書斎 － Books 2024
平積みになった本の中から最近読んだ小説の数々を、順不同にピックアップしていきます。それと感想をちょっぴり。
※ 簡単な感想を併記していますが、やっぱり表現が難しい。自分でも駄文だとは思いますが、仕方ないですよね。それにしても、ついさっき読み終わったばかりの本だというのに、内容の大半がはっきりと思い出せない･･･。どうしたものか･･･。
※ 一部ネタばれしていますので、未読の方は、ご注意ください。
※ 表紙絵の画像は全て所蔵する現物をスキャンして得ています（帯があるものはそのまま）。従いまして、このイメージの2次使用を禁止いたします。
※ 念のため、画像の解像度及びサイズは、"Thumbnail" 並に落としてあります。ネット通販サイトなどで見られる画像より「確実に」落としてあります。
[2014年] [2015年] [2016年] [2017年] [2018年] [2019年] [2020年] [2021年] [2022年] [2023年] [2024年]
2024.4
"Adventure of black cat 'NYANGO'" － 「黒猫ニャンゴの冒険 4 レア属性を引き当てたので、気ままな冒険者を目指します」
また読み返してしまいました。
つい先日（2024/1/9）読み終えたばかりと思っていたのですが、大概のストーリーが忘却の彼方で、読み返してみても新たな感動を得てしまいました（汗）。
また、ニャンゴの活躍が読めて楽しかったですね。
次巻では、オラシオとの再会、メリサ婆さんとの再会が描かれるのでしょうか。今から次巻が楽しみですね。
2024.1
"TEARMOON Empire Story" － 「ティアムーン帝国物語 ～断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー～」
「シリーズ累計170万部突破！（紙+電子）
保身上等！ 自己中最強！ 小心者の元(?)ポンコツ姫が前世の記憶を使って運命に抗う、一世一代の歴史改変ファンタジー！
10,000字超の書き下ろし新章＆巻末おまけ「ミーアの日記帳」収録！
崩壊したティアムーン帝国で、わがまま姫と蔑まれた皇女ミーアは処刑された――はずが、目覚めた彼女は12歳に逆戻り?? 第二の人生でギロチンを回避するため、帝政の建て直しを決意する。手始めに忠義に厚い下っ端メイドと、左遷されたが優秀な文官を味方につけ、失敗した過去をやり直す日々が始まった。けれど、ミーアの本音は『我が身の安全第一』。仇敵を遠ざけ、人脈作りに励むうちに、なぜか周囲の忖度で次々と奇跡が実現！ やがて、身勝手なはずの行動は大陸全土の未来を大きく変えていくのだった……。『こ、これぐらいわたくしにかかれば簡単ですわ！』保身上等！ 自己中最強！ 小心者の元（？）ポンコツ姫が前世の記憶を使って運命に抗う、一世一代の歴史改変ファンタジー！」
－ 2024.1.21 TOブックス「ティアムーン帝国物語」より
TVアニメ放映を受け、お試しとして第1巻、第2巻を購入していたのですが、アニメが中々楽しかったので、原作本を読んでみました。結果、とても楽しかったです。
何も知らずにわがまま放題に育った帝国皇女が、革命により地下牢に拘束され、ついには断頭台へ。
物語は、ヒロインが断頭台にて命が断たれるところから始まります。
過去へと戻ったミーアは、ギロチンを避けるため、色々と考え、行動に移します。それが、様々な影響を及ぼし、未来が改変（歴史改変）されていくのですが･･･。
ミーアが意図せず、周りが勝手に忖度して、帝国の叡智と祭り上げられることに。
そのようなチグハグ、ドタバタが楽しい。またミーアが、意外な展開を見せるシーンにドギマギすることも楽しい。
読み手の方も次の展開にわくわくしながら、さくさくと読み進めることができました。
続けて第2巻を読む予定です。
「剣と魔法と学歴社会 2 ～前世はガリ勉だった俺が、今世は風任せで自由に生きたい。～」
「アレン、探索者になる&遂に念願の魔法習得？
寮生活を始めたアレンに憧れる同輩たちがオンボロ寮に殺到！ さらに荒くれ者だらけの探索者に憧れて入ったギルドで、適当に舎弟風を吹かせていると、どんどん周囲の探索者にビビられるようになり……？」
－ 2024.1.18 KADOKAWA BOOKS「剣と魔法と学歴社会 2」より
この物語も面白くてサクサクと読めてしまいました。
アレンは、元々才能あふれる少年であったことが理解できますね。そこで、前世の記憶を取り戻し、性格も統合された結果、才能に努力が重なり、前世の知識もあって、ジーニアスと呼ばれるようになる実力を発揮していくことになります。
本人の思惑は別のところにあるのですが、周囲の勘違い、期待も重なり、物事があらぬ方向へ向かう様が楽しい。それに結果が伴うのですから、読んでいて飽きないですね。
今後もアレンの活躍に目が離せそうにありません。
「魔導具師ダリヤはうつむかない ～今日から自由な職人ライフ～ 9」
「炎龍や氷龍のウロコに月光蝶の結晶、希少素材でダリヤが作るものは!?
スカルファロット家武具部門と協力し、開発を重ねる女性魔導具師のダリヤ。
ダリヤは魔物討伐部隊相談役として認められ、彼女の叙爵が正式に決定する。
そんなある日、王城魔導具制作部を見学する機会に恵まれたダリヤは、制作部長、副部長同席のもと、月光蝶を使用した魔導ランタンへの付与を体験することに。
『美しい付与は、カルロに似たのだな』
父から受け継いだ技術、そして彼女自身の人柄で多くの人を引き付けていくダリヤを前に、ヴォルフは彼女を守りたいという気持ちを強めていくのだった。
そんな二人を見守る周囲は、ダリヤが叙爵前のお披露目で舞踏会に参加することを好機とばかりに、ヴォルフの背を押そうとあらゆる手を画策するが――!?
魔導具師ダリヤのものづくりストーリー、二人の気持ちが動きだす第九弾、開幕！」
－ 2024.1.15 MF BOOKS「魔導具師ダリヤはうつむかない 9」より
楽しくて、面白くて夜を徹して読んでしまいました。
今更ながら、この物語には悪人は登場しません。様々な困難に直面しますが、それは貴族社会の柵であったり、魔導具製作に纏わる課題・問題だったりするのです。
また基本的にはダリアの視点から、ストーリーが語られるのですが、ダリヤ以外の視点から、あるいは閑話という形で、ダリヤ以外の人たちのストーリーも語られて、物語の厚みが増すようになっているのです。
ダリヤとヴォルフとの恋愛未満な関係も微笑ましく、周りが色々と気遣う様子も楽しくほっこりとします。
次巻の発刊も待ち遠しく思います。もちろん、WEB 版も欠かさず読んでいるのですが。
「出遅れテイマーのその日暮らし 11」「新たな仲間は悪魔っ娘！？
新エリアに新モンス！ 大進展の最新刊！
波瀾万丈の夏イベントが終わり、ホームに帰っていつものように畑仕事をするユートとモンス。
すると夏イベントで進化したリックがユートになにやら猛アピールを始める。
どうやら畑で進化の際に取得した新スキル“樹呪術” が使えるとのこと。
早速、リックが新スキルをつかうとユートのウィンドウに、「悪魔召喚」という不穏な選択肢が現れ……。
－ 2024.1.12 GC NOVELS「出遅れテイマーのその日暮らし 11」より
「さすしろ」全開（！）。
新たな仲間（従魔）として悪魔っ娘に、オリーブトレントの特殊進化先の樹精を得たり、それはもう･･･（！）。
早耳猫のサブマスも毎回、ユートの爆弾情報に備えますが、まだまだ足りないようです。
それでもユートが自然体で接していることが素晴らしい。
浜風も知り合い認定されて、感涙にむせぶことになりますが、ユートは、あくまでも自然体です。
今回も、さすしろの尖った内容に満足でした。
次巻も読むのが楽しみですね。
"Adventure of black cat 'NYANGO'" － 「黒猫ニャンゴの冒険 4 レア属性を引き当てたので、気ままな冒険者を目指します」
「ニャンゴ、王都へ！？ 王女様の『巣立ちの儀』を阻む襲撃を阻止せよ！
飛竜討伐の偉業を成し遂げたニャンゴは、領主から王都で行われる巣立ちの儀への護衛を頼まれる。
今回は王女も参加する、威信をかけた国家事業。
経験を積むため、何より王都にいる親友オラシオに会うために参加を決めるも、その道中で謎の集団による襲撃を受けてしまう。
彼らの狙いもまた巣立ちの儀の様で――？
猫人の異世界冒険譚、第四弾！」
－ 2024.1.91 DRAGON NOVELS「黒猫ニャンゴの冒険 4」より
前回のワイバーン討伐の際に受けた足の負傷を癒やすところから物語は始まります。それから、チャリオットでのニャンゴの冒険者としての日常風景。
魔導具製作の職人たち（商会）とも仲良くなって、温風炬燵の製作を依頼したりしています。イラストの風景が微笑ましいですね。
そして、足の怪我も癒えた頃、あらすじにある王都への警護の依頼を受けるニャンゴ。
そこでもニャンゴの冒険、活躍が光ります。
楽しくサクサクと読み進めることができました。また、あとがきに著者からの指摘で初めて、表紙絵（イラスト）のニャンゴの姿に気付かされました。更にまた、そのシーンの描写は、感動的（！）でした。
次巻も読むのが（発刊されるのが）待ち遠しいですね。
"Regarding Reincarnated to Slime" － 「転生したらスライムだった件 21」
「リムル喪失でテンペストの魔物たちに動揺が走る中、迷宮を侵略せんとヴェガの魔の手が伸びる――。
リムル消滅の報により激震が走る魔国連邦。しかし以前とは違いリムル生存の確信を持つ幹部たちの姿に、すぐさま冷静を取り戻していった。リムルが帰還したときに国がなくなっていたでは笑えない。今は目の前の問題に対処するべきだ。そう考えるベニマルは、地下迷宮に侵入したディーノ率いる天使軍団に集中する。中でもヴェガの浸食スキルはやっかいな性能をもっていた。この難局に、二つの漆黒が敵の前に立ちふさがる。」
－ 2024.1.8 GC NOVELS「転生したらスライムだった件 21」より
"Regarding Reincarnated to Slime" － 「転生したらスライムだった件 20」
「シリーズ累計3000万部突破！最強転生ファンタジー最新刊いよいよ登場。
暴走と覚醒の最終章――
因縁の敵ミカエルを制したリムルであったが、各地では今もなお激戦が続いていた。
ミリム陣営と蟲型魔人（インセクター）の戦いもまた、両陣営入り乱れた混戦の様相を呈している。理不尽なほどに力を持つミリムが本気モードに移行し、勝敗の行方は決まったかのように思われたそのとき、戦場に氷雪の美女が現れ戦況を激変させる――。
その美女、世界に3体しか現存しない竜種の長姉 “ヴェルザード” が、圧倒的な力で場を制圧し、戦場を氷漬けにしてしまったのだ。
仲間を失い暴走を始めるミリム。
そしてミリムを止めるべく、リムルもまた戦場へと舞い戻るのだった。
大人気転生ファンタジー待望の最新刊、遂に登場！！」
－ 2024.1.8 GC NOVELS「転生したらスライムだった件 20」より