いるのかな、というくらいの善人でしたね。
2015.12
2D+日本語字幕での鑑賞です。映画館では未見でして(汗)、ホームシアターでの鑑賞が初見となりました。
有名な話ですので、ストーリーは言わずもがな。Disney でもアニメ化していて、その実写リメイク版となりますね。実際ストーリーもほとんどアニメ版と変わりませんでしたし(多分)。
鑑賞してみての第一印象は、「綺麗」の一言ですね。主人公もさることながら、その環境・風景からお城の様子、スチール写真にもなったシンデレラの青いドレス、更に魔法の馬車のきらびやかなこと。継母役の Cate Blanchett が楽しそうに悪役を演じていましたし、Helena Bonham Carter も Fairy Godmother がはまり役というか、見ていて楽しかったですね。「ハリーポッター」シリーズの Bellatrix Lestrange のような(怖い)魔女でなく、ちょっとおちゃめな妖精といった演技の様子がとても可愛かったですね。
「プロメテウス」に続いて、「アイ、ロボット」も3D+日本語字幕版でスクリーンにて鑑賞です。
映画館では見ていませんが、WOWOWで放映されていたのを Blu-ray に録画して、ホームシアターで鑑賞したことがありました。それが今回は、3Dでの鑑賞です。
映画封切時は、公開が2004年ですから、当然3Dで撮影していません。ということは、2D→3D変換・加工して、 Blu-rayにて発売ということになりますね。ですので、ちょっと違和感があるかな、とも危惧していたのですが、・・・杞憂でした。映像のクオリティそのままに3Dしてました。アクションシーンでも破綻せずに迫力を増して表現されていました。やっぱり、3Dはいいです。
「トロン レガシー」に続けて観てしまいました。同じく、3D+日本語字幕版でスクリーンでの鑑賞です。
この映画は、映画館でも、3D+日本語字幕版で鑑賞していますが、初めて観た時と印象が大分違って観えました。最初に鑑賞した時は何の予備知識もなく、映画の予告編だけを見ただけでした。それは、後に Blu-ray(2D版)をホーム・シアターで何度か鑑賞しなおし、色々と細部に目が届くようになったせいなのかもしれませんね。
更に3Dにて見直すと、エイリアンの宇宙船内部、そして最後の墜落シーンなどものすごくリアルで、その存在感も半端無く感じることができました。また、よく表紙絵になっているマップもとても綺麗に表現されていました。
続編も制作される、といううわさ(?)も聞いていますが、その後の音沙汰がないですね。ストーリーの先が(ちょっとだけ)気にはなっているのですが。
商品が届けられた当日に夜を徹して、3D+日本語字幕版でスクリーンにて鑑賞しました。
一部2Dにて上映、IMAX撮影のところは収録比率が異なる、などの演出もありました。この作品は映画館でも鑑賞しました。
前作「トロン」の続編となります。前作は全編コンピューター・グラフィックスを使用した、と話題になった映画でしたね。この「トロン レガシー」は、「トロン」から20年後の話となります。
コンピューター世界のことは「グリッド」と呼ばれています。その「グリッド」内がとても美麗で、圧倒されます。また、息もつかせぬアクションの連続で、3Dでの効果も素晴らしいものがありました。前作で登場したゲームとか使用するメカもより洗練されて、圧倒的な存在感でもって再現されています。
また音楽も素晴らしく、これもまたこの映画の映像美に負けない迫力があり、いわゆるカッコいい旋律が並びます。
ストーリーは単純で、特に難しい理論とかコンピューターの知識とかは必要ありません。本当に単純に愉しめば良い、という印象でした。ただ、万人向けということではなく、人を選ぶということはあると思います。私は、単純な頭なので、けっこうこの世界観に違和感なく溶け込めましたが。
なんともはや暴力的な映画でした。史上初の人工知能が警察ロボットにインストールされ、自我が芽生える。ただ、そのロボットは、開発者が実験許可を得られなかったため、廃棄寸前の22号であり、バッテリーが溶融して交換できず、寿命が数日というものだった。
"AI"と言って思い浮かべるのが、Steven Allan Spielberg の "A.I. Artificial Intelligence" であるが、彼もまたロボットに意識が芽生えた話でしたね。ただ、今回のチャッピーは、その置かれた環境が最悪であり、暴力に満ちた弱肉強食の世界であり、ついには騙されて現金輸送車強奪の手助けをしてしまう。しかも、寿命が尽きようとしており、その回避のために何とか新しいボディを得ようとするのであるが、創造主(開発者)が銃弾に倒れ、瀕死の重傷を負ってしまう。
えーとまぁ、"AI"のあり方としては異論がありますが、それはさておいて、ひとつのエンターテインメント作品としてみれば、それなりに面白いかな、と。Sigourney Weaver や
Hugh Jackman も楽しそうに演じていましたし、何よりもう終始悪役というか、ギャング役であった Ninja、Yo-Landi に最後の最後に感情移入してしまい、チャッピーが敵役のヴィンセント・ムーア(Hugh Jackman が演じています)をやっつけた時にはすっとしました。暴力は、いけないんだけどね(笑)。
"MAD MAX Fury Road" - 「マッドマックス 怒りのデス・ロード」
「怒りのデス・ロード」という訳の分からない邦題サブタイトルがついた本作。
「インサイド・ヘッド」に続けて、夜中の2本立てロードショーとしたのですが、ちょっと選択に失敗したのかも。というのもまぁ派手なバイオレンス・アクションの連続なこと。
前作メル・ギブソン主演のシリーズよりも更にパワー・アップしたフリーキーな悪役共の勢揃い。また主人公のマックスは、少し泥臭くて、それでも超人的なタフネス・ガイであることには変わりなくて。ほとんど全編が車上での戦闘シーンがこれでもか、と繰り返される。もうほとんど食傷気味です。サラウンドもそうですが、特に(重)低音の嵐。もう本当にぶっ飛んだ映画でした。そういった意味では、前作からの作品イメージを見事にスケール・アップした作品であったかな、と思えました。そして、印象的なラスト・シーンも、やっぱり「マッドマックス」シリーズのテイストそのままでした。
ライリーの頭の中の様々な感情を擬人化し、それらヨロコビ、カナシミ、イカリ、ムカムカそしてビビリなどがライリーを通して表現する様子を描いた映画です。
なんて簡単に説明したところで、この発想がすごい。そして、ライリーの年齢が11歳でちょうど思春期にかかろうかという微妙なお年頃での様々な感情に揺れる様子を、第3者的な視点から描いているのがすごい、ですね。しかも頭脳で行われる機能を説明しつつ、ヨロコビ、カナシミが頭の中を駆け巡るということをエンタテインメントに仕上げているところもまたすごい、ですね。
なかなか楽しく鑑賞することができました。一見、子供用の映画とも見えますが、私みたいな歳を食った者にも色々と思いださせるような、楽しい思い出に浸れるような、そのような映画でした。
"THE IMITATION GAME" - 「イミテーション・ゲーム」
あまり期待せずに観たのですが、けっこう面白く作ってありました。
アラン・チューリングの半生を描いた作品となります。第2次世界大戦後の彼の生活、彼の学生時代のエピソードが、それがエニグマ解読の任務に取組む間に随時挿入され、彼の錯綜した人格を浮き彫りにしていきます。天才がゆえに周囲に理解されず、孤独になっていくことはよく聞く話ですが、それが故に周囲から阻害されていくさまには、なんだか哀しく、哀れにさえ思えました。
またチューリング・マシンのことは知っていたのですが、彼がエニグマ解読に成功したことは知りませんでした。更にまたその解読のためにチューリング・マシンを発明したことも。エニグマ解読もそうですが、実はその後、解読されたことが秘匿されていたことも全く知りませんでした。
Benedict Cumberbatch の演技もさすがであり、複雑なチューリングという人物をとても良く表していたように感じました。
1964年のNY万博の風景から、「あぁ、ファンタジーだ」と思わせる造りを感じる映画でした。
その時に発明品を持ってNY万博に参加した少年が、トゥモローランドを訪れ、発明品を(ひょんなきっかけから)披露するはめになり・・・。
一転、時は現代へ。そして主人公が少年から、「科学に対して溢れるほどの好奇心を持つ聡明で楽観的な十代の少女」へと代わり、かつてトゥモローランドを訪れた「幻滅に疲れ果てた元天才少年の発明家」と運命的な出会いを果たす。
そこに忍び寄る危険な影が・・・。といったようにストーリーが進むのですが、ちょっと理解に苦しむ展開もあり、素直に楽しむことができませんでした。
未来を信じている少年・少女が現在の環境を否定して、トゥモローランドへと行きたがるのがどうも・・・。これは、私だけが感じたことなのかもしれませんが、トゥモローランド自身の雰囲気がどうもユートピアであろうとして、その胡散臭さが拭い切れないのです。事実、地球が滅びようとしていることに手を差し伸べるどころか、それを阻止しようとするものを排除しようとするのですからね。当初から感じたように「ファンタジー」として割り切れればまた違ったのかもしれませんが。
なんだか、違和感を抱いたまま最後まで観てしまいました。
2015.11
"GUARDIANS OF THE GALAXY" - 「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」
3D版Blu-rayです。ホームシアターの100インチスクリーンで、3D+日本語字幕版で鑑賞しました。やっぱり、3Dはいいですね。戦闘アクションシーンの迫力が違います。また、サラウンドも相まって映像空間に引き込まれます。ただ、字幕は少し見にくくて読みにくい。2重になって見える時(※)があり、違和感があります。日本語吹替えですと映像に集中できるのですが、やっぱり吹替えでなく俳優のオリジナルの声を聞きたくて。映画館での上映も、3Dでは吹替版しか上映していなくて、2D+字幕版で鑑賞しましたので、3D+日本語字幕版で映画鑑賞できるのはホームシアターならではの醍醐味ですね。
映画の感想は、面白かった、の一言です。キャラクターがいいですね。ロケット、そしてグルートが最高!。グルートの声を演じる Vin Diesel がはまり役ですね。続編も楽しみです。
※ 字幕が2重に見える、というのはどうやら「クロストーク」と呼ばれるものらしいですね。TVで3D画像を見ていた時も少し気になりましたが、プロジェクターの方が盛大(?)に見えているような気がします。
何とも派手な映画でした。3人兄妹との相次ぐ戦闘に次ぐ戦闘。地球上での死闘、また宇宙空間に舞台を移しての戦闘。CGによる表現、宇宙空間も美しいものがありました。
でもただ映画としては、それだけというか、うーんと、・・・あまり感動するシーンはありませんでした。そうかと言って単純にアクションシーン、戦闘シーンを手に汗握って楽しめるかというと、うーん、これまたそうでもありませんでした。確かに人物とかクリーチャーとかは、よく動きます。ただ、ちょっと飽きるくらいにアクションシーンが続くので、ちょっと食傷気味というか。
ストーリーも単純なのですが、ちょっと必然性が感じられなかったというか・・・、とても「惜しい」という印象でした。
でも、3Dで鑑賞できたらすごいだろうな、とは思いました。
ホームシアターでの鑑賞です。英語音声+日本語字幕で鑑賞しました。
噂通り(?)、色々と日本に馴染みのある名前が登場します。何故かロボットだけが、「ベイマックス」と外人らしい名前ですが(笑)。
主人公のヒロは天才発明少年。特にロボット工学関連において、傑出した才能を持っているように描かれています。そして、彼の兄タダシが通う大学に入学するため発表会に自分の開発した「マイクロボット」を披露し、見事大学入学の権利を得る。そのとき彼は、14歳。ところが、その発表会場で火事があり、大切な兄と大学教授が亡くなってしまいます。そして彼の兄が発明したロボットがベイマックス。ケアロボットです。
そして、「マイクロボット」を盗み、兄らを死に至らしめた犯人が、マスクをかぶり、マイクロボットを使って、ある富豪を、その企業を破壊しようと企てます。それに敢然と立ち向かうのが、主人公とベイマックス、兄の研究仲間の友だち、合わせて6人のスーパーヒーローたち。
とにかくベイマックスがケアロボットであり、人を決して傷つけることができない、という設定が秀逸です。ただ、発明品を発明する過程がちょっと現実味に欠けるというか・・・、そこはどうも漫画的な要素がというように・・・。だって、3Dプリンタでアーマーを作れるんだぜ。というふうに突っ込んではいけない映画かな。ストーリーと夢を描くというか、このようにスーパーヒーロー6人が誕生しました、というノリでした。また奇をてらったストーリー展開はなく、ベタな展開でしたので、安心して(?)映像に集中して鑑賞することができました。
"MovieNEX"でなければ、購入してもよかったかな。でも3D版を購入するためには、2DのBlu-rayとDVDまで、現時点のソフトメディア全部を購入しないといけないなんて、不合理だと思います。したがって、レンタル版での鑑賞で十分だと思います。また、3D版の販売方法を見るに、日本ディズニーはどうも3D版は売りたくないような気がします。まぁ、"MovieNEX"でも儲けが充分出ているのであれば、あまり儲からない3D版を敢えて販売する必要がない、と思っているのかもしれませんね。
2015.8
"MINORITY REPORT" - 「マイノリティ・リポート」
スクリーンとサラウンドで鑑賞しました。
この作品は、映画館では鑑賞していません。初見はDVD(確かレンタル)、TVにて鑑賞した覚えがあります。
最初見た時は何が何だかよくわかりませんでしたが、今回改めて見なおしてみて、ようやく理解することができました。というか、よく脚本が練られているなぁ、と感心しました。
Tom Cruise とSFはよく似合う、と改めて感じました。アクションもさすがですね。
そういえば、この映画の監督は、Steaven Spielberg なんですね。カメラワークというか、スピルバーグ・テイストもそこかしこに(?)感じ取れました。それから音楽がいつもの Jhon Williams。あまり強く印象に残るメロディではありませんが、やはりこれもウィリアムズ節というか(笑)。面白い映画でした。
2015.7
"EXODUS GODS AND KINGS" - 「エクソダス 神と王」
購入したその週末に夜を徹してスクリーンで鑑賞しました。
映画館では見逃していた「大作映画」です。今風の映画で、スペクタクルシーンが満載です。
ただ(私の世代(?)では)Cecil. B. Demille の"The Ten Commandments" - 「十戒」の印象が圧倒的で、どうしてもその比較になってしまいます。
というと、今回の映画は今ひとつ物足りなく感じてしまいました。Sir Ridley Scott 監督による新解釈、ということになるのでしょうが、どうも「神」の描き方が俗人っぽくってしっくりきません。また、モーゼもエジプト追放からの砂漠の試練もあいまいで、試練ということがあまり良くわかりませんでした。更にモーゼは、ファラオと対峙するときもエジプトでの剣を手放しません。本来ならば、羊飼いの杖でもって対峙し、奇跡を起こすはずなのですが。
それにしても、モーゼが絶対的に神に服従するのではなく、不服そうに不満を言いつのる、というのもまた新鮮でした。
それから、やっぱり(薄々感じていたことですが)「十戒」は、モーゼ自身が彫っていたのですね。こんなのも表現していいのかな、なんて思ったりしました。
総じて、モーゼもラムセスも主役としては役不足の感が否めません。カリスマ性が感じられません。特にラムセスはずっと違和感がまとわりついて、その性格、行動が理解できませんでした。風格・威厳が全く感じられないのです。残念。
"Live Die Repeat: Edge of Tomorrow" - 「ALL YOU NEED IS KILL オール・ユー・ニード・イズ・キル」
映画公開時の映画の原題が"EDGE OF TOMORROW"、米国でBlu-ray発売時に"LIVE. DIE. REPEAT."と改題されています。日本では、「ALL YOU NEED IS KILL オール・ユー・ニード・イズ・キル」ですね。
以前にレンタル盤を借りて鑑賞しましたが、今回3D版と合わせて購入しましたので、改めて(自宅のリビングで)届けられたその日のうちに(夜を徹して)鑑賞してしまいました(アホです、はい)。
原作小説を読んでから本映画を鑑賞すると色々と不明であった点が解消され、けっこう楽しむことができました。
全編CGが満載、ということもありますが、場面の多くがその戦闘シーンに費やされており、難しい理論はともかくもアクションを楽しむものだと、改めて感じました。主人公はタイムループする能力を得ることにより、人類をエイリアンからの侵略、そして人類絶滅の危機を救う唯一のチャンスを得ることになります。あとはもう、どのようにループを繰り返し、状況を打破していくかということになります。いろいろと手詰まりな状況であっても何とか回避、突破する手段を得て次のステージへと進みます。そして、ラスボスであるエイリアンのボスとの対決へと。まるっきりゲーム感覚ですね。
3Dで鑑賞するのが楽しみです。
2015.5
レンタル版ですが、「オブリビオン」を鑑賞しました。
Oblivion(オブリビオン、オブリヴィオン)の原義は忘却、無意識、人事不省、大赦の意。
- 2015.5.7 Wikipedia: http://ja.wikipedia.org/wiki/Oblivion
2013年公開の映画ですね。映画館では、3D+字幕版(※)で鑑賞しました。
スペクタクル映画でなく、派手なアクションシーンはあまりありませんが、SFらしいストーリーでちょっと(だけですよ)感動しました。ストーリーは単純ですが、主人公ジャックの一人称で語られる映像に感情移入してしまいます。そして、ラストシーンでは、そのジャックの一人称での語りがキーになり・・・。
Tom Cruise
らしい演技もジャックという人物に違和感無くよかったと思います。
本当は、3D(※)でもう一度見直したいのですが・・・。
※ 2015.7.17 この作品のBlu-ray を購入するに際し調べてみたところ、当映画は、「2D作品」であることが判明。3D公開されていないようですので、この映画を「3D+字幕版」で鑑賞した、というのは(大いなる)勘違い!。はぁ、老化現象が顕著になってきているような気がする・・・。
2015.4
まずは神話の世界から語られて、そして神々の試練。とまぁ、定番のストーリー展開かと思いきや、何とヘラクレスは、傭兵となって仲間と隊を組んでいるのでした。
ヘラクレスとは実は人間離れした(いわゆる)怪力の持ち主、並外れた戦闘力を有してはいるものの人間であり、神々の試練であった怪物もまた人間が騙った伝説の怪物であり、その闘いを神話とすることによりヘラクレスの敵の戦意を喪失させようという戦術だった!
という人間くさいストーリーなのでした。そしてそこには人間らしい様々な葛藤や陰謀があり、絶え間なく戦闘場面が描かれていきます。ヘラクレス軍団ともいうべき戦闘集団、軍隊を養成していくのはけっこう見所だったりして。既成概念を打ち破る楽しい、先の読めない、わくわくするような展開でした。
ヘラクレスという英雄物語でもあり、戦争映画でもあるような、予想外の展開でありながらその戦闘シーンの迫力はけっこうなものがあり、楽しく鑑賞することができました。
"ANGELINA JOLIE MALEFICENT" - 「マレフィセント」
わざわざタイトルに"ANGELINA JOLIE"とあるほど、彼女のための映画ですね(笑)。
オーロラ姫の父親(王)、母親(王妃)の影が薄いこと。特にプリンスの影はどこに・・・というくらいでした(笑)。
オーロラ姫も実の父親の生死には無関心と言おうか、いいのかそれで、というくらい冷淡でしたね。
ストーリーも王道で、「真実の愛」についても「アナと雪の女王」を見た後ではあまり新鮮味が感じられませんでした。
とか言っても決して駄作、というわけではありません。Angelina Jolie もけっこうはまって演技しているように見受けられましたしね。
けっこう楽しく鑑賞することができました。
我慢できずにBlu-rayが届けられたその日の夜にTVで観てしまいました。
面白かったです。けっこう長い映画(本編169分)でしたが、退屈することなく鑑賞することができました。派手なCGではありませんでしたが、迫力あるシーンの連続でした。映像も美しい、という言葉に相応しいものでした。宇宙空間、ワームホール、ブラックホール、水の惑星と氷の惑星、どれもがリアルでありながら、人跡未踏の透明感ある風景映像でした。
主人公を演じる Matthew McConaughey はこの映画が(多分)初見ですが、感情を抑えた渋い演技がよかったです。
ストーリーは途中、「?」と思わせるところもありましたが、それでもクライマックスにははらはらさせられました。
また見直したくなってきました(笑)。実家のホームシアターで。
※ 2015.4.20 実家のホームシアターで鑑賞しなおしました。やっぱりスクリーンとサラウンドで鑑賞するのとでは、印象が異なります。映像の緻密さ、音響の臨場感、まるで違います。また、TVのときは気が付きませんでしたが、シーンによって映像サイズが異なっています(スコープサイズとビスタサイズ)。理由は良く分かりませんが。
"DAWN of the PLANET of the APES" - 「猿の惑星 新世紀(ライジング)」
日付をまたいで、「猿の惑星 創世記(ジェネシス)」に続けて見ちゃいました、「猿の惑星 新世紀(ライジング)」。
前作から10年後の世界となります。人類は、「猿ウィルス」のため衰退化しています。その中で、シーザーと仲間達は、森にコミュニティを作り、平和に暮らしています。その時、人間が再び森に姿を現します。森にある水力発電所を稼動させ、電気を得るために。電力確保が生存の第一条件になってしまっているのです。
シーザーは平和を希望し、共存を考えますが、幾たびかのすれ違い、更に人間を信じない仲間の猿の裏切りに合い・・・。
類人猿も人類と同じく愚かであったことを悟ったシーザー。悲壮感、悲哀感がとてもよく表現されています。類人猿が主人公ですが、それがヒューマンドラマであることも皮肉に思えます。
アクションシーンも迫力があり、類人猿も表情豊かで、演技もさすがです。けっこう面白かったです。続編(?)にも期待です。
"RISE of the PLANET of the APES" - 「猿の惑星 創世記(ジェネシス)」
「猿の惑星 新世紀(ライジング)」を借りてきましたので、それを鑑賞する前に「猿の惑星 創世記(ジェネシス)」を見直しました。
シーザーの出生から仲間と共に人類から離れて森に独立するまでを描いています。
センセーショナルに過ぎず、けっこう真面目に描かれています。シーザーの感情表現、演技が素晴らしく、人間と対立していく様がリアルです。人間を傷つけて檻に入れられ、虐待されても、それに耐え仲間を助けていく。また、身を挺して自分を助けた仲間を想う気持ちもリアルで、思わず相手が類人猿であることを忘れそうになりました。
CGによる迫力ある映像に頼ることなく、ストーリーというか、そのドラマ性に主がおかれ、また俳優陣の演技が素晴らしく映像に見入ることができました。
2015.2
"LOST IN SPACE" - 「ロスト・イン・スペース」
TVドラマ「宇宙家族ロビンソン」のリメイク映画化です。小さい頃、よくTVにかじりついて見ていました。10数年後、深夜放送でリバイバル放映されたときも良く見ていました。
この映画版でもTVの懐かしいテイストが溢れています。
残念ながらこの映画を映画館では見逃してしまいましたが、LDが発売されるとすぐに購入し(Import盤です)、何度も見ていました。
映画公開時の評判はいまいちだったようですが、私自身はLDで何度も鑑賞するほど楽しい映画でした。音楽も素晴らしく、LDで鑑賞後には、すぐにサウンドトラックも購入しました。DVDも購入しています。パッケージが珍しくもジュエルタイプ(CDと同じパッケージ)でした。
今回、Blu-rayで見直したのですが、迫力ある映像と音楽は色褪せることなく、圧倒されました。住宅・都市密集地からのジュピター1の垂直発射、ブースター切り離し後のジュピター2発進風景、そしてハイパードライブ起動後の超光速航行等の映像も素晴らしいものがありました。TV放映時と基本的には同じシチュエーションなのもまた時代を感じさせられて感慨深いものがありました。
何度も見直したくなる映画です。
また「宇宙家族ロビンソン」といえば、ロボット(TV日本放映時はフライデーですね)の存在が忘れられません。本映画でも重要な要素を占めています。
"Danger, Will Robinson. Danger !" と警告を発するところもちゃんとあります(笑)。
それとやっぱり、Dr. Zachary Smith の小悪党ぶり。Gary Leonard Oldman のさすがの演技です。
「猿の惑星」シリーズの第1作となります。原作は、Pierre Boulle のフランスSF小説。原作も読みましたが、映画とその内容は大きく変わっています。地球の支配者が人類から類人猿に代わっているという設定は同じなのですが。また小説は小説なりの、映画は映画なりの最後のサプライズがあって、とても楽しめました。映画としても有名なシーンですね。
この映画は、幼い頃に父に連れられて見に行った記憶があります。ただし、ロードショー(封切り)館でなく、2番館(あるいは3番館だったかも)で。歩いて行けるところに小さな映画館があったのです(今はもうありませんが)。しかも(たしか)2本立て上映で、そのひとつがこの「猿の惑星」でした。とても懐かしく思い出深い映画です。
主演は、Charlton Heston。当然、初めて見たときは俳優の名前もまるで分かりませんでした。ストーリーを追うのが精一杯という感じでした。でも、それなりに楽しめたような記憶があります。映画のシーンも(所々ですが)よく覚えています。今見ても、CGは全然ですが、よく出来ています。退屈するようなことはありませんでした。
それから音楽が、Jerry Goldsmith だったんですね。知りませんでした。この映画が、1968年公開(のはず)ですから、約50年前から活躍しているんですね(すごい)。蛇足ながら、「野のゆり(1963年)」も Jerry Goldsmith ですよね(確か)。
映画館では、3D+字幕版で鑑賞しました。予備知識ゼロで鑑賞したのですが、タイトル・クレジットの表示の仕方を見たところで既に嫌な予感がしていたのです。更に訪れた惑星が、LV_233 と聞いて、よもやと思い、エイリアン(異星人のマスク)の姿を見て確信しました。"ALIEN"シリーズの別エピソードだと。
うぅ、ホラーは苦手だったのに・・・。
でもまぁ意外と(?)面白かったです。"ALIEN"との繋がりを考えると矛盾点が一杯なので、単にプロットを借りた全く別(世界)のエピソードと考えたほうがしっくりときます。
それでも、矛盾点満載でしたが(笑)。ということでヒロインのアクション物と割り切ったほうがすっきりと見れると思います。超人的な活躍でした。
確か、続編も製作するとか聞いた覚えがありますが、実際に公開されたら見に行くかどうかは微妙です(笑)。
2015.1
早速お正月から観てしまいました。
1層ディスクでしたので、画質が心配でしたが、けっこうまともでした。まぁ、1993年の映画ですので、元画質のことを考えると頑張っているかなぁ、と。でも、特典映像が全く無いというものどうかと思いますが(というより、残念ですね)。
改めて観てみるとけっこう忘れているものです。このシーンは、こんな画だっけ、とか。ストーリー(エピソード)のシーンが前後していたり。まぁ、同じ日の繰り返しですので。
楽しい映画でした。WOWOWのアナログ放送をS-VHSで録画したのを何度も見ていたのですが、LD/DVDでは未見です。それがいきなりBlu-rayですから、印象も大きく変わって当然かもしれませんね。
思い出す度に見直したくなる映画です。
2014.12
"THE DARK KNIGHT RISES" - 「ダークナイト・ライジング」
「ダークナイト」3部作の完結編です。やっと鑑賞することができました。
前作から8年後になっており、バットマンも姿を現わさなくなっています。ハービー・デントが英雄になっており、バットマンは殺人犯の汚名を着て身を潜めている設定です。そこへ、ベインなるフリークがまたもやゴッサム・シティを襲い、ゴッサム・シティそのものが無くなってしまうという危機を迎えることになります。ストーリーは2転、3転し、息もつかせぬアクションの連続で165分と長めの映画でしたが、一気に鑑賞することができました。そして、ゴッサム・シティを救うために、最後にバットマンが取った手段とは。完結編にふさわしいエンディングで「ダーク」なだけでなく、次に続く希望が描かれていて、後味は爽快感さえ感じるものでした。
2014.10
やっと鑑賞することができました。
時間がとれずにさわりだけ見ようかな、と思ったのが運のつき。最後まで、夜を徹して見てしまいました(152分という長めの映画なのですが)。それほど、素晴らしい映画でした。いえ、感動作というわけでなく、アクションに次ぐアクションシーンの連続で、またその映像が素晴らしい。特に空撮のあたりなんか、その緻密な画にCGかと思うほど(IMAXによる撮影らしいです)。
また、ジョーカー役の Heath Ledger の快演が見事です。まさにフリークというにふさわしい演技でした。脚本もよくできていて、違和感無く映画に引き込まれ、バットマンの世界観に引きずり込まれました。
ただ、ハービー・デントが殺人を犯すまで復讐に燃えるシチュエーションがちょっと引っ掛かるかな、という程度。でもこれがないと、「ダークナイト」が誕生しないわけだから・・・。
とにかく、この3部作も「ダークナイト・ライジング」で完結ですね。鑑賞するのが楽しみです。
2014.9
"The Disappearance of Haruhi Suzumiya" - 「劇場版 涼宮ハルヒの消失」
劇場版です。TV放送の(ほぼ)続きのストーリーとなっています。声優も同じ人がキャスティングされています。
ただTV放送のときとはやはり映像のクォリティが違います。でも、そのテイストは「涼宮ハルヒ」シリーズのままです。この劇場版も原作に忠実に沿って作られています。多分、脚本でオリジナリティを出すのは難しいのかもしれません(いくつかの追加・変更はあるみたいですが)。
キョンの心情が丁寧に描かれています。また、映像表現も巧みで、思わず感情移入してしまい、最後まで一気に見ることができました(上映時間:164分と長めの映画ですが)。
「涼宮ハルヒの憂鬱 Blu-ray Complete Box」
今、原作を読んでいますので、Blu-rayを思い出し、再度鑑賞してみました(今見終わったのは、第1話~第6話、続けて最終話まで見るつもりです)。時系列的には、このBlu-rayを見てから、図書館で原作を借りて読みました。ただそのときは、「涼宮ハルヒの驚愕」は発刊していませんでしたが。
Disc1: 第1話~第6話(6話 涼宮ハルヒの憂鬱)
Disc2: 第7話~第11話
(5話 涼宮ハルヒの退屈、笹の葉ラプソディ、他)
Disc3: 第12話~第17話(6話 エンドレスエイト)
Disc4: 第18話~第22話(5話 エンドレスエイト、涼宮ハルヒの溜息)
Disc5: 第23話~第28話(6話 涼宮ハルヒの溜息、朝比奈ミクルの冒険 Episode00、他)
Disc6: 特典映像
Disc7: 涼宮ハルヒの激奏(ライブパートのみ収録)
Disc8: 涼宮ハルヒの弦奏
改めて見てますと、本当に原作に忠実に作られているんですねぇ。登場人物の台詞もまた、ほとんどがそのままのような気がします。全28話全話収録(2009年放送時)されています。ただし、TV放送時(2006年放送時)とは違って、時系列に沿って話順が変えられているようです(TV放送は見ていません)。2006年(全14話)と2009年(全28話)にTV放送されたようですが。
文章で書かれた、あるいはイラストであった登場人物がアニメになって動く、しゃべる、というのもやっぱり楽しい。アニメのクォリティとしては普通と思いますが。アクションも派手なシーンは皆無(いや、神人登場シーンがあったか)に近く、たださすが声優さんのアフレコは素晴らしく、感情表現が巧みです。感情移入してしまいます。
2014.8
注文してから意外に早く届けられましたので、我慢ができずにTVにて鑑賞しました。しかも全話(全10話)を一気に。
初めて見ましたが、けっこう楽しめました。某韓国ドラマと違い、ストーリーがテンポよく退屈せずに一気に見ることができました。
まるっきりのフィクションですが、時代背景がきちんと捉えられており、琉球(沖縄)の素晴らしい風景とともに楽しむことができました。まぁ、ドラマですので予算に限りがあったようで、チープな造りになっていたことは否めませんが。GACKTがハマリ役でしたね。
傍らの「山ノ神」さまも満足そうに見ていました。シリアスな状況とコメディタッチで表現されていた場面とのメリハリがあっておもしろかったそうです。
2014.6
"CLAYMORE: The Complete Series" - 「クレイモア」
Blu-ray Box Set(Import盤)です。3枚組みでそれぞれ、
Disc1:第1話~第9話(9話)
Disc2:第10話~第19話(9話)
Disc3:第20話~第27話(8話)
構成で収録されています。画質はいまいちですが(DVD原版からのアップデートコンバータ?)、元がアニメですので、それほど気にはなりませんでした。タイトルその他クレジットは、英語表記になっています。また英語音声は5.1chですが、日本語音声は2chとなっています。日本語音声も5.1ch仕様にして欲しかった。
アニメ内容は、ほぼ原作に忠実に作られていますが、終盤大きく異なっています。原作では「北の戦乱」で、プリシラとの直接対決はありませんでしたが、アニメでは、無理やり(?)対決して第27話へと続いています。また、生き残る戦士達のその後の行動も原作と異なっています。あと、ラキがちょっとでしゃばり過ぎかな。
この作品では、「北の戦乱」までとなっていて原作の「ピエタ侵攻」あたりまでとなっています。原作は第26巻まで出ていますので、アニメも第2期を製作して欲しいものです。
このアニメはテンポよく、息つく間もなくストーリーが進行しますので、退屈せずに一気に鑑賞することができました。
2014.5
日にちをまたいで鑑賞してしまいました。コミックス版と違って、やっぱり動画は楽しい。
この作品は、「時をかける少女」と同じスタッフなんですね。
舞台は、長野県上田市。町から離れた山の中のお屋敷、陣内家が舞台の大半を占めます。それと"OZ"という仮想世界。みんなは、PCと携帯からアクセスしているんですねぇ。アメリカ帰りの侘助だけが、iPhoneでした。で、登場人物は全て日本人と分かる体型です。違和感無く登場人物に感情移入できます。また人物の陰影は極力押さえられていますが、背景はやはり映画のクォリティとなっています。動きはさすがです。
また、主人公は数学以外は全くダメなヘタレ男子高校生。でも、他人の大家族に囲まれて徐々にたくましくなっていきます。こういうベタな設定がいいんですよねぇ。
でも花札のルールを知りませんので、「こいこい」といってもいまいちピンとはこなかったのは残念でした。
「時をかける少女」ほどではありませんが、けっこう気に入っています。また、ひょんなことから見直したくなる、そんな映画でした。
2014.4
「アナと雪の女王」(Import盤)です。今も上映中の映画のBlu-rayを見ることができるなんて、何か不思議な感じです。
Blu-rayが到着すると、我慢できず2Dで、ホームシアターでなくリビングで鑑賞しました。
映画館では、視野一杯の画面でしたのが、それよりも格段に小さな画面(50inches)での鑑賞です。
でも画面が小さいなりに、その構成がよく確認でき、また大きな画面で見るよりも細部がよく分かりました。やはり、CGの効果は、素晴らしいものがあります。氷、雪、そして水等、CG表現が難しいものばかり。それでも氷の透明感、質感など現実を越えた美しさがあります。オラフ、スヴェンが愛らしい。
また、映画館では3Dで鑑賞したのですが、Blu-rayでの3D鑑賞が待ち遠しく思っています。それほど、3D効果も素晴らしいものがありました。何度でも見たくなる、あるいは主人公と一緒に歌いたくなる、素晴らしい映画でした。
夜を徹して見てしまいました。
ホームシアターでなく、リビング+PCでの鑑賞となりましたが。
やっぱりトリミング版(4:3)でしたね。いや、TV版サイズということで、これが正式だったのかも。うーん、劇場ではシネマスコープだったような記憶があるのだが、間違いだったのかも(汗)。また、思い違い、思い込み、確信の3段階を経て記憶されていたのかも(汗汗)。
さて、映画ですが、この作品も思い入れがあるものです。劇場公開されると直ぐに足を運び、2~3回見た覚えがあります。当時は、年齢規制も無く、これほど残酷なシーンをこれでもかと写していました。でも、最後には救いが・・・?
色々と名セリフもありました。コスモの次のセリフが有名かな。
「こんな、こんな甲斐の無い生き方なんて俺は認めない。たとえそれがイデの力によろうともな。」
次々と仲間が死んでいく中での悲壮なセリフでした。
当時のアニメとしては、壮絶としかいいようのない戦いに次ぐ戦いで、一気に終局まで突っ走ってしまう、そんな感じでした。
なぜか、とても感動したのを覚えています。
※ 何より恐ろしいのは、Blu-rayの価格設定だったりします。初回限定版に至っては・・・。通常版も直ぐに売り切れるし・・・。良心の無い版元に版権があるのも不幸な作品です。
"GHOST IN THE SHELL", "GHOST IN THE SHELL -2.0-"
「攻殻機動隊」です。名作です。アニメ界の金字塔です。
最初(多分、VHS)この映画を見たときは、ぶっ飛びました。士郎正宗原作の世界観を緻密に精巧に描き上げ、その哲学的意味論にまで発展させた、いわばアニメとSFとによる哲学的命題へのアプローチ、といったところでしょうか。だんだん、書いていて自分でも意味分からんようになってきた・・・?
劇場公開は両方とも見逃しましたので、TVを通してしか見ていません。ホームシアターでやっと大画面+サラウンドでの鑑賞です。「攻殻機動隊」は、さすがに時代を感じさせる画ですが、手書きでここまで表現できる、という限界まで描かれているのが良く分かります。音響も音楽も当時のアニメ作品とは一線を画す素晴らしいものがあります。
その上で、-2.0-ですが、さて。確かに音響は新鮮です。音楽もクリアになった感があります。しかしながら、3DCGはいまいちです。というか、手書き、セル画とのつながりが良くありません。3DCGが完全に浮いてしまっています。セル画ではありませんが描きなおすだけでもよく、3DCGなど導入する必要すら感じられません。精密に分析的に鑑賞しているわけではありませんので、本当に印象だけですが、あえて、-2.0-として公開するよりも、リマスター版として、音響+サラウンドReMixだけで十分だったのでは?、と感じました。
2014.3
森絵都の「カラフル」アニメ映画化です。原作を読んでみましたので、改めて見直してみました。
ほぼ原作通りのストーリーですが、一部脚本により変わっています。プラプラが関西弁であったり、最後に正体を明かしたり、初めての友人と鉄道跡を追ってみたり。でも、この作品のテイストによく合った脚本だと感じました。よりよく、この作品を表現していると。音楽もこの作品の雰囲気にピッタリでした。
冒頭、下界へ降りてくるシーンには驚かされます。町の風景が半端なく緻密なのです。本当にまるで実写版をアニメにて表現したような。人物描写が陰影が強調されず、没個性的であったのと対象に。
またこの映画では、いわゆる美男・美女は登場しません。体型も極めて日本人的です(胴長・短足です)。本当に(珍しく)普通な登場人物でした。
何度も、と言うほどではありませんが、ふとなつかしく思い出しては見直す、ような映画です(と感じました)。
PCにてかぶりつきで鑑賞しました。新生バットマンシリーズ第1作です。140分と長めの映画でしたが、退屈せずに一気に鑑賞することができました。超人的な力を得るのに忍者が登場していましたね。しかもチベット風の(おそらくヒマラヤをイメージする)山頂での特訓とは。
ハリウッドでは、忍者はやはり神秘的な、超人的な者と映るのでしょうか。渡辺謙が高僧に扮し、訳の分からない言葉をしゃべっていたのには笑いました。
作品自体は、派手なアクションありで、楽しませてもらいました。Gary Leonard Oldman がいい味を出していました。彼は、このシリーズでなくてはならない存在になっていきます。
しかし、バットマン自身はボロボロになっていくんですよね。いくら超人の力といっても、トリックであると、劇中で明言していましたし。
2014.2
Import盤です。原作にほぼ沿った形で映像表現されています。最新CGでの映像は素晴らしく、バトルスクールでの模擬戦闘ゲームの様子がよく表現されていました。圧巻はやはり最終戦闘場面で、エンダーが味方の被害をもろともせず、敵母星を壊滅させるシーンです。シミュレーションゲームと思い込んで戦闘していたが実は・・・、というのはよくある話ですが、実際に種絶滅(ジェノサイド)を実行したという罪悪感をよく表現(演技)していたと思います。ただ、原作のストーリーを追うのが一杯一杯で、映画全体としては散漫になってしまったのでは、という印象もありましたが。
中学生のときに見た映画です。何の予備知識もなく、父親に連れられて見に行きました。とにかく衝撃的な映画鑑賞体験でした。何が、とは今でもよく分かりませんが、とても感動したのを覚えています。
映画鑑賞後もパンフレットを何度も読み返していました。
またその後も2~3回、続けて映画館に見に行きました。思い出深い映画です。
Blu-rayは、Import盤を購入後、国内版も購入しました。
Import盤は凝った仕様になっていて、紅海が2つに割れたのを模して外箱が開くようになっています。更にその中から十戒を模したケースが現れる仕組みです。ケースには、ちゃんと十戒が刻まれていると言う懲りようです。
"The Sound of Music"-「サウンド オブ ミュージック」
説明は何も必要ないでしょう。それほど有名な映画です。
実際に映画の舞台になったザルツブルグを訪れると、サウンドオブミュージックツアーなるものがあり、映画の撮影現場に案内してくれたりします(2回参加しました)。
さて、このBlu-rayは、
「製作45周年記念HDニューマスター版」
と言うらしいです。購入した時点での最新版でした。
2014.1
このシリーズも3作目。3Dになって登場です。劇場でも見たのですが、Blu-rayで再見です。
ホームシアターでみると色々見落としていたことがよく分かります。
それだけでも買った価値はあるかな(?)。 "Thor 2"の予告編がよかったです(爆)。
"LIFE OF PI"-「ライフ-オブ-パイ トラと漂流した227日」
漂流時の幻想的なシーンが印象に残りました。ただ、ストーリーはリアルで甘いものでなく、過酷な状況が淡々と語られていきます。
映画を見逃していたので、Blu-rayで鑑賞です。
このイェーガーというロボットは、鉄人28号に雰囲気が似ており、また発進シーンはエヴァンゲリオンのよう。ただし、上ではなく、下へ向かうという違いはありましたが。
また、怪獣(kaiju)は日本語だそうです。日本の怪獣+ロボットものをハリウッドでやりたかった、というそのまんまの映画。
内容は、推して知るべし。
2013.12
国内版です。2013年12月19日に配達されて来たその日に鑑賞しました。
やっと日本語字幕版です。改めて見返すと的確な日本語字幕に感心します。また、英語表現と日本語表現の違いにも気付かされます。
本作は派手なアクションに目が行きがちですが、スーパーマンが、ゾッド将軍も人類も信用できない、といった心情にも踏み込んだ作品となっています。
2013.11
Import盤です。2013年11月29日、米国よりやって参りました。
英語字幕でもって、もう何回見たのか分からないくらい見ました。
国内版が発売されたら、購入しようかどうか、迷っています。
Import盤です。これも、何回も見直しています。
色々と、これまでの"STAR TREK"シリーズへのオマージュがちりばめられていて、ファンには、たまらない内容となっています。
これまでの"STAR TREK"シリーズと異なり、アクション主体でストーリー展開します。
予告編を見た限りにおいては、Enterprise号が地上に激突するかのような印象でしたが、あにはからんや、実は・・・という内容となっています。
2013
"Voyage to The Bottom of The Sea"
Import盤ですが、日本語字幕付です。
「原潜シービュー号」です。オールドファンにはこれだけで十分です。
ヴァン・アレン帯という言葉をこの映画で初めて知りました。
本当に燃え上がりはしないかと心配したものです。
Amazonn.co.jpで特価でしたので、つい購入してしまいました。
映画の内容は、言わずもがな、でしょう。
この映画は、LD化されるやいなや、購入した記憶があります。
一見すると、何が何やら、時系列がバラバラで並行して話が進んでいく。
しかも、同じ俳優が、役どころを変えて繰り返し登場する。
最後に物語が収束し、あぁそうか、と納得させられてしまう。
何度も見たくなる映画でした。でも上映時間が長くて、なかなか時間がとれなくて・・・。
有名なミュージカルの映画化。
いきなり、帆船の引き揚げシーンに圧倒されます。また、市民革命時のバリケードの巨大さ、乗っている人々の人数、等々。
見所シーン満載なのですが、映像も素晴らしく、またリアルで、なんと言っても有名曲のオンパレードなのですが・・・、途中で寝てしまいました(爆)。
巷で言われているような感動もいまひとつ・・・。どうして?
最初は、Import盤にて鑑賞していましたが、後で国内版を購入しました。
ロボットがボクシング(拳闘)界に進出し、人間同士の拳闘が行われなくなった近未来の話。
元ボクサーの、全てを失ったひとりの男とその子との、ひょんなことから手に入れたロボットを通じて、親子の絆を取り戻していく物語。
一世代前のロボットながら、元ボクサーに出会うことから、その格闘術を身に付けていく様子が楽しい。
圧巻は、最後のロボットチャンピオンとの拳闘シーン。まるで、ロボット版ロッキーのように、幾度となくノックダウンされても立ち上がるロボットに、思わず感情移入してしまいました。
キャプテン・アメリカ、アイアンマン 2から色々な伏線があったが、ここにアベンジャー達が集結。
ひとくせもふたくせもあるヒーロー達をまとめるのも容易でなく、また各ヒーローの描写が散漫になるところを、息もつかせぬアクションで強引に観客を引き込む、という映画(?)。
まぁ。あれだけ派手な戦闘を繰り広げておいて、アベンジャー達、そして仇敵のロキも(お約束通り)死亡フラグが立つこともなく・・・。さらに続編へと続く・・・みたいな(?)感じでした。
私のお気に入りは、ハルクかな。思う存分素手で暴れてくれました。そばにいる味方も容赦なく(笑)。
"Captain America The First Avenger"
アメリカの名前を冠したヒーロー。時代は、第2次世界大戦にまで遡り、虚弱な軍人として参戦するものの、軍の超人計画の最初の成功者となる。ただ、計画責任者である科学者の死亡により計画は中止、超人になったにもかかわらず、戦意高揚のためのドサ回り(戦時国債の売り込み)をさせられる。
そのときのコスチューム、および呼び名が、「キャプテン・アメリカ」。なんという皮肉。
仮面ライダーショーみたいなものかな。違うのは、本人が本当に超人・ヒーローであったこと。
この時代には、ヒーロー一人、盾ひとつで、戦うこともできたというお話。
Import盤のみ購入。