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ホームシアターでの3D対応

現在、家庭で3D映像を楽しめるメディアは、Blu-ray だけとなっています。2015年末にホームシアターにおいても3D映像が楽しめるように対応しました。

3D映像を楽しむためには

3D映像を家庭で楽しむためには、3D映像再生に対応したメディアと、その再生機器が必要となります。

blu_ray_3d_logoそしてメディアとしては、唯一 Blu-ray のみが対応しており、また3D対応した Blu-ray には、"Blu-ray 3D" ロゴが付与されています。

Blu-ray 3D: 2009年12月に発表された、3D映像をBDに収録するための、ハードウェアとソフトウェアの双方の規格である。Blu-ray Disc Associationにより策定された。規格としてH.264/MVC(マルチビュー符号化)を採用する。従来のサイド・バイ・サイド方式等との互換性がないため、Blu-ray 3D 方式に対応したプレーヤー/レコーダーが必要である。テレビ間とはフレームパッキング方式により伝送するのでその方式に対応した3D対応テレビ、さらに伝送帯域が従来より広がるため、HDMI1.4a以降対応(いわゆるHDMI 3D対応)のケーブルが必要になる。
- Wikipedia 2016.1.3 https://ja.wikipedia.org/wiki/Blu-ray_Disc#2009.E5.B9.B4

すなわち、3D対応した Blu-ray の再生には、その方式に対応したプレーヤー/レコーダーがまず必要であり、またその3D映像の伝送のために対応したHDMIケーブルが必要となります。さらにその3D映像を実際に映すための映像機器(TV/プロジェクター)が必要であり、さらにまた映しだされた映像を3Dで鑑賞するためには、専用のメガネ(いわゆる3Dメガネ)が必要となります。

「Blu-ray Disc™ の表示に関する運用基準 - 日本レコード協会」によりますと、Blu-rayディスクには、以下の注意文が付されることになっています。

blu_ray_caution_sample

「Blu-ray Disc™ の表示に関する運用基準 - 日本レコード協会」: http://www.riaj.or.jp/f/pdf/issue/ris/ris_bd2010.pdf

実際に私が、3D映像を楽しむために新たに用意した機器は、メディア(Blu-ray)、ケーブル以外には以下のものとなります。

pioneer_bdp_450"PIONEER BDP-450"

3D Blu-ray対応プレーヤーです。HDMI出力端子が2系統あり、同時出力が可能です。この端子があることがこのプレーヤー購入の決め手になりました。

sony_vpl-vw90es"SONY VPL-VW90ES"

3D映像投射が可能な液晶プロジェクターです。フルハイビジョン対応です。

sony_tdg_pj1"SONY TDG-PJ1"

いわゆる3Dメガネです。3D映像を楽しむためには、このメガネを装着することが必須となっています。また、プロジェクターに応じた専用の3Dメガネが必要となります。多人数で同時に3D映像を楽しむためには、人数分だけの3Dメガネが必要となります。

ratoc_rex_hdsp2a"RATOC REX-HDSP2A"

HDMI分配器です。HDMI入力を2つのHDMI出力に分配します。従来のBDレコーダーのHDMI出力をを液晶プロジェクターとAVアンプに供給するために使用しています。

映像機器の設置・結線

3D映像を楽しむために新たに購入した機器を(我がホームシアターでは)次のように接続しています。

hdmi_video_connect_design

1. "PIONEER BDP-450" の「HDMI1出力」を "SONY VPL-VW90ES" の「HDMI1入力」へ。
2. "PIONEER BDP-450" の「HDMI2出力」を "DENON AVC-3808A" の「HDMI2入力(HDP)」へ。
3. "SONY BDZ-X100" の「HDMI1出力」を "RATOC REX-HDSP2A" の「HDMI入力」へ。
4. "RATOC REX-HDSP2A" の「HDMI1出力」を "DENON AVC-3808A" の「HDMI1入力(DVD)」へ。
5. "RATOC REX-HDSP2A" の「HDMI2出力」を "SONY VPL-VW90ES" の「HDMI2入力」へ。
6. "DENON AVC-3808A" の「HDMI出力」を「HDMI → YPbPrコンバータ」を介して "TOSHIBA TDP-EW25" のビデオ入力へ。

以上のように結線することにより、3D映像を楽しむときは、"SONY VPL-VW90ES" の入力セレクトを「HDMI1」に "DENON AVC-3808A" の入力セレクトを「HDMI2(HDP)」にします。

bdp_450_hdmi_settingこのとき、"PIONEER BDP-450" の「HDMIモード」は、「セパレート」にしています。

何故このような面倒な接続・設定をしているのかといえば、各機器のHDMI規格対応Ver.が異なっているから、になります。
すなわち、3D対応とそうでない場合は、HDMIのVer.が異なっていると、3D映像再生そのものが拒否されるため、ということになります。
実際にこれまでの3D映像非対応の機器で、Blu-ray 3D を再生させようとしても、警告文が出て、再生することすらできませんでした。
逆に言えば、HDMI規格では、対応Ver.同士かどうかを監視し、そうでない場合は、再生できないということになります。
ただし、厳密に言えば、このような接続(Ver.が異なっている機器での3D再生)はイレギュラーですので、たとえ映像信号と音声信号をMAINとSUBに分けても、その接続先の HDMI Ver. が異なっていれば、その3D再生が保証されているわけではありません(残念ながら)。
なんとも窮屈で、柔軟性に欠ける規格ですね。Ver. が上がるたびに、その対応されたコンテンツを楽しもうとすると、映像再生機器から映像出力機器まで、更には音響機器まですべてを対応させないといけないなんて。
次に控えるその Ver. アップは、4K/8K対応ということになるのでしょうか。その際には、その伝送帯域の関係からケーブルまで新調しないといけないようですね。

hdmi-ver

実際に運用を始めてみますと、ときどき音声が出ない、という不具合が発生しています。プレーヤー側かAVセンターアンプ側かは不明ですが、やはりHDMI Ver. の違いからうまくネゴシエーションできない場合があるようです。プレーヤーの電源再投入とかで不具合解消されますが、面倒なことは間違いないですね。

 

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